情報検索 ~情報活用リテラシー向上のために~ 情報検索の概念と 体系的な情報収集演習 1 達成目標 授業終了時の達成目標を設定する 目標1 検索課題をキーワードで表現できる 目標2 Web情報を利用できる 目標3 情報源の特性を理解し情報を利用できる 目標4 個人的達成目標の設定 2 目標1 検索課題をキーワードで表現できる • レベル1. – 思いついた1キーワードで検索を行うことがで きる • レベル2. – 適切な1キーワードを選び出しして検索を行う ことができる • レベル3. – and検索を意識した検索を行うことができる • レベル4. – and or notを使った検索を行うことができる 3 重要な概念 • データベース – Information retrieval – 情報検索の情報は原文 4 重要な概念 • 検索式 – AND – OR – NOT • キーワード • Google – 検索結果ページの右上にある歯車アイコン を クリックし、[検索オプション] をクリックする – http://www.google.com/advanced_search 5 目標2 Web情報を利用することができる • レベル1. – Web情報検索結果を知識を深めるために利 用できる • レベル2. – Web情報の検索結果を目的達成のために利 用できる • レベル3. – Web情報の信頼性を評価できる 6 重要な概念 • 書誌事項 – 著者 – 作成日 • 今の情報と過去の情報 • Googleの最終更新 – – – – 24時間以内 1週間以内 1か月以内 1年以内 • 遡及情報検索 7 目標3 情報源の特性を理解し情報を利用できる • レベル1. – 情報源(図書/雑誌記事/学術文献/Web/新聞) 別に情報の特徴を理解できる • レベル2. – 検索課題に適した情報源を選択できる • レベル3. – 情報源別にデータベースを利用できる • レベル4. – 検索結果を使って原文を入手できる 8 講義で使用する主な情報 – Web情報 – 図書情報 – 新聞記事情報 – 雑誌/専門雑誌記事情報(学術文献情 報) – 「日本語」と「英語」の情報 9 重要な概念 • 情報検索の準備 – 情報収集の目的 – 情報収集の目標 • 情報検索は情報収集の手段 10 4.個人的目標の設定 • 情報検索に関して十分理解できていない が理解したい内容 • 情報検索の授業終了時の達成目標レベル を記入する 11 レポートの提出 明日(18:00まで) ・情報検索環境 ・出席確認 • サンプルを 確認する • 同じ問題 ではない 12 システム • データベース – PostgreSQL • Web環境 – Apache+PHP • OS – Linux 13 準備するもの • 新聞記事 500文字以上の記事 – 教科書 本文2章1~2 参照 – レポートのサンプル参照 情報の利用 • 情報収集の目的 ① 知識を得る(自主的学習に必要) ② 目的を達成する ③ 新しい価値や概念を創造する • 情報利用に必要な態度 – 情報を基に自分で考える態度を身に付けること 15 評価 • 2回未提出でCになった人は1名のみ – A ,B,C – D ・E 180-170 40-30 • レポート作成 – 講義科目は90分 – 予習90分+復習90分が基本 16 予習 (教科書) 1.情報収集のための情報検索 • 次回までに読んでおいてください。 – – – – – – – – – 1-1知識を深めるための情報収集 1-2目的を達成するための情報収集 1-3 情報収集の意義 1-4 情報と情報検索 1-5 情報検索とデータベース 1-6 情報検索システム 1-7 情報検索と原文情報 1-8 書誌事項 1-9遡及情報検索 17 1章1~2 情報収集の目的 1. 知識を得る(知識を深める) – 知らないことを知る(自己学習に必要) – 他人と同じレベルで考えることができる 2. 目的を達成する – 目的に早く到達する – 情報を利用して問題を解決する 3. 新しい価値や概念を創造する – 情報を組み合わせて新しい価値を創造する • 情報を基に自分で考える態度が重要 18 1-1知識を深めるための情報収集 • 知識を深めるための情報収集の目的 • 1: 知らないことを知る – 他人と同じレベルで考えることができる – 不利益を受けない • 2: 知識構造を深め自分で考える – 偏りのない基礎知識を習得する – 自分の考えを持ち他人と対等に対話する • 3: 新しい概念や視点を創造する – 情報を組み合わせて新しい価値を創造する 19 1-2目的を達成するための情報収集 • 目的を達成するための情報収集の目的 – 目的は相手に勝つこと – 目的が明確なので情報を最も効果的に利用できる • • • • – 相手に対する働きかけが存在する 1: 戦争や戦いに勝利する 2: 競争に勝つ 3: 具体的な目的や目標を達成する 4: 個人の意志を実現する 20 1-2+ 新しい価値を創造するための 情報収集 情報を組み合わせて新しい価値を創造する – 情報を使って問題を明らかにし解決策を提案 する ↓ 今後求められる情報の利用方法 – 情報を使ってそれまでに存在しない価値(新し い学説や事実、新商品・新しいビジネス)を創 造する 1-3 情報収集の意義 目的・目標の明確化 22 スタートレベルの向上 23 情報収集の効果 • ①多くの必要な情報を収集し、多くの目的解決手 段を検討することにより、より正確な判断を行う • ②判断をして行動を起こす前に過去の事例や知 見などを収集し、スタートレベルを引き上げること により、目的に早く到達する • ③関連する情報を入手し、自己の知識に取り入 れ、自己の知識レベルを向上させる • ④参考となる最新データを得ることにより競争を 有利にする 1-4情報と情報検索 情報検索の英訳 意味 information retrieval 情報を検索(回収)すること。原 文(一次情報)の所在を明らか にし原文を入手すること。 information search 情報がどこにあるか探し出すこ と(探る、調べる、たどる) 25 1-5 情報検索とデータベース 26 1-6 情報検索システム • データベースは本来個々のデータベースファイル • 情報検索システムをデータベースと呼ぶことも多い • 単一の情報源からなる情報検索システム – 朝日新聞記事データベース – 雑誌記事索引など • 複数の情報源からなる情報検索システム – 100を超えるデータベースファイルを検索 – EBSCOhost,ProQuest,Dialogなど 27 情報検索システム • 検索エンジン – Gogool、Yahoo • 日経テレコン – 日経四紙 • 朝日DNA – 朝日新聞 • 日外Web – 雑誌記事索引 • NDL-OPAC 国立国会図書館蔵書検索 – 日本で発行された図書・雑誌記事 • ProQuest – 主要な世界の専門誌・学会誌 原文情報を含む 28 講義で使用する主な情報 – – – – Web情報 図書情報 新聞記事情報 雑誌/専門誌記事情報 – 「日本語」と「英語」の情報 29 1-7情報検索と原文情報 • 情報検索における情報とは原文(1次情報) – 著者が自ら作成したオリジナル情報 – 著作権法の著作物が代表的な情報 • 1次情報が必要な時 – 論文の論拠/新しい価値の創造 – 意思決定の判断材料 • Web情報には原文情報だけでない – 伝聞に基づいて作成された二次情報も多い 30 1-8書誌事項 • 検索対象とする書誌事項は原文情報の所 在と内容を表現する項目からなる。 書誌事項 内容 1 著者 情報発信者の氏名 2 所属 著者の所属 3 表題(内容情報) 情報や論文のタイトル 4 抄録(内容情報) 情報の概要、アブストラクツとも呼ばれる 5 出版年月日 情報が公開された年月日 6 雑誌名 論文が掲載された雑誌名 7 巻・号・ページ 論文が掲載された雑誌の巻・号・ページ 8 出版社 雑誌や図書の出版社 9 分類 情報のデータベース内の分類 31 情報の信頼性 • • • • • • 情報は人によって創られることから 信頼性の高い情報 ①情報発信者である著者名 ②著者の所属する団体などの固有名詞 ③情報の発信日時 ④出版社,新聞社のような情報発信責任 者が明示されている 32 1-9遡及情報検索 • 情報検索では過去30年程度の情報を検 索可能 • 特定の話題に関する一定期間の複数の記 事を時系列で並べることにより、過去から 現在に至るまでの変遷を理解できる – 現在の状況をより深く分析することが可能 • 過去に遡って情報収集を行う検索を遡及 情報検索と呼ぶ – 遡及情報検索では過去の情報も情報としての 価値を有している。 33 論理式(先週) • • • • 全問正解 114人 1問不正解 13人 同一問題複数不正解 7人 複数問題複数不正解 15人 入) 再提出 (裏面記 計149人 34
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