三菱商事 機械グループ・化学品グループ・生活産業グループ 機械グループ ○概要 「産業機械」「船舶」「防衛・宇宙」「自動車」の各領域において、幅広い 分野の機械取り扱っている。 ○戦略 機械の販売から金融、物流、さらには事業投資へとバリューチェーン の拡大を図り、既存事業の強化と、将来の基盤となる新たな事業の 創出に取り組んでいる。 2012年の状況 ・マイナス 船舶事業の低迷 中国の建設機械市場の縮小 ・プラス タイの洪水による影響の反動、円安によって自動車関連事業の業績 が上がった これから 円安による自動車関連事業の増益 タイにおける自動車需要減 船舶関連事業の改善 ー目標ー ☆自動車関連事業の拡大 自動車事業 2012年の状況 インドネシアの自動車需要が過去最高の112万台となった タイの自動車需要も過去最高の144万台となった 尖閣問題に端を発する関係悪化の続いた中国、債務問題が長期化し ている欧州で業績悪化 これから 円安による採算改善 タイ国内自動車需要の減少 重要!!!!!!! 現在の自動車市場の強化とあらたな市場の開拓 ロシア 三菱商事は三菱商事と共に在ロシア三菱自動車総販売代理店であ るRolf Import社の株式を取得 ロシアの自動車総需要はリーマンショック後の落ち込みから回復、 2012年の新車販売台数は過去最高の約290万台に到達した ロシア経済の成長に伴ってこれからも国内需要は伸びていくので、 ニーズに対応することで競争が激化するロシア市場に備える ミャンマー タイに匹敵する約6,200万人という人口を抱え、今後その経済発展が 進むと見込まれるとともに、成長著しいアジア・アセアン地域において、 自動車市場としても大きな市場の一つとなる潜在性を備えている ミャンマーでは中古車市場によって三菱の自動車が流通していたので 三菱自動車のちゃんとした事業基盤が存在していなかった →サポート体制を整えることで信頼性とブランドを構築してさらに三菱 の自動車を売るための基盤をつくる 化学品グループ ○概要 化学品グループでは、原料を扱う汎用化学品分野、合成樹脂や電子 材料などの製品を扱う機能化学品分野、そして、食品化学、医薬・農 薬などのライフサイエンス分野において事業を展開している。 ○戦略 川上から川下まで幅広い事業に関わり、各事業における物流、需要 に対する品揃え、新事業の開発の強化を目指している。 2012年の状況 世界経済の低迷 中国における大規模増設による過剰供給 石油化学原料の価格上昇と市況の低迷 →石化事業の低迷 不安定な原油価格情勢が不安定な市況を招いた これから ・中国での供給過剰他基本的な事業環境継続 ・アジアを中心とした需要拡大 ・米国におけるシェールガス革命に伴うシェール川下化学産業の拡大 ー目標ー ☆中国に頼らないアジアにおける事業拡大 ☆シェールガス・オイルの活用 マレーシア ポリブタジエンゴムのアジアにおける需要拡大に対応するために宇部 興産などの会社と共に合弁会社を設立 ポリブタジエンゴムとは主にタイヤ、靴、ゴム製品の原料に使われる ゴムで今後年率6~7%の需要拡大が見込まれている タイヤに関しては大手自動車メーカーを中心に生産力拡大を計画して いる トリニダート・トバコ(南米) 自動車燃料として使われるエタノール年100万トン、ジメチルエーテ ル年10万トンを三菱ガス、政府と共同で生産、販売する メタノールの世界需要は年間6000万トンで年率4%~5%の需要増が 見込まれる。生産されたエタノールは北米、南米に輸出予定 ジメチルエタノールは自動車、発電ディーゼル燃料代替として注目 エタノールなどの詳しいことは僕の知識では答えられないので、 かずちゃん(最強の漢)に聞いてください。 生活産業グループ ○概要 原料調達から消費市場に至るまでの幅広い領域で、食料品、衣料品、 紙・包装材、セメント・建材、医療材料などの商品を取り扱い、さまざま なサービスを提供している ○戦略 新興国の経済発展や人口の増加、バイオ燃料の需要増によって食料 資源の需給バランスが大きく変化しているので、バリューチェーンの川 上から川下の幅広い事業展開を活かして食料資源の調達、収益基盤 の強化、海外市場における積極的な事業展開 2012年の状況 前半:消費低迷、デフレと激しい価格競争 →厳しい状況が続いた 後半:消費者心理が好転 →状況の改善 これから ・円安進行による原材料コストの上昇 ・所得水準の上昇による消費市場の拡大 ー目標ー ☆効率化による競争力強化(国内) ☆需要取り込み(海外) 食料分野 2012年 中国の需要増、北米の干ばつ →大豆、とうもろこしの国際価格が史上最高値 →国内製造加工分野の収益を圧迫 これから 新興国の食料需要拡大 →穀物の需要増大 重要!!!!! グローバルな原料調達網の構築 KFC ブラジル 2012年に株式20%を保有していたブラジル穀物会社Los Grobo Ceagro do Brasil S.A.(セアグロ社)の株式を2013年6月、さらに60% 取得して子会社化 →ブラジル全土における調達が可能に →日本、中国を含むアジアへ売り込む!!!!
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