“MOTTAINAI”に密着 ~ちりも積もればエコとなる~ 中央大学 三浦俊彦ゼミ Dust Box プレゼンテーション概要 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. テーマ設定にあたって 現状分析 問題提起 ビジネスプランの提案 モデルケース 今後の展望 まとめ 食品ロスとは? ①食品が食用に提供された後に、 または食用に提供されずに廃棄されたも 例)食べ残し、製品廃棄etc… ②食品の製造加工または調理の過程において 副次的に得られた物品のうち、 食用に提供することができないもの 例)余分な皮や骨etc… こんな風景、目にしませんか? 例えば… 学校で 学食で出た調理くず、 食べ残しも、食品ロス アルバイト先で 売れ残りも、食品ロス 居酒屋で 枝豆の殻も、食品ロス これって もったいないですよね? 現在食品ロスは これだけ発生しています① 平成17年 国内総廃棄物に占める食品廃棄物の発生量 (「食品ロスの削減に向けた検討会報告」 食品廃棄物は 農林水産省大臣官房統計部農林水産省 2008年12月) 年間1695.4万トン!! 家庭から出るゴミの 約3割!! 一般廃棄物 産業廃棄物 5273万トン 国民一人当たり 42200万トン (家庭ごみ) 89% 年間で170kg以上 11% に及ぶ 食品廃棄物 1169.4万トン 4% その他 3577.6万トン 7% 企業における環境問題への取り組み状況 環境問題に対する企業の意識調査 (帝国データバンク 2008年6月) ※調査対象企業数21,070社、有効回答企業数10,396社 2008年01月 21.6 56.3 16.8 2007年01月 23.5 55.3 15.7 年 推 移 2006年01月 22.8 2005年01月 15 0% 52.8 44.5 積極的ではないが取り組 んでいる 取り組んでいない 15.4 分からない 26.7 50% 積極的に取り組んでいる 100% 現在食品ロスは これだけ発生しています② 食品廃棄物の発生量の推移 (「食品循環資源の再生利用等実態調査結果」 2009年3月) 1136.2 1135.8 1135.2 1134.3 1200 1000 800 600 廃棄物の発生量は ほぼ横ばい!! 4年間で ほとんど減少せず!! 400 200 0 食品廃棄物の発生量 0 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 データから浮かび上がる問題 環境に対する意識は向上しているのに、なぜ食品 廃棄物は減少しないのか? 原因 消費者および食品関連事業者の 食品ロスの実態についての認識不足。 食品ロス削減に向けての具体的目標および行動が 明確化されていない。 施策 リサイクルをきっかけに食品ロス削減の 啓発運動を展開します! リサイクル システムを 作りたい!! 身近なとこから 始めたいね!! でも 意識改革も しないと… 地域ぐるみで できないかな? 私たちは考えました!! 地域に根付いたリサイクルビジネスプランを 提案します コンセプト:ゴミ減らすと言うよりは、 ゴミを出さない社会への 意識形成!! ターゲット:次世代を担う若者層を基軸に 大学、行政、住民、企業等の 地域コミュニティを巻き込む!! 出演:大学、行政、リサイクル施設 演出:Dust Box 大学を選んだ理由 意識的側面 • 若者層の環境に対する意識改革 リサイクルシステムに • 地域の環境対策の拠点になり得る存在 興味はあるが、 前例もなく、 システムの構築には • ゴミ処理のために コストと時間が 膨大なコストがかかっている現状 かかる。 • 一定の種類、量のごみが排出される ※中央大学職員の言葉 機能的側面 • 環境をテーマにした実務的な授業の実施 行政を選んだ理由 •利益よりも環境 行政では 意識的側面 市民に対して ゴミ削減の啓発運を しているが 耳を傾けてくれない。 •社会的指導力がある ※日野市職員の言葉 •啓発活動には意欲的だが 機能的側面 地域とのコミュニケーションが不十分 Weの役割 意識的側面 • 意識改革の実現 • 「環境」をテーマにした 地域での大学生を主体とした事業機会設定 機能的側面 • 行政に対しリサイクルシステムの提案 • 大学から出た食品廃棄物の回収、 その処理委託 • 肥料販売 ちりも積もればエコタウン計画 行政 We→大学 学生が主体になる 活動の場を提供 大学→We 廃棄物の引き渡し ゴミの回収の 行政→大学 リサイクル 運搬費・人件費を含む We、行政の職員が 適切な分別を指導年間契約料 We→行政 企画への協賛 インターン等実践的な学習 リサイクルシステムの 場所を提供 提案 大学 We 大学→行政 行政→We 学生のアイデアの提供 販売 啓発活動の共同施策 話題性から (イベントの実施等) 地域の活性化、 知名度の向上を図る モデルケース~多摩地区を例に~ 日野市役所 東京都全域の大学にアンケートを実施し、 多摩地域の大学で回答のあった14校を想定した 日野市 取材協力:多摩地区内の大学14校 クリーンセンター 日野市クリーンセンター 日野市役所 多摩地区大学 We 14校 八王子市役所 販売 多摩地区の大学における 食品廃棄物の現状 一日当たりの食品廃棄物量 0~49㎏ 50~99㎏ 100~199㎏ 200~299㎏ 300~399㎏学校の規模によって 400~499㎏ 500㎏~ 排出量も大きく異なる!! 0% =処理コストにも差が!! 7% 7% 7% 7% 7% 65% アンケートから見る契約料の提案 大学によって 排出される食品廃棄物の量はまばらである。 それぞれの排出量に応じた 契約料を設定 大学の余分な廃棄コストを削減する。 Weが提案する学生の活動の場とは? 「環境」をテーマにイベントの 企画・運営 例)高幡不動尊での 「環境×歴史サミット」 「環境」をテーマにフリーペーパーの作成 例)多摩動物園での「環境×動物ノート」を配布 イベントなどを展開する狙いとは? 「環境」をテーマにした 地域での大学生を主体とした事業機会設定 →We、行政職員がアシスト →イベント内でエコの推奨 地域住民との交流から地域内にエコを啓発 CSR活動を売りにする企業に対し、 出展スペースを貸し出し(収入源の一つ) データが語るWeへのニーズ あなたは参加する機会があれば インターン・課外授業に 参加したいと思いますか? いいえ 32% はい 68% 都内学生300人に 聞きました!! Weが提案するプラン内で イベントの企画・運営に 参加したいと思いますか? いいえ 34% はい 66% 多摩地区大学 14校に 聞きました!! Weが提案するプランに 地域に還元されるのが魅力的 関心を持ち、 参加したいと思いましたか? 大学のPR活動にも利用したい いいえ 21% はい 79% 学校のコストが削減でき、 地域との交流も深まって 一石二鳥 今後の展望 多摩地区から東京都、関東、全国へ 例えば秋葉原なら・・・環境×エネルギー 例えば埼玉なら・・・環境×スポーツ 例えば沖縄なら・・・環境×海 今後の展望 意識付けをきっかっけに企業をも巻き込む 行政 企業 結果… ゴミ0の推進を リサイクル 全社会的な 取り組みにしよう!! We 販売 まとめ 既存:ものからものへのリサイクル Weが提案するのは のリサイクル!! ゴミ0はリサイクルだけではならず。 一番の近道、それすなわち意識改革なり!! 参考文献 WEB SITE 日経BP「マクドナルド食品廃棄物のリサイクルを都内50店舗に拡大」 http://nr.nikkeibp.co.jp/topics/20081104/ (2009年10月6日閲覧) 日経BP net「デイリーヤマザキ、期限切れ食品を肥料化しリサイクル」 http://www.nikkeibp.co.jp/news/eco08q3/582182/ (2009年10月6日閲覧) Biotechnology Japan 「ディスポーザーの普及が都市のバイオマスエネルギー利用を後押しすると山地東 大教授」 http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?id=20055086 (2009年10月6日閲覧) Biotechnology Japan 「生ゴミや鶏ふんも効率よくエネルギーに変換、広島県食品工業技術センターの 藪宏典副主任研究員が乾式メタン発酵法を紹介」 http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?id=20060744 (2009年10月6日閲覧) NIKKEI NET生ごみから堆肥作り、大規模な施設不要に 「楽しい株式会社」 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1S08008%2018092009&g=VB&d=20090923 (2009年10月6日閲覧) 国立環境研究所「エコライフガイド」 http://www.eic.or.jp/library/ecolife/ (2009年10月6日閲覧) souzouzone & Beacon Communication「食品ロス削減とCSR活動の調和」 http://www.secondharvestjapan.org/index.php/what_is_j (2009年10月6日閲覧) 参考文献 WEB SITE 船井総合研究所「食品リサイクル事業の成功モデル」 http://www.funaisoken.co.jp/site/column/column_1236572475_0.html (2009年10月6日閲覧) 農林水産省Web Site「食品ロスの削減に向けて」 http://www.maff.go.jp/j/soushoku/recycle/syoku_loss/index.html (2009年10月6日閲覧) 農林水産省Web Site「食品リサイクル法関連」 http://www.maff.go.jp/j/soushoku/recycle/syokuhin/index.html (2009年10月6日閲覧) 食品産業センターWeb Site「食品リサイクル法」 http://www.shokusan.or.jp/kankyo/shoku/index.html (2009年10月6日閲覧) 環境省Web Site「廃棄物・リサイクル対策」 http://www.env.go.jp/recycle/ (2009年10月6日閲覧) 関東農政局「生ゴミ完熟たい肥を製造」 http://www.maff.go.jp/kanto/kihon/kikaku/biomass/shimotumashi.html (2009年10月6日閲覧) 日本における食品ロスの有効活用とフードバンクの普及を目指して http://www.japanfs.org/ja/pages/028773.html (2009年10月6日閲覧) Eco-Land 日本の食品ロス 「日本の「食品ロス」」 http://recyclingnetwork.blog102.fc2.com/blog-entry-620.html (2009年10月6日閲覧) 参考文献 WEB SITE 農林水産省「食品ロス削減に向けて」 http://www.maff.go.jp/j/study/syoku_loss/01/pdf/data2.pdf (2009年10月6日閲覧) 社会実情データ図録「世帯における食品ロス」 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0325.html (2009年10月6日閲覧) 農林水産省「平成19年度食品ロス統計調査(世帯調査)結果の概要」 http://www.maff.go.jp/j/tokei/sokuhou/loss2007-setai/index.html (2009年10月6日閲覧) 平成18年版環境白書「人口減少時代の環境」 http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h18/html/kh0601010100.html (2009年10月6日閲覧) 食品ロス統計調査「食品ロス統計調査」 http://www3.ocn.ne.jp/~eiyou-km/newpage133.htm (2009年10月6日閲覧) 農林水産統計「平成18年食品ロス統計調査(外食産業調査)結果の概要」 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/loss2006/loss2006.pdf (2009年10月6日閲覧) 政府広報オンライン「もったいない!食品ロスを減らそう」 http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200906/4.html (2009年10月6日閲覧) 流通NEWS「農林水産省 食品ロスの削減に向けた検討会報告」 http://www.ryutsuu.biz/topix/a122823.html (2009年10月6日閲覧) 参考文献 WEB SITE 財団法人肥料経済研究所「肥料の農家購入価格情報」 http://www.hi-kei-ken.jp/hiryou/price/hiryou_1.html (2009年10月6日閲覧) 日本能率協合総合研究所「食品ロスを活かすフードバンク活動」 http://www.jmar.co.jp/eco/mdb/foodbank.html (2009年10月6日閲覧) 神奈川県環境農政部農業振興課 「生ごみの堆肥化と家畜ふん混合堆肥等その実例」 http://leio.lin.go.jp/tkj10/tokus102.html (2009年10月6日閲覧) NPOたい肥化協会「実証実験:生ごみ堆肥化によるレタス栽培」 http://www.taihika-kyokai.or.jp/houkoku1/index.htm (2009年10月6日閲覧) 農業協同組合新聞「食品ロス率横ばい単身世帯が高率」 http://www.jacom.or.jp/news/2008/09/news080904-2730.php (2009年10月6日閲覧) 第四節バイオマス利用と食品ロスのリサイクルの推進「バイオマスの総合利用」 http://www8.cao.go.jp/syokuiku/data/whitepaper/2009/book/html/sh05_4.html (2009年10月6日閲覧) 統計・書籍 木村俊範『食品のゼロエミッション』2003年、幸書房 関満博『「エコタウンが地域ブランドになる時代』2009年、新評論 岩田進午他『これでわかる生ごみ堆肥化Q&A』2002年、合同出版 農林水産省大臣官房統計部編(平成21年3月31日公表) 「食品循環資源の再生利用等実態調査結果の概要」 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/zyunkan-saisei2008/zyunkan-saisei2 農林水産省大臣官房統計部編(平成19年11月20日公表) 「食品循環資源の再生利用等実態調査結果の概要」 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/zyunkan-saisei2007/zyunkan-saisei2007.xls 帝国データバンク(2008年6月集計、2008年7月11日掲載) http://column.onbiz.yahoo.co.jp/ny?c=ma_l&a=010-1215133964
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