オリエンテーション

平成27(2015)年度
資本市場論
オリエンテーション
三隅隆司
講義概要
資本市場の機能およびそこで決定される資産価格の
決定に関する理論的枠組みおよび実証的証拠の解説.
2つの視点
 ポートフォリオ・マネジメントの視点
• 資金運用者の視点
• 保有資金を運用するにあたって,どの資産に
どれだけの金額(比率)を配分するか?
 企業価値評価の視点
• 資金調達者の視点
• 必要資金を,どのような手段(証券発行)に
よって,どれだけの金額 調達するか?
両者の思惑・行動
の相互作用に
よって,資産価格
が決定される.
ファイナンスの一分野としての資本市場論 (1)
ファイナンス(Finance)
- 企業金融論(Corporate Finance)
- 企業の財務的意思決定の原理を考察
資金調達、投資、配当
- 企業金融論の基礎理論
モジリアーニ・ミラー理論(MM理論)
- 資産評価論(Asset Pricing)
- 資産価格(収益率)の決定原理を考察
株式、債券(国債、社債 etc.)、デリバティブ(先物、オプション
etc.)土地、設備投資プロジェクト
- 資産評価論の基礎理論(概念)
市場の効率性 (Market Efficienty)
ファイナンスの一分野としての資本市場論 (2)
資本市場論
資産評価論
資金調達
の決定
資金運用
の決定
資本市場
・ 資産価格の決定
・ 情報の伝達
企業価値の決定
運用成果の評価
企業金融論
ポートフォリオ・マネジメント
講義の概要 (1)
(1) 不確実性下の意思決定
(2) ポートフォリオ理論の基礎
 期待効用原理
 平均 – 分散分析
 危険回避
 効率的ポートフォリオ
 確率的優位
 最適ポートフォリオ
 分離定理
(3) 資産評価モデル
(4) 効率的市場仮説とアノマリー
 資本資産評価モデル (CAPM)
 効率的市場仮説
 市場モデル
 資産評価モデルとアノマリー
 マルチ・ファクター・モデルとAPT
 行動ファイナンス
講義の概要 (2)
(5)債券分析
 債券投資の収益率
 金利の期間構造
 債券投資のリスク
(7) ポートフォリオ・マネジメント
 アセット・アロケーション
 パフォーマンス評価
(6) デリバティブ分析
 先物
 オプション
 スワップ
講義スケジュール(三隅担当期間)
日
程
内
容
日
程
内
容
9月28日
オリエンテーション
10月29日
10月1日
投資家の選好 (1)
11月5日
ファクターモデルとAPT (1)
10月5日
投資家の選好 (2)
11月9日
ファクターモデルとAPT (2)
10月8日
投資家の選好 (3)
11月12日
ファクターモデルとAPT (3)
10月12日
最適ポートフォリオ (1)
11月16日
効率的市場仮説 (1)
10月15日
最適ポートフォリオ (2)
11月19日
効率的市場仮説 (2)
10月19日
最適ポートフォリオ (3)
11月23日
行動ファイナンス (1)
10月22日
CAPM (1)
11月26日
行動ファイナンス (1)
10月26日
CAPM (2)
11月30日
中間試験
CAPM (3)
テキスト・参考文献 (1)
テキストは使用しない。
参考文献:
本講義に関連する証券投資のテキストとしては、以下のようなものがある。
初級編:
(1) 釜江廣志(編著) 『入門証券市場論』(新版) 有斐閣 2000年
中級編
(2)ツヴィ・ボディー,アレックス・ケイン,アラン・J・マーカス (平木多賀人 他 訳)
『インベストメント』 (上)(下) マグロウヒル 2010年
(3) 小林孝雄・芹田敏夫 『新・証券投資論 I.理論篇』 東洋経済新報社 2009年
(4) 伊藤敬介・荻島誠治・諏訪部貴嗣 『新・証券投資論 II.実務編』 東洋経済
新報社 2009年
上級編
(5) 池田昌幸 『金融経済学の基礎』 朝倉書店 2000年
(6) Chi-fu Huang and Robert H. Litzenberger, 1987, Foundations for Financial
Economics, North-Holland.
テキスト・参考文献 (2)
証券投資分析に必要な数学の自習書としては、以下のようなものがある。
(7) 金子誠一 『証券アナリストのための数学再入門』 ときわ総合サービス 2004年
本講義に関連した問題については,証券アナリスト試験用の問題集がある.
日本経済新聞には毎日目を通すこと。
- 「経済」,「投資・財務」,「マーケット総合」の各面は必須.
- 日経平均,円ドルレートは,毎日チェックすること.
- わからなくてもよいから、とにかく毎日読むこと。
- 「継続は力なり」は,ここでも正しい.
- 講義資料はmanabaを通じて配布.
-パスワードは,capmkt_36
成績評価の方法

原則として、中間試験・期末試験の結果にもとづいて
評価する.
- 試験についての詳細は,後日連絡します。
宿題あるいはレポートを課した場合、その提出の有無
および内容を評価の対象とする.


小テストを行った場合、その提出の有無および内容を
評価の参考とする。
講義の前提 : 予備知識
本講義は、商学部・金融講座の発展科目

概論・基礎レベルのミクロ経済学・マクロ経済学・金融論・統計
学に関する知識は前提としている。
 原則として,講義の中で詳しい説明を行うことはしない。
- 「現在価値」、「裁定」、「選好」、「機会費用」といった概念.
- MM理論、効率的市場仮説 の大まかな内容.
- 消費者の効用最大化問題 (「価格比=限界代替率」の意味がわかる).
- 期待値,分散,標準偏差,相関係数.

数学・計量経済学についてもある程度の知識は必要.
 必要に応じて,簡単な説明を行う。