効率的市場、ランダム ウォークバブル 効率的市場仮説① 金融市場は非常に効率的だといわれて仮説 全ての金融商品の価格 全ての情報を正確に反映している 効率的市場仮説② 効率的市場仮説によると株価は ランダムウォークをたどる 効率的市場仮説③ 効率的市場仮説・ランダムウォーク理論 金融・経済分野の研究の中で株式市場の データを用いた多くの検証の対象 効率的市場仮説④ なぜ効率的市場仮説が支持されるのか。 株式市場は安く買って高く売り、 大きな利益を得るのは難しい さらに利益を上げようとすると スマート・マネー と競合しなければならない 効率的市場仮説⑤ 「安く買って高く売る」というスマート・マネ-の努力 資産価格を本当の値段に近づけていく しかしスマートマネーが価格水準誤りを 解消する根拠はない 効率的市場仮説は変動を予測できない スマート・マネー 効率的市場仮説では能力の差は関係ない →株価に識者の理解を織り込んでいる →努力、知性は投資には関係ない 仮にスマート・マネーが市場を支配しているとすると →過去に収益性の高い取引が行われている →スマート・マネーが新しく誕生 株価水準の誤り 一般的に効率的市場仮説は信頼されている 全うな価格設定がなされているのか。 cf:インターネット関連銘柄 ポテンシャルに過大評価 イートイとトイザラス イートイ 新規株式公募時(99 年) 株式時価総額80億ドル 売上高3000万ドル 損益2860万ドル赤字 トイザラス 株式時価総額60億ドル 売上高112億ドル 損益3億7600万ドル黒 字 株価水準の誤りに対する反論 ジェレミー・シーゲル 長期的に見ると理にかなっている →「ニフティ50」(70年代前半の人気銘柄) これらの銘柄は73年~74年に大暴落 96年まで保有しておくと得!!! 株価水準の誤りに対する反論 ピーター・ガーバー ☆チューリップ・バブル(最も有名なバブル) →球根1つで建設用地12エーカー購入可 →最大20倍の値上がり これもまた不合理ではない Why??? →チューリップの球根の色の希少性 チューリップ・バブル チューリップの球根の色がポイント →希少価値の高い色の球根が高価格 人間は希少なものに価値をつける →例:美術品のコレクション ニフティ50からの例 ポラロイド社(ポラロイドカメラ発明) ポラロイドカメラ発明が70年代当時は斬新 →市場は過大評価(株価収益率98.4) (インターネット関連銘柄のようなもの) 株価水準の誤りを示す証拠 市場からの過大評価が株価水準の誤り 株価は一種の中央値に回帰する →「バリュー投資」:過小評価株を買い集める つまり、過大評価から手を引く 企業収益の変化と株価の変化 市場が効率的 →株価はほぼ企業収益の推移をたどる →つまり、投資家の行動には左右されない 企業収益と株価の変化 過去3回の米国株式市場の強気市場 ①20年~29年企業収益激増→株価上昇 ②50年~59年収益と株価の連動は見られない ③82年~99年株価は着実に伸びている→収益の伸び は見られない 配当の変化と株価の変化 実質株価と実質配当 関連が強いのではないか??? →ロバート・バースキーとブラッド・デロング 関連は強くない!!! →投機的行動で株価変動が起こると考えるか ら 配当の変化と株価の変化 筆者の意見 株価の変動は配当の 変化と密に連動しな い! 株価は54%下落 実質配当は6%しか 下落していない!! 配当の変化と株価の変化 このような連動が見られる場合もある →不合理な要因に配当が反応 →株価と配当が流行や熱狂の影響を受ける 過剰な不安定さと全体像 効率的市場仮説 →1月効果、小型株効果、曜日効果がアノーマ リ →アノーマリの影響力が小さくこれが市場の本 質ではないことを示せばいい!! 過剰な不安定さと全体像 シラー 株価変動が配当という点から正当化できれば →効率的市場では配当が激変しない 株価も激変しない 過剰な不安定さと全体像 実際の株価は配当の現在価値を予測するよ うな傾向を見せない。 1929年から1932年の間に発生した株価暴落 →配当はそこまで下がらない なぜか??→途方もない誤り 過剰な不安定さと全体像 シラー 効率的市場仮説に沿って考えると株価変動が 激しすぎる! この仮説が正しいならば景気によって株価に影 響は事実上与えないだろう →株価変動は長期的な配当の見通しに関する 情報に順ずる 米国の株式市場の歴史を見てもこのような変 動はない!! 配当は成長路線とともに推移していく。 株価と配当のバランス 急激な株価上昇 →データと効率的市場的仮説をうまく調和させるものが 必要 だが、配当の推移に急激な上昇が生じることが必要 株式市場の急激な上昇が情報への対応というならば
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