集団の意思決定

輪読第6章
Tuna
ちょび
今回の輪読テーマ
★個人の意思決定
+
★集団の意思決定
集団での意思決定の難しさ、
グループシンクに陥る危険性
輪読当日課題
★今日はゲームをします
このゲームの目的は、話し合いながらみんなが
納得するグループのシンボルマークを作ること
です。シンボルマークは4つの記号で作って
ください。ただし個人の持っているシンボルマーク
(5つ)を活かして作成してください。
チーム分け
チームA
★シーソー
ピクルス
きりん
わいん
Pooh
チェン
チームK
★ 100%
鈴
にんにん
車輪
アルト
タケシ
チームB
★帝国
バーガー
りんご
タコス
先生
決定のための条件
★個人得点とグループ得点があります。
自己の記号が採用された場合は2点
類似の記号(大、小の差)が採用
された場合は1点。
★全員の合計得点がチームの得点です。
★ *がついている記号は
ボーナスとして1点が与えられます。
ただしこれはチームの得点に加算されません。
ゲームの目的
1、全員の合計点が最大になり、しかも出来る
限り全員が平均して個人得点がとれるような
4つの記号のシンボルマークを作ってください。
早くできたチームには
★ボーナス特典
が与えられます。
!!!注意点!!!
★記号をお互い見せ合ってはいけません。
口頭のみで情報交換をしてください。
★リーダーのみメモを用いることができます。
★その代わりリーダーにはカードがありません。
うまくチームを指示、誘導し、
点数の高いシンボルマークを
作ってください(`・ω・´)♥
制限時間は15分です、では始めてください!
集計タイム
何点になりましたか(*^ω^)ノ?
振り返りシートを記入してください
★自分たちのワークを振り返り、
チェックシートを記入してください
グループで共有し、
「今後集団で
意思決定する
際に留意すべき点」
を2、3点あげてください。
時間は10分です、始めてください!
このワークの狙いとまとめ
集団での
意思決定の難しさ
グループシンクに陥っていないか
グループシンクとは?
もっといい意思決定ができたはずなのに
★グループで意思決定を行うことで、
結果として★間違った方向へ行ってしまう事
こんなはずでは
なかったのに…
グループシンクとは?
★例
ほかのチームのほうが点数がよかった…
もっといいマークを自分は知っていた…
★原因
リーダーの意見が絶対、多数決に逆えない
雰囲気、いい意見があっても言えないような
雰囲気、時間的プレッシャー、一度否定された
選択肢が再検討されない
原発事故の事例
原発事故について
2011年3月11日
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)によって、運
転中の東京電力福島第一原子力発電所の電源が流
されたことを発端とする、水素爆発などの事故が起こ
り、大量の放射性物質が
環境中に放出された
水素爆発で外壁が
壊れた1号機と2号機
この事故が起こっていた現場において
グループ・シンク(集団浅慮)
が起きていたと考えられる
・集団の凝集性が高い
⇒・特定の価値観に縛られている
経済産業省原子力安全・保安院と東京電力な
どが参加した平成18年の勉強会で、福島第1
原発が14メートルの津波に襲われた場合、電
源喪失する可能性があるとの文書をまとめてい
た
・リーダーの価値観に偏りがある場合
⇒リーダーの影響力が強ければ強いほどグループ
シンクに陥りやすい
2011年度
2012年度
勝俣恒久会長(当時)は13日夜、
水素爆発の懸念を巡り
「それは確率的には非常に少ないと思うよ」
「国民を騒がせるのがいいかどうかの判断だけ
ど。社長会見で聞かれたらそれは否定するよ」
と発言していた。
http://www.nikkei.com/news/special/article/?ng=DGXNASDG0904P_Q2A810
C1CR8001&uah=DF080620128017
・外部からの孤立
・時間的プレッシャー
放射能の心配から外部から隔離され、また、い
つ炉心誘拐するのかという時間的に追い込ま
れている状況下であったことは容易に想像でき
る。
・集団の凝集性が高い
・リーダーの価値観に偏りがある
・外部からの孤立
・時間的プレッシャー
その結果…
• 「海水を入れるのはもったいない」
海水注入は始まったが原子炉水位が低下、15
日午前の格納容器損傷につながった。
事故当時のテレビ会議の映像
http://www.youtube.com/wa
tch?v=_ziPGIu2Ygw&feature=
related
グループシンクを避けるために
♡決定に対し勝ち負けを意識しすぎない
♥対立の回避や、簡単な妥協をしない
♡自分の考えを強引に正当化しない
♥すぐに多数決をとらない
♡意見の相違は当たり前と考え、
相違点の明確化をはかる
♥全員が対等な話し合いをする