食物自給率の向上 無駄のない社会を目指して

農業クレジットカードの提案
食物自給率の向上
無駄のない社会を目指して
問題点
 自給率はカロリーベースで40%、生産額ベースで66%





(H19年度・農林水産省)
農業就業人口299万人のうち60%は65歳以上
田面積は252万ha、作付面積は162万ha(生産調整)
米は余るほどの生産力、穀物はほぼ輸入
米の高価な価格調整
農業への新規参入の難しさ
農産物クレジットカード会社の設立
 独立行政法人農業金融事業センター(仮称)の創設
 クレジットカード業務を行う
 加盟店は国産農産物を扱うスーパー、デパート、飲食店
を対象とする
 通常のクレジットカードと同じく、加盟店からは加盟店手
数料を徴収、利用者からは分割払い手数料を徴収し、運
営資金とする
運営システム
加盟
店
企業
機関
農業金
融事業
センター
農家
消費
者
運営システム
 加盟店料、分割払い手数料などの収益は、農業技術研
究を行っている企業や機関への投資、生産農家の所得
補助へ充てる
 消費者には、利用額に応じポイントを付与し、そのポイン
トで農産物と交換できたり、農業体験ツアーに参加でき
たりする(農業教育の促進)
 加盟店は日本農業促進協力店として社会貢献をアピー
ルできるほか、農業技術研究投資にて収益が上がった
場合、その利益の一部を受け取ることができる(擬似株
制度)
運営上の問題点
 スーパーなどの買い物中心で果たしてクレジット利用が
多くあるか、あったとしても手数料収入がある分割払いが
あるか
 加盟店の立場から見て、加盟店になるメリットが少ない
 以上の二点から収益性が低い
 生産農家への所得の再分配が目的だが、クレジットカー
ドを介す必要性に疑問点が残る
 ポイントカード、小口投資、電子マネーの可能性?