サービス消費の3ステージ・モデル 購入前ステージ その2 1 サービス消費の3ステージ・モデル 購入前ステージ 接遇ステージ 購入後ステージ 2 購入前の評価は困難 • 物的製品 – そもそも評価が容易 – 評価を間違えても返品・再購入で解決 • サービス財 – 有形要素が少ない場合評価が困難 – 探索属性・経験属性・信頼属性で対処 3 期待するベネフィットを提供しない場合 知覚リスク 4 知覚リスクの種類 機能面 サービスパフォーマンスに関するリスク 金銭面 無駄な出費や予想外の出費に関するリスク 時間面 待ち時間や遅れの影響に関するリスク 身体面 けがや持ち物の破損に関するリスク 心理面 恐怖や感情に関するリスク 社会面 他人の考えや反応に関するリスク 感覚面 五感に対する不快な刺激に関するリスク 5 機能面の知覚リスク • 事前に想定したパフォーマンスが提供ないこ とへの不安 – 研修により必要とする技能が身につくか? – どこでも使えるのか? • プリペイドカード • デビットカード • クレジットカード – クリーニングで汚れが落ちるか? • サービスパフォーマンスに関するリスク 6 金銭面の知覚リスク • 金銭的な対価が事前に想定されているもの で収まるかどうかに対する不安 – オプションなどにより予想外の出費を迫られない か? – 当初の見積もりよりも高額にならないか? • 無駄な出費や予想外のコストに関するリスク 7 時間面の知覚リスク • サービス提供以外にかかる時間やサービス 提供の遅れによる想定時間を超過することに 対する不安 – サービスを受けるための待ち時間 – サービス提供プロセスの遅延 • 待ち時間や遅れの影響に関するリスク 8 身体面の知覚リスク • 身体や持ち物の安全への不安 – 肉体的・物理的な損害を被らないか? – 怪我・病気をしないか – 持ち物が破損しないか – 持ち物を紛失しないか • けがや持ち物の破損に関するリスク 9 心理面の知覚リスク • 恐怖や不安、不快などを感じることへの不安 – スタッフの対応は怖くないか? – 飛行機は墜落しないのか? – コンサルタントに対する不快感 • 恐怖や感情に関するリスク 10 社会面の知覚リスク • 他人の評価に関する不安 – 安価なサービスを購入していることへの評価 – 客としてふさわしいか • 他人の考えや反応に関するリスク 11 感覚面の知覚リスク • 五感で判断できることが適切に提供されるか どうかの不安 – 見晴し – 設備の快適さ – 騒音 – 異臭 – 食事・飲み物の味 • 五感に対する不快な刺激に関するリスク 12 顧客の知覚リスクへの対応 • 信頼できる人物からの意見 • 評判の良いサービスの選択 • 保証や担保の要求 • 事前にサービス施設の訪問とサービスの内 容を観察 • 知識の豊富な従業員による競合サービスに 対する意見 13 提供側の知覚リスク軽減策 • • • • • • サービスの成果に関する保障の提示 返金保証・再サービス保証 サービス内容の事前説明 サービス施設への事前訪問 分かりやすい作業手順の策定 オンラインによる情報提供 14 期待と成果により品質は評価される 顧客期待の理解 15 顧客期待の種類 • 理想サービス・レベル – 顧客が「是非こうあって欲しい」と感じるレベル – 提供企業が提供可能であり、提供されるべきと考 えるレベル • 予測サービス・レベル – 現実にサービス企業に期待するレベル • 限界サービス・レベル – 不満を感じることなく受け入れられる最低水準レ ベル 16 許容範囲 • サービス・スタッフが常に一定水準のサービ スを提供できるわけではない • 同じスタッフでも、状況によってサービス水準 は変動する • この変動が受け入れられる範囲 – 成果が低すぎると不満 – 成果が高いと歓喜・感動 • 顧客が成果を気にしない範囲 17 許容範囲の幅に影響する要因 • • • • 市場競争 価格 サービス特性の重要性 個人差 18 顧客の期待に影響する要因 個人の ニーズ 理想サービス 可能性へ の確信 許容範囲 予想サービス 代替可能 性 限界サービス 状況 19
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