8-1高齢者施設における救急医療について [その他のファイル

高齢者施設における救急
医療の課題について
大阪府健康医療部保健医療室
医療対策課救急・災害医療グループ
1.
高齢者施設における救急搬送件数は下記グラフ(東京消防庁)のとおり
年々増加傾向にあります。(平成22年と平成25年の搬送増加率は全搬
全体の増加率より急激に増えている
送では6%であるが、高齢者施設からの搬送では27%の増加率となっ
ている。)
2.
高齢者施設における救急隊の平均活動時間は、全体の平均活動時間と
現場滞在時間の増加
比較すると長く、かつ、年々延伸しています。
なぜ?件数が増え、現場滞
在時間が増えているの?
件数、現場滞在時間増加の問題点
• 高齢者が増加し、施設が増加している。
• 普段のADLが悪いため、入院の可能性が高く、入院とな
ると期間がながくなるため長期間ベットが埋まってしまう。
• 医療機関との連携体制があまりとれていない。
• 付添いの必要な場合が多いため、医療機関の受け入れ
態勢が困難となる。
• 家族と連携があまり取れておらず、治療方針等が決まっ
ていない。
• 入所者の情報が管理されていない。
1. 職員への教育
2. 医療機関との連携
3. 消防機関との連携
4. 家族との連携
1.職員への教育
• 施設内で事故防止に努める。
転倒、転落、誤嚥、誤飲など…
骨折、頭部外傷、窒息、誤嚥性肺炎。。。。
• 入所者の情報を管理し共有する。
入所者の情報が更新されていない。
(かかりつけ、処方箋など)
職員が情報の保管場所がわからない。
(特に夜間)
• 救急要請の必要性(緊急度判断)
2.医療機関との連携
協力医療機関との連携を図る
• 普段から密に連絡ができる体制で「顔の見え
る関係」の構築。
• 必要なときに医師からの指示を受けたり、必要
により受け入れて貰ったりする関係を確保して
おく。
3.消防機関(救急隊)との連携
• 救急隊が必要とする情報の把握
(既往歴、処方箋など)
• 入所者情報のスムーズな伝達方法
(専用のシート作成)
• 救急車の適正利用についての勉強会
4.家族との連携
• 緊急時の連絡体制の確保
例えば、連絡先が一人で、連絡しても繋がらないときの
ためにも、二人以上の連絡先を事前に決めておくことな
ど。
• 緊急時の医療処置の把握
医療方針について、事前に家族との話し合いを行い、
対応についての理解を深めておくことが必要です。
まとめ
• 職員への教育の実施
(勉強会、研修会等)
• 医療機関との連携
(連絡体制の確保、受入態勢の確保)
• 情報管理のためのシートの作成
(職員への保存場所の共有)
• 家族との連携
(連絡先の確保、延命治療、看取りの把握)
救急車を呼ぶべきなのか迷った際
どこの医療機関なら受診可能なのかわ
からない場合は下記へ…