泌尿器科専門研修プログラム 申請の実際 専門医制度審議会委員長 原 勲 申請のスケジュール • 2015/11/18(東京)および2015/12/9(大阪)で専門研修プ ログラム作成の説明会を開催 • 2015/12/10〜2016/2/10に申請の受付 • 泌尿器科学会気付「日本専門医機構領域研修委員会」宛 てに提出 • 領域研修委員会(小川良雄委員長)で一次審査を行い、 専門研修プログラム研修施設評価・認定部門(舛森 直哉 委員)で二次審査を行う。日本専門医機構が認定する。 • 専攻医募集公布は2016年6月開始予定 • 2016年9月頃2017年3月にかけて採用試験を複数回実施 する。 • 2017年4月1日から専門研修プログラムに則った研修を開 始する。 専門研修プログラム申請に必要な書類 • ①泌尿器科専門研修プログラム申請書A(EXCEL) • ②泌尿器科専門研修プログラム申請書B(EXCEL) – 連携施設一つに対し一つのファイルを作成 • ③別紙 基幹および連携施設 診療実績(EXCEL) – 基幹および連携一つの施設に対し一つのシートを作成 • ④別紙 施設群 診療実績(EXCEL) • ⑤添付 専門研修プログラム冊子(WORD) 作成上の注意点 • EXCELファイルのフォーム、記載項目等の変更は行わない。 • 下記以外のファイル名およびシート名の変更はしない。 • ②泌尿器科専門研修プログラム申請書B(連携施設概要)に ついては、連携施設ごとにファイルを作成し、ファイル名を 『泌尿器科専門研修プログラム申請書B(連携施設概要) (○○病院)』とする。 • ③別紙 基幹および連携施設 診療実績のうち連携施設に ついては、シート名を『○○病院』としてください。 • EXCELファイル内で数字に○を付す場合は、数字を変換さ せて○囲みの数字(①②③・・・)とするか、「まるすうじ」と入 力して変換候補の○囲みの数字(①②③・・・)を選択してくだ さい。□にレを入れる場合は「ちぇっく」と入力して変換候補 の☑を選択してください。 申請方法 • 日本泌尿器科学会ウェブサイトより申請書フォームを ダウンロードし、メール添付にて一般社団法人日本泌 尿器科学会 気付「日本専門医機構 専門研修プログ ラム研修施設評価・認定部門 泌尿器科領域研修委 員会宛」に送信する。 • ウェブサイト https://www.urol.or.jp/specialist/system/about_new.h tml • 送信先メールアドレス [email protected] • ※送信時の件名を「【申請】研修プログラム」としてくだ さい。 • ※アドレスを間違えないようにご注意ください。 専門研修プログラム申請に必要な書類 • ①泌尿器科専門研修プログラム申請書A(EXCEL) • ②泌尿器科専門研修プログラム申請書B(EXCEL) – 連携施設一つに対し一つのファイルを作成 • ③別紙 基幹および連携施設 診療実績(EXCEL) – 基幹および連携一つの施設に対し一つのシートを作成 • ④別紙 施設群 診療実績(EXCEL) • ⑤添付 専門研修プログラム冊子(WORD) 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 臨床研修病院申請 書類と同じなので 事務に問い合わせ るとすぐに作ってく れる。 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 医療機関コードで 検索すれば検索 ツールが見つかる 指導担当分野は 泌尿器科では記 載の必要なし 専門研修プログラム申請書A • 表紙 • 申請書1:基幹施設の名 称、所在地 • 申請書2:基幹施設の概 要 • 申請書3:診療実績(詳細 は別紙に記載) • 申請書4:専門研修プロ グラム冊子の表紙 • 申請書5:専門件数プロ グラム チェックシート • 別紙1:プログラム管理委 員会名簿 • 別紙2:施設群の一覧 • 別紙3:統括責任者の履 歴書 • 別紙4:専門研修指導名 簿 • 別紙5:専攻医募集定員 計算シート 専門研修プログラム申請に必要な書類 • ①泌尿器科専門研修プログラム申請書A(EXCEL) • ②泌尿器科専門研修プログラム申請書B(EXCEL) – 連携施設一つに対し一つのファイルを作成 • ③別紙 基幹および連携施設 診療実績(EXCEL) – 基幹および連携一つの施設に対し一つのシートを作成 • ④別紙 施設群 診療実績(EXCEL) • ⑤添付 専門研修プログラム冊子(WORD) 臨床研修病院申請 書類と同じなので 事務に問い合わせ るとすぐに作ってく れる。 専門研修プログラム申請に必要な書類 • ①泌尿器科専門研修プログラム申請書A(EXCEL) • ②泌尿器科専門研修プログラム申請書B(EXCEL) – 連携施設一つに対し一つのファイルを作成 • ③別紙 基幹および連携施設 診療実績(EXCEL) – 基幹および連携一つの施設に対し一つのシートを作成 • ④別紙 施設群 診療実績(EXCEL) • ⑤添付 専門研修プログラム冊子(WORD) 配分前の症例数 代表的な泌尿器科疾 患数 代表的な泌尿器科検査・手 技の数 配分後の症例数 1年あたりの症 例数をA: 21-、B: 11-20、C: 2-10、D: 0-1の4段階で記入し 代表的な泌尿 て下さい。 器科疾患数 単純性嚢胞:A 多発性嚢胞腎:C 1年あたりの症例数をA: 21-、B: 11-20、C: 2-10、D: 0-1の4段階で 記入してください。 単純性嚢胞: 多発性嚢胞腎: 重複腎盂尿管:C 膀胱尿管逆流症:C 重複腎盂尿管: 膀胱尿管逆流症: 停留精巣:B 包茎:B 停留精巣: 包茎: 尿道損傷:C 腎細胞癌:A 尿道損傷: 腎細胞癌: 腎盂・尿管癌:A 膀胱癌:A 腎盂・尿管癌: 膀胱癌: 前立腺肥大症 :A 前立腺癌:A 前立腺肥大症: 前立腺癌: 精巣癌:A 腎結石:A 精巣癌: 腎結石: 尿管結石:A 膀胱結石:B 尿管結石: 膀胱結石: 単純性腎盂腎炎:A 複雑性腎盂腎炎:A 単純性腎盂腎炎: 複雑性腎盂腎炎: 単純性膀胱炎:A 複雑性膀胱炎:A 単純性膀胱炎: 複雑性膀胱炎: 尿道炎:C 急性細菌性前立腺炎:B 尿道炎: 急性細菌性前立腺炎: 急性精巣上体炎:C 亀頭包皮炎:B 急性精巣上体炎: 亀頭包皮炎: 淋菌感染症:C 性器クラミジア感染症 :C 淋菌感染症: 性器クラミジア感染症: 過活動膀胱:A 腹圧性尿失禁:A 過活動膀胱: 腹圧性尿失禁: 別紙 泌連携 疾患数と検査数を A: 21-、B: 11-20、 神経因性膀胱:A 慢性腎不全:A 神経因性膀胱: 慢性腎不全: 急性腎不全:B 間質性膀胱炎:C 急性腎不全: 間質性膀胱炎: C: 2-10、D: 0-1の4 尿道狭窄:B 性機能障害:B 尿道狭窄: 性機能障害: 段階で記入して下 1年あたりの症 例数をA: 21-、B: 11-20、C: 2-10、D: 0-1の4段階で記入し 代表的な泌尿 1年あたりの症例数をA: 21-、B: 11-20、C: 2-10、D: 0-1の4段階で て下さい。 器科検査・手技 記入してください。 さい。 の数 尿道膀胱鏡検査:A 尿道膀胱鏡検査: 尿管カテーテル法:A 尿管カテーテル法: 超音波画像診断法(腎、前立腺、膀胱、陰嚢内容など):A 超音波画像診断法(腎、前立腺、膀胱、陰嚢内容など): ウロダイナミックス(尿流測定、膀胱内圧測定など):A 前立腺生検:A ウロダイナミックス(尿流測定、膀胱内圧測定など): 前立腺生検: X線検査(KUB、IVP、DIP、膀胱造影、尿道造影):A 検尿(細菌学的):A X線検査(KUB、IVP、DIP、膀胱造影、尿道造影): 検尿(細菌学的): 内分泌検査(下垂体、副腎、精巣、上皮小体検査):A 内分泌検査(下垂体、副腎、精巣、上皮小体検査): 精液検査:C 精液検査: ウロダイナミックス(プレッシャーフロースタディ):D 腎生検:C ウロダイナミックス(プレッシャーフロースタディ): 腎生検: 腎盂尿管鏡:B 腎盂尿管鏡: X線検査(RP、順行性腎盂造影、血管造影、CTなど):A X線検査(RP、順行性腎盂造影、血管造影、CTなど): 核医学画像診断法(PET、レノグラム、腎シンチ、骨シンチ、副腎シンチ、 上皮小体(副甲状 腺)シンチなど):A 腎機能検査(クレアチニン・クリアランス、分腎機能検査など):A 核医学画像診断法(PET、レノグラム、腎シンチ、骨シンチ、副腎シ ンチ、上皮小体(副甲状腺)シンチなど): 腎機能検査(クレアチニン・クリアランス、分腎機能検査など): MRI検査:A MRI検査: 配分前の症例数 配分後の症例数 泌尿器科手術数 2012 一般的な手術 手術件数は年度あるいは年次単位のどちらでも結構です。 2013 2014 平均 ① 副腎、腎、後腹膜の手術 ( )内は腹腔鏡下・腹腔鏡下小切開・ロボット支援での例数 副腎摘除術 9(1) 6(1) 11(1) 単純腎摘除術 1(1) 3(0) 4(1) 根治的腎摘除術 39(29) 34(24) 腎部分切除術 15(10) 腎尿管全摘除術 腎盂形成術 経皮的腎瘻造設術 後腹膜リンパ節郭清術 泌尿器科手術数 2012 一般的な手術 手術件数は年度あるいは年次単位のどちらでも結構です。 ( ) ( ) ( ) ( ) 2.7(0.7) 単純腎摘除術 ( ) ( ) ( ) ( ) 24(19) 32.3(24.0) 根治的腎摘除術 ( ) ( ) ( ) ( ) 15(9) 21(16) 17.0(11.7) 腎部分切除術 ( ) ( ) ( ) ( ) 19(13) 20(17) 20(18) 19.7(16.0) 腎尿管全摘除術 ( ) ( ) ( ) ( ) 4(4) 4(3) 3(3) ( ) ( ) ( ) ( ) 15 15 15 0(0) 0(0) 2(0) ( ) ( ) ( ) ( ) 3.7(3.3) 腎盂形成術 15 経皮的腎瘻造設術 0.7(0) 後腹膜リンパ節郭清術 ② 尿管、膀胱の手術 ( )内は腹腔鏡下・腹腔鏡下小切開での例数・ロボット支援での例数 112 116 14 11 13 0 0 0 0 3 3 3 3 膀胱瘻造設術 4(0) 2(0) 2(0) 22(0) 7(0) 17(5) 0 0 0 21 13 5 前立腺被膜下摘除術 0 0 0 開腹前立腺全摘除術 16 6 5 44 4 0 16 2 53 80 45 経尿道的内尿道切開術 5 2 4 尿道拡張術 0 0 0 精巣固定術 7 9 7 精索捻転手術 3 3 3 精巣摘除術(高位精巣摘除 を含む) 6 9 11 2 2 5 10 2 1 経尿道的膀胱異物 除去術 膀胱瘻造設術 膀胱部分切除術 膀胱全摘除術 膀胱水圧拡張術 ③ 前立腺、尿道の手術 経尿道的前立腺切除術 (TURPおよびレーザー手術 を含む) 腹腔鏡下前立腺全摘除術 ロボット支援前立腺全摘除術 ④ 陰嚢内容臓器、陰茎の手術 陰嚢水腫根治術 その他の陰嚢内容および陰 茎の手術 平均 ① 副腎、腎、後腹膜の手術 ( )内は腹腔鏡下・腹腔鏡下小切開・ロボット支援での例数 131 経尿道的膀胱砕石術 2014 8.7(1.0) 副腎摘除術 ② 尿管、膀胱の手術 ( )内は腹腔鏡下・腹腔鏡下小切開での例数・ロボット支援での例数 経尿道的膀胱腫瘍 切除術 (TURBT) 2013 別紙 泌連携 119.7 経尿道的膀胱腫瘍 切除術 (TURBT) 12.7 経尿道的膀胱砕石術 経尿道的膀胱異物 除去術 2.7(0) 膀胱部分切除術 15.3(1.7) 膀胱全摘除術 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 0 膀胱水圧拡張術 ③ 前立腺、尿道の手術 13 経尿道的前立腺切除術 (TURPおよびレーザー手術 を含む) 0 前立腺被膜下摘除術 9 開腹前立腺全摘除術 腹腔鏡下前立腺全摘除術 ロボット支援前立腺全摘除術 3.7 経尿道的内尿道切開術 0 尿道拡張術 ④ 陰嚢内容臓器、陰茎の手術 7.7 精巣固定術 3 精索捻転手術 8.7 精巣摘除術(高位精巣摘除 を含む) 3 陰嚢水腫根治術 4.3 その他の陰嚢内容および陰 茎の手術 専門的な手術:* 具体的な手術術式に関しては専攻医マニュアルの資料③研修修了に必要な手術要 専門的な手術:* 具体的な手術術式に関しては専攻医マニュアルの資料③研修修了に必要な 件を参照して下さい。⑦腹腔鏡・腹腔鏡下小切開・ロボット支援関連の手術に関しては一般的な手術の 手術要件を参照してください。⑦腹腔鏡・腹腔鏡下小切開・ロボット支援関連の手術に関しては 中で個別に記載してもらっています。 一般的な手術の中で個別に記載してもらっています。 ① 腎移植・透析関連の手術 (開放 及び腹腔鏡手術を含 む) 1 20 8 9.7 ① 腎移植・透析関連の手術 (開放 及び腹腔鏡手術を含 む) ② 小児泌尿器関連の手術 (精巣固定術を除く) 0 1 0 0.3 ② 小児泌尿器関連の手術 (精巣固定術を除く) 0 0 0 1 0 0 114 118 152 28 9 21 ③ 女性泌尿器関連の手術 ④ ED、不妊関連の手術 ⑤ 結石関連の手術 ⑥ 神経泌尿器・臓器再建関 連の手術 0 ③ 女性泌尿器関連の手術 0.3 ④ ED、不妊関連の手術 128 ⑤ 結石関連の手術 19.3 ⑥ 神経泌尿器・臓器再建関 連の手術 過去3年間の手術 件数および平均を 記入して下さい。 以上の診療実績を 基幹施設および連 携施設ごとに別個 のシートとしてエク セルファイルで作成 して下さい。 最終的には1個の エクセルファイルの 中に施設群の施設 数だけのシートが あることになります。 専門研修プログラム申請に必要な書類 • ①泌尿器科専門研修プログラム申請書A(EXCEL) • ②泌尿器科専門研修プログラム申請書B(EXCEL) – 連携施設一つに対し一つのファイルを作成 • ③別紙 基幹および連携施設 診療実績(EXCEL) – 基幹および連携一つの施設に対し一つのシートを作成 • ④別紙 施設群 診療実績(EXCEL) • ⑤添付 専門研修プログラム冊子(WORD) 別紙 泌施設群 専門研修施設群における診療実績 連携施設の中で複数のプログラムに参加する施設がある場合は症 例数に関し配分した後の数も記載して もらっています。施設群における診療実績を記載するにあたっては必ず配分後の症 例数を合算するように お願いいたします。 群全体での泌尿器科年間外来患者数 11539 名 代表的な泌尿器科疾 患数 代表的な泌尿器科検査・手技の数 1年あたりの症例数の概数を記入して下さい。 ※基幹施設と連携施設で記載したA,B,C,Dについて、A=25、B=15、C=5として施 設群に含まれるすべての施設の症 例数を合計し、概数としてください。 単純性嚢胞:285 多発性嚢胞腎:105 重複腎盂尿管:70 膀胱尿管逆流症 :45 停留 精巣:90 包茎:145 尿道損傷:45 腎細胞癌:165 腎盂・尿管癌:145 膀胱癌:295 前立腺肥大症 :325 前立腺癌:315 精巣癌:65 腎結石:305 尿管結石:325 膀胱結石:205 単純性腎盂腎炎:245 複雑性腎盂腎炎:235 単純性膀胱炎:325 複雑性膀胱炎:235 尿道炎:215 急性細菌性前立腺炎:175 急性精巣上体炎:165 亀頭包皮炎:165 淋菌感染症 :105 性器クラミジア感染症 :90 過活動膀胱:325 腹圧性尿失禁:245 神経因性膀胱:325 慢性腎不全:140 急性腎不全:140 間質性膀胱炎:80 尿道狭 窄:105 性機能障害:85 1年あたりの症例数の概数を記入して下さい。 ※基幹施設と連携施設で記載したA,B,C,Dについて、A=25、B=15、C=5として群 全体の施設における症 例数を合計し、概数としてください。 尿道膀胱鏡検査:325 尿管カテーテル法:250 超音波画 像診断法(腎、前立腺、膀胱、陰嚢内容など):325 ウロダイナミックス(尿流測定、膀胱内圧測定など):275 前立腺生 検:305 X線検査(KUB、IVP、DIP、膀胱造影、尿道造影):325 検尿(細菌学的):305 内分泌検査(下垂体、副腎、精巣、上皮小体検査):145 精液検査:80 ウロダイナミックス(プレッシャーフロースタディ):90 腎生 検:20 腎盂尿管鏡:145 X線検査(RP、順行性腎盂造影、血管造影、CTなど):325 核医学画 像診断法(PET、レノグラム、腎シンチ、骨シンチ、副腎シンチ、上皮 小体(副甲状 腺)シンチなど):145 腎機能検査(クレアチニン・クリアランス、分腎機能検査など):205 MRI検査: 複数のプログラム に参加している施 設がある場合は必 ず配分後の症例数 を合計して下さい。 基幹施設と連携施 設で記載した A,B,C,Dについて、 A=25、B=15、C=5と して群全体の施設 における症例数を 合計し、概数として ください。 別紙 泌施設群 群全体でのおもな泌尿器科年間手術件数 2564件 ※手術件数は、群全体の施設における最近3年間の平均値を合計したものを記載してください。 一般的な手術 ① 副腎、腎、後腹膜の手術 ( )内は腹腔鏡下・腹腔鏡下小切開・ロボット支援での例数 副腎摘除術 単純腎摘除術 21(11) 10(5) 根治的腎摘除術 88(57) 腎部分切除術 29(14) 腎尿管全摘除術 61(32) 腎盂形成術 経皮的腎瘻造設術 後腹膜リンパ節郭清術 6(3) 70 2(0) ② 尿管、膀胱の手術 ( )内は腹腔鏡下・腹腔鏡下小切開での例数・ロボット支援での例数 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) 786 経尿道的膀胱砕石術 125 経尿道的膀胱異物除去術 膀胱瘻造設術 0.6 22 膀胱部分切除術 37(0) 膀胱全摘除術 50(2) 膀胱水圧拡張術 複数のプログラム に参加している施 設がある場合は必 ず配分後の症例数 を合計して下さい。 14 ③ 前立腺、尿道の手術 経尿道的前立腺切除術(TURPおよびレーザー手術を含む) 189 前立腺被膜下摘除術 3 開腹前立腺全摘除術 109 腹腔鏡下前立腺全摘除術 29 ロボット支援前立腺全摘除術 59 経尿道的内尿道切開術 24 尿道拡張術 3 ④ 陰嚢内容臓器、陰茎の手術 精巣固定術 27 精索捻転手術 14 精巣摘除術(高位精巣摘除を含む) 40 陰嚢水腫根治術 41 40 その他の陰嚢内容および陰茎の手術 専門的な手術:* 具体的な手術術式に関しては専攻医マニュアルの資料③研修収容に必要な手術要件を参照して 下さい。⑦腹腔鏡・腹腔鏡下小切開・ロボット支援関連の手術に関しては一般的な手術の中で個別に記載してもらっ ています。 ① 腎移植・透析関連の手術(開放 及び腹腔鏡手術を含む) ② 小児泌尿器関連の手術(精巣固定術を除く) ③ 女性泌尿器関連の手術 ④ ED、不妊関連の手術 ⑤ 結石関連の手術 ⑥ 神経泌尿器・臓器再建関連の手術 10 4 35 3 579 33 群全体での専門研修指導医数 26名 群全体での専門医数 26名 群全体での申請時における専攻医数 群全体での申請時における初期臨床研修医数(定員と実数) 8名 実数 名 定員 名 領域特有の医療施設、医療機器 手術支援ロボットdaVinci 体外衝撃波結石破砕装置 ホルミウムレーザーシステム PVPレーザーシステム ウロダイナミックスシステム 高気圧酸素療法室 透析専門施設 小児医療センター リプロダクションセンター 2台 10台 9台 0台 13台 0室 8施設 2施設 0施設 手術件数は、群全 体の施設における 最近3年間の平均 値を合計したものを 記載してください。 専門研修プログラム申請に必要な書類 • ①泌尿器科専門研修プログラム申請書A(EXCEL) • ②泌尿器科専門研修プログラム申請書B(EXCEL) – 連携施設一つに対し一つのファイルを作成 • ③別紙 基幹および連携施設 診療実績(EXCEL) – 基幹および連携一つの施設に対し一つのシートを作成 • ④別紙 施設群 診療実績(EXCEL) • ⑤添付 専門研修プログラム冊子(WORD) 泌尿器科専門研修プログラム • 専攻医に対するパンフレットに相当する。 • 泌尿器科専門研修プログラム整備基準に則ることが 必要(憲法のようなもの) • したがって総論的な項目に関してはモデルプログラム のコピー&ペーストで構わない(モデルプログラムは黒 字で表記) • 各論的な項目に関して各プログラムでの特色を生か したものにして欲しい(モデルプログラムは青字で表 記) • モデルプログラムはいくつかのパターン(都会型、地 方型、大学病院、大病院)があるので自施設の事情 に合ったプログラムを参考にして下さい。 1. 理念と使命 (1) 泌尿器科専門研修プログラムの目的 • 泌尿器科専門医制度は、医の倫理に基づいた医療の実践を体得し、高度の泌 尿器科専門知識と技能とともに地域医療にも対応できる総合的診療に必要な基 本的臨床能力を修得した泌尿器科専門医の育成を図り、国民の健康増進、医療 の向上に貢献することを目的とします。特に、本プログラムは、基幹施設である和 歌山県立医科大学附属病院において高度な医療に携わり本邦の標準治療や先 進的な医療を経験し学ぶとともに、地域医療を担う連携病院での研修を経て和歌 山県の医療事情を理解し、将来は泌尿器科専門医として和歌山県全域を支える 人材の育成を行う理念に基づいています。 (2) 泌尿器科専門医の使命 • 泌尿器科専門医は小児から成人に至る様々な泌尿器疾患、ならびに我が国の 高齢化に伴い増加が予想される排尿障害、尿路性器悪性腫瘍、慢性腎疾患など に対する専門的知識と診療技能を持ちつつ、高齢者に多い一般的な併存疾患に も独自で対応でき、必要に応じて地域医療との連携や他の専門医への紹介・転 送の判断も的確に行える能力を備えた医師です。泌尿器科専門医はこれらの診 療を実践し、総合的診療能力も兼ね備えることによって社会に対する責務を果た し、地域医療にも配慮した国民の健康・福祉の増進に貢献します。 2. 専門研修の目標 専攻医は泌尿器科研修プログラムによる専門研修により、「泌尿器 科医は超高齢社会の総合的な医療ニーズに対応しつつ泌尿器科領 域における幅広い知識、錬磨された技能と高い倫理性を備えた医師 である」という基本的姿勢のもと、 1.泌尿器科専門知識 2.泌尿器科専門技能:診察・検査・診断・処置・手術 3.継続的な科学的探求心の涵養 4.倫理観と医療のプロフェッショナリズム の4つのコアコンピテンシーからなる資質を備えた泌尿器科専門医に なることを目指します。また、各コアコンピテンシーにおける一般目標、 知識、診療技能、態度に関する到達目標が設定されています。 詳細は専攻医研修マニュアルの「個別目標 1~4」(15~19頁)を参照 して下さい。 3. 和歌山県立医科大学泌尿器科 専門研修プログラムの特色 和歌山県立医科大学泌尿器科専門研修プログラムは 和歌山県立医科大学附属病院を中心としたいくつかの 診療拠点病院と地域医療を担う地方中核病院の2群か ら構成されています。泌尿器科専門医に必要な知識や 技能の習得と同時に、地域医療との連携や他の専門医 への紹介・転送の判断も的確に行える能力を身につけ ることができるよう配慮しました。また学術的な涵養を目 的とした大学院進学コース、専門研修後にはより高い臨 床実施能力の獲得を目指す臨床修練コース、和歌山県 立医科大学県民医療枠および地域医療枠を卒業し地域 医療での義務年限を前提とした県民医療枠および地域 医療枠コースの4つから選択することが可能です。 4. 募集専攻医数 和歌山県立医科大学の過去3年の専攻医の受け入れ総 数は8名であり平均にすると2.7名でこれを1.5倍すると4 名になりますが、余裕を見て5名としました。4年分にする と20名の専攻医が研修することになります。研修連携施 設における研修指導医数は26名ですが、研修指導医1 名につき専攻医2名が研修可能とする基準によると52名 となり問題なく受け入れ可能です。またプログラム全体 での手術件数は3400件あまりですが、研修医1名あたり に必要な手術件数は4年間で80件、1年では20件が最低 必要で20名の専攻医とすると400件となり8.5倍の症例数 になります。以上より総合的に判断し毎年5名程度を受 入数としますが、症例数からは十分な研修が可能です。 5. 専門知識・専門技能の習得計画 (1) 研修段階の定義 泌尿器科専門医は2年間の初期臨床研修が終了し、後 期研修が開始した段階から開始され4年間の研修で育 成されます。4年間のうち基本的には研修基幹施設で2 年間の研修を行い、それ以外の2年間を研修連携施設 で研修することになります。和歌山県立医科大学泌尿器 科研修プログラムでは研修終了後も泌尿器科臨床を継 続する臨床修練コース、希望があれば研修4年目から大 学院に進学可能な大学院進学コース、和歌山県立医科 大学県民医療枠および地域医療枠を卒業し地域医療で の義務年限を前提とした県民医療枠および地域医療枠 コースの4つから選択することが可能です。 5. 専門知識・専門技能の習得計画 (2)研修期間中に習得すべき専門知識と専門技 能 ① 専門知識 ② 専門技能 ③ 経験すべき疾 患・病態の目標 ④ 経験すべき診察・検査 ⑤ 経験すべき手術・処置 これらはすべて専攻医研修マニュアルに記載さ れているので変更は不要。 5. 専門知識・専門技能の習得計画 (3)年次毎の専門研修計画 ① 専門研修1年目 専門研修1年目では基本的診療能力および泌尿器科的基本的知識と技能 の習得を目標とします。原則として研修基幹施設である和歌山県立医科大 学付属病院での研修になります。指導医は日々の臨床を通して専攻医の知 識・技能の習得を指導します。専攻医は学会・研究会への参加、e-learning などを通して自らも専門知識・技能の習得を図ります。 ② 専門研修2-3年目 専門研修の2-3年目は基本的には研修連携施設での研修となります。大学 病院では経験しづらい一般的な泌尿器科疾患は泌尿器科処置あるいは手 術について重点的に学んで下さい。 ③ 専門研修4年目 専門研修の4年目は研修基幹施設に戻っての研修となります。泌尿器科の 実践的知識・技能の習得により様々な泌尿器科疾患へ対応する力量を養う ことを目標とします。また将来的にサブスペシャリティーとなる分野を見通し た研修も開始するようにして下さい。 5. 専門知識・専門技能の習得計画 (4)臨床現場での学習 • 週間予定表を掲載 • 症例カンファレンス、手術症例の検討会 • 抄読会や病理部、放射線科との合同カンファレンスについて記載 する。 • 手術ビデオのライブラリー、シミュレーションマシーンの利用等につ いても言及する。 (5)臨床現場を離れた学習 • 学会発表や参加、eラーニング • 地方会における症例報告 • 卒後教育プログラムの受講 • 大型動物を用いた腹腔鏡研修会 • 施設内での医療安全、医療倫理、感染管理に関する講習会や勉 強会に積極的に出席する。 5. 専門知識・専門技能の習得計画 (6)自己学習 • 日本泌尿器科学会および支部総会での卒後教育プラ グラムへの参加 • 日本泌尿器科学会で作成されているAudio Visual Journal of JUAの閲覧 • 日本泌尿器科学会ならびに関連学会で作成している 各種診療ガイドライン • インターネットを通じての文献検索(医学中央雑誌や Pub MedあるいはUpToDateのような電子媒体) • また専門医試験を視野に入れた自己学習(日本泌尿 器科学会からは専門医試験に向けたセルフアセスメ ント用の問題集が発売されています) 6. プログラム全体と各施設による カンファレンス (1)基幹施設でのカンファレンス • 症例検討会 • 病理部、放射線科との合同カンファレンス • 抄読会 (2)プログラム全体でのカンファレンス • 専門研修プログラム管理委員会が年2回ほど開催さ れるのでそれに引き続いた形での全体のカンファレン スを行う。 • 基幹や連携施設における問題症例の提示、積極的に 取り組んでいる治療法の紹介、最新の知識のレ ビュー 7. 学問的姿勢について 専攻医は、医学・医療の進歩に遅れることなく、常に研鑽、自 己学習することが求められます。患者の日常的診療から浮 かび上がるクリニカルクエスチョンについては診療ガイドライ ンや文献検索(医学中央雑誌、PubMed、UpToDate)を通じて EBMを実践することを学んで下さい。またプログラム全体で のカンファレンス等にて症例のプレゼンテーションを行い実践 した治療法に対して多くの方と吟味することも重要です。また 今日のエビデンスでは解決し得ない問題については臨床研 究に自ら参加、もしくは企画する事で解決しようとする姿勢を 身につけるようにしてください。学会に積極的に参加し、基礎 的あるいは臨床的研究成果を発表してください。得られた成 果は論文として発表して、公に広めると共に批評を受ける姿 勢を身につけてください。 8. コアコンピテンシーの研修計画 医師として求められる基本的診療能力(コアコ ンピテンシー)には患者—医師関係、医療安全、 倫理性、社会性などが含まれています。内容を 具体的に示します。 ① 患者—医師関係 ② 安全管理(リスクマネージメント) ③チーム医療 ④社会性 9.地域医療における施設群の役割・ 地域医療に関する研修計画 • 施設群の一覧表を作り各施設の特徴を記載 • 専門医研修の期間中は臨床経験を豊富にこ なす必要がある観点から基本的には診療拠 点病院での研修を基本としますが、同時に地 域中核病院や泌尿器科の常勤のいない地域 中小病院へ定期的に出向し地域医療の現状 についても理解を深めて下さい。 • また地域においての指導の質を保証するた め の工夫についても言及しておく。 10. 専攻医研修ローテーション 1年次 和歌山県立医科大学附属病院(基幹施設)での研修 基本的知識及び技能の習得 2年次 連携病院(診療拠点病院)での研修 基本的知識及び技能の習得 3年次 連携病院(診療拠点病院)、地域中核病院での研修 病院の特色に合わせた専門的疾患に対する理解 地域医療の現状に関して理解を深める 4年次 和歌山県立医科大学附属病院長(基幹施設)での研修 より高度な専門知識、技能の習得 学会発表、論文発表を通じた科学的探究心の涵養 10. 専攻医研修ローテーション 臨床修練コース 県民医療枠コース 大学院進学コース 地域医療枠コース 10. 専攻医研修ローテーション 🔵 岸和田市民病院 🔵 岸和田徳洲会病院 🔵 りんくう総合医療センター 🔵 橋本市民病院 🔵 和歌山 ろうさい病院 ⚫️ 公立那賀病院 ⚫️ 向陽病院 🔴 和歌山県立医科大学付属病院 🔵 海南医療センター 🔵 診療拠点病院 (教育基幹施設) ⚫️ 地域中核病院 (教育関連施設) ⚫️ 有田市立病院 ⚫️ 国保日高病院 🔵 紀南病院 🔴 基幹施設 🔵 新宮医療センター 11. 専攻医の評価時期と方法 専門研修中の専攻医と指導医の相互評価は施設 群による研修とともに専門研修プログラムの根幹 となるものです。評価は形成的評価(専攻医に対し てフィードバックを行い、自己の成長や達成度を把 握できるように指導を行う)と総括的評価(専門研 修期間全体を総括しての評価)からなります。 総括的評価においては医師以外の医療従事者 (看護師、薬剤師、クラーク等の医療スタッフ)から の評価を受けることが重要 12.専門研修施設群の概要 (1) 専門研修基幹施設の認定基準 • 初期臨床研修の基幹型臨床研修病院の指定基 準 • 日本泌尿器科学会基幹(拠点)教育施設 (2) 専門研修連携施設の認定基準 • 日本泌尿器科学会基幹教育施設あるいは関連 教育施設 各施設の診療実績を「別紙 基幹および連携施設 診療実績」に示していることを明記する。 12.専門研修施設群の概要 (3) 専門研修指導医の基準 泌尿器科専門研修プログラム整備基準では専門研修指導医の基準を以下 のように定めています。 • 専門研修指導医とは、専門医の資格を持ち、十分な診療経験を有しかつ 教育指導能力を有する医師である。 • 専攻医研修施設において常勤泌尿器科医師として5年以上泌尿器科の 診療に従事していること(合計5年以上であれば転勤による施設移動が あっても基準を満たすこととする)。 • 泌尿器科に関する論文業績等が基準を満たしていること。基準とは、泌 尿器科に関する学術論文、学術著書等または泌尿器科学会を含む関連 学術集会での発表が5件以上あり、そのうち1件は筆頭著書あるいは筆 頭演者としての発表であること。 • 泌尿器科学会あるいは日本専門医機構の泌尿器科領域研修委員会が 認める指導医講習会を5年間に1回以上受講していること。 • 日本泌尿器科学会が認定する指導医はこれらの基準を満たしているの で、本研修プログラムの指導医の基準も満たすものとします。 12.専門研修施設群の概要 (4) 専門研修施設群の構成要件 専攻医と各施設の情報を定期的に共有するために本プログラム管理 委員会を毎年2回開催します。基幹施設、連携施設ともに、毎年3月 30日までに前年度の診療実績および病院の状況に関し本プログラム 管理委員会に以下の報告を行います。 (5) 専門研修施設群の地理的範囲 前掲した地図を参照する。 (6) 専攻医受け入れ数についての基準 泌尿器科専門研修プログラム整備基準では研修指導医1名につき最 大2名までの専攻医の研修を認めています。 (7) 地域医療・地域連携への対応 前述した地域医療における施設群の役割・地域医療に関する研修計 画 を参照する。 13.専門研修管理委員会の運営計画 専門研修基幹施設に専門研修プログラムと専攻医を統 括的に管理する診療領域ごとの専門研修プ口グラム管 理委員会を設置します。研修プログラム管理委員会は、 研修プログラム統括責任者、研修プログラム連携施設 担当者等で構成され、専攻医および研修プログラム全 般の管理と、研修プログラムの継続的改良を行います。 研修プログラムの改善のためには専攻医による指導 医・指導体制等に対する評価が必須であり、双方向の 評価システムにより互いのフィードバックから研修プログ ラムの改善を行います。プログラム管理委員会は、少な くとも年に2回開催し、そのうちの1回は修了判定の時期 に開催します。以下にその具体的な内容を示します。 13.専門研修管理委員会の運営計画 (1) 研修プログラム統括責任者に関して:研修プログラム統括責任者は専攻医の研修内容と修得状況を評価し、その 資質を証明する書面を発行します。研修プログラム統括責任者の基準は下記の通りとします。 • 専門医の資格を持ち、専攻医研修施設において常勤泌尿器科医師として10年以上診療経験を有する専門研修 指導医である(合計10年以上であれば転勤による施設移動があっても基準を満たすこととする)。 • 教育指導の能力を証明する学習歴として泌尿器科領域の学位を取得していること。 • 診療領域に関する一定の研究業績として査読を有する泌尿器科領域の学術論文を筆頭著者あるいは責任著者 として5件以上発表していること。 • プログラム統括責任者は泌尿器科指導医であることが望ましい。 和歌山県立医科大学泌尿器科専門研修プログラムの統括責任者は以上の条件を満たしています。 (2) 研修基幹施設の役割:研修基幹施設は専門研修プログラムを管理し、当該プログラムに参加する専攻医および専 門研修連携施設を統括します。研修基幹施設は各専門研修施設が研修のどの領域を担当するかをプログラムに明 示するとともに研修環境を整備する責任を負います。 (3) • • • 専門研修プログラム委員会の役割 プログラムの作成 専攻医の学習機会の確保 専攻医及び指導医から提出される評価報告書にもとづき専攻医および指導医に対して必要な助言を行う。また プログラム自身に改善の余地がある場合はこれを検討します。 • 継続的、定期的に専攻医の研修状況を把握するシステムの構築 • 適切な評価の保証 プログラム統括責任者は専門研修プログラム管理委員会における評価に基づいて修了の判定を行います。 14.専門研修指導医の研修計画 指導医はよりよい専門医研修プログラムの作成のために指 導医講習会などの機会を利用してフィードバック法を学習す る必要があります。具体的には以下の事項を遵守して下さい。 • 指導医は日本泌尿器科学会で実施する指導医講習会に 少なくとも5年間に1回は参加します。 • 指導医は総会や地方総会で実施されている教育skillや評 価法などに関する講習会を1年に1回受講します(E-ラーニ ングが整備された場合、これによる受講も可能とします)。 • また日本泌尿器科学会として「指導者マニュアル」を作成 したのでこれを適宜参照して下さい。 • 基幹教育施設で設けられているFDに関する講習会に機 会を見て参加します。 15.専攻医の就業環境について 和歌山泌尿器科研修プログラムでは労働環境、労働安全、勤務条件に関し て以下のように定めます。 • 研修施設の責任者は専攻医のために適切な労働環境の整備に務める こととします。 • 研修施設の責任者は専攻医の心身の健康維持に配慮すること。 • 勤務時間は週に40時間を基本とし、時間外勤務は月に80時間を超えな いものとします。 • 勉学のために自発的に時間外勤務を行うことは考えられることではある が心身の健康に支障をきたさないように配慮することが必要です。 • 当直業務と夜間診療業務は区別しなければならず、それぞれに対応した 適切な対価が支給されること。 • 当直あるいは夜間診療業務に対して適切なバックアップ体制を整えるこ と。 • 過重な勤務とならないように適切な休日の保証について明示すること。 • 施設の給与体系を明示すること。 16.泌尿器科研修の中止・中断、プログラ ム移動、プログラム外研修の条件 専門研修中の特別な事情への対処に関しては泌尿器科領域研修委員会で 示される以下の対処に準じます。 • 専門研修プログラム期間のうち、出産に伴う6ヶ月以内の休暇は1回まで は研修期間にカウントできる。 • 疾病での休暇は6カ月まで研修期間にカウントできる。 • 疾病の場合は診断書を、出産の場合は出産を証明するものの添付が必 要である。 • フルタイムではないが、勤務時間は週20時間以上の形態での研修は4年 間のうち6カ月まで認める。 • 上記項目に該当する者は、その期間を除いた常勤での専攻医研修期聞 が通算3年半以上必要である。 • 留学、病院勤務のない大学院の期間は研修期間にカウントできない。 • 専門研修プログラムの移動には、専門医機構内における泌尿器科領域 の研修委員会へ申請し承認を得る必要があります。したがって、移動前・ 後の両プログラム統括責任者の話し合いだけでは行えないことを基本と します。 17.専門研修プログラムの改善方法 和歌山県立医科大学泌尿器科研修プログラムにおいては、各指導医からの助言とともに専攻医から の双方向的なフィードバックによりプログラム自体を継続的に改善していくことを必須とします。またサ イトビジット等を通じて外部評価を定期的に受け内容を反映していくことも重要です。最後に専攻医の 安全を確保するため、研修施設において重大な問題が生じた場合は研修プログラム総括責任者に直 接連絡を取り、場合により臨時の研修管理委員会にて対策を講じる機会を設けることとします。 (1) 研修プログラムの改善に関して 年に2回開催される研修プログラム管理委員会においては各指導医からの報告、助言とともに専攻医 から提出された2つの評価用紙「研修プログラム評価用紙」(シート4)と「指導医評価報告用紙」(シート 5)をもとに研修施設、指導医、プログラム全体に対する双方向的なフィードバックを行い継続的に研 修プログラムの改善を行います。 (2) サイトビジットに関して 専門医の育成プロセスの制度設計と専門医の資質の保証に対しては、われわれ医師自身が、プロ フェッショナルとしての誇りと責任を基盤として自律的に行わなければなりません。研修プログラムに 対する外部からの監査・調査に対して研修基幹施設責任者および研修連携施設責任者は真摯に対 応する必要があります。サイトビジットは同僚評価であり、制度全体の質保証にとって重要な役割を 持っています。サイトビジットで指摘された点に関しては研修プログラム委員会で真摯に検討し改善に 努めるものとします。 (3) 研修医の安全に関して 研修施設において研修医の安全を脅かすような重大な問題が生じた場合は、専攻医は研修プログラ ム総括責任者に直接連絡を取ることができます。この事態を受けて研修プログラム総括責任者は臨 時の研修プログラム委員会を開催するか否かを決定します。臨時の研修プログラム管理委員会では 事実関係を把握した上で今後の対処法について討議を行います。 18.専門研修に関するマニュアル および研修記録簿について 研修実績および評価の記録 研修記録簿(研修目標達成度評価報告用紙および経験症例数報告用紙)に記載し、 指導医による形成的評価、フィードバックを受けます。 研修プログラム管理委員会にて、専攻医の研修履歴(研修施設、期間、担当した専 門研修指導医)、研修実績、研修評価を保管します。さらに専攻医による専門研修施 設および専門研修PGに対する評価も保管します。 プログラム運用マニュアルは以下の専攻医研修マニュアルと指導者マニュアルを用 います。 ① 専攻医研修マニュアル ② 指導者マニュアル ③ 研修記録簿フォーマット 研修記録簿に研修実績を記録し、一定の経験を積むごとに専攻医自身が形成的評 価を行い記録してください。少なくとも半年に1回は形成的評価を行って下さい。研修 を修了しようとする年度末には総括的評価により評価が行われます。 ④ 指導医による指導とフィードバックの記録 専攻医自身が自分の達成度評価を行い、指導医も形成的評価を行って記録します。 19.専攻医の募集および採用方法 和歌山県立医科大学泌尿器科専門研修プログラム管理委員会は、毎年7月から説 明会等を行い、泌尿器科専攻医を募集します。プログラムへの応募者は、12月31日 までに研修プログラム責任者宛に所定の形式の『和歌山県立医科大学泌尿器科専 門研修プログラム応募申請書』および履歴書を提出してください。申請書は(1) 和歌 山県立医科大学泌尿器科のwebsite (http://www.wakayamamed.ac.jp/med/urourodir/)よりダウンロード、(2)電話で問い合わせ(073-441-0637)、 (3) e-mailで問い合わせ([email protected])、のいずれの方法でも入手 可能です。書類選考および面接を行い、採否を決定して本人に文書で通知します。 応募者および選考結果については3月の和歌山県立医科大学泌尿器科専門研修プ ログラム管理委員会において報告します。 研修を開始した専攻医は、各年度の5月31日までに以下の専攻医氏名報告書を、和 歌山県立医科大学泌尿器科専門研修プログラム管理委員会および、泌尿器科研修 委員会に提出します。 • 専攻医の氏名と医籍登録番号、日本泌尿器科学会会員番号、専攻医の卒業年 度、専攻医の研修開始年度 • 専攻医の履歴書 • 専攻医の初期研修修了証 20.専攻医の修了要件 和歌山県立医科大学泌尿器科専門研修プログラムでは以下の全てを満たすことが修了要件で す。 (1) 4つのコアコンピテンシー全てにおいて以下の条件を満たすこと 1.泌尿器科専門知識:全ての項目で指導医の評価がaまたはb 2.泌尿器科専門技能:診察・検査・診断・処置・手術:全ての項目で指導医の評価がaまたは b 3.継続的な科学的探求心の涵養:全ての項目で指導医の評価がaまたはb 4.倫理観と医療のプロフェッショナリズム:全ての項目で指導医の評価がaまたはb 一般的な手術:術者として 50例以上 専門的な手術:術者あるいは助手として 1領域10例以上を最低2領域かつ合計30例以上 経験目標:頻度の高い全ての疾患で経験症例数が各2症例以上 経験目標:経験すべき診察・検査等についてその経験数が各2回以上 (2) 講習などの受講や論文・学会発表: 40単位(更新基準と合わせる) • 専門医共通講習(最小5単位、最大10単位、必修3項目をそれぞれ1単位以上含むこと) • 泌尿器科領域講習(最小20単位、最大35単位) • 学術行政・診療以外の活動実績(最大10単位) 申請のスケジュール • 2015/11/18(東京)および2015/12/9(大阪)で専門研修プ ログラム作成の説明会を開催 • 2015/12/10〜2016/2/10に申請の受付 • 泌尿器科学会気付「日本専門医機構領域研修委員会」宛 てに提出 • 領域研修委員会(小川良雄委員長)で一次審査を行い、 専門研修プログラム研修施設評価・認定部門(舛森 直哉 委員)で二次審査を行う。日本専門医機構が認定する。 • 専攻医募集公布は2016年6月開始予定 • 2016年9月頃2017年3月にかけて採用試験を複数回実施 する。 • 2017年4月1日から専門研修プログラムに則った研修を開 始する。
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