きらきら新聞2014年9月号

きらきら新聞
9月号
★秋の花粉症
★旬の食べ物紹介
かぼちゃ
メリーコーポレーショングループ新聞発行
係発行
秋の花粉症にも注意が必要です。一般的に花粉症
というとスギ花粉・ヒノキ花粉といった春の季節
を連想する人が多いと思いますが、原因となる花
粉は50種類以上あり、ブタクサ、ヨモギ、カナ
ムグラなどの雑草やイネ科の花粉が飛ぶ秋の花粉
症にも用心しなければいけません。
原因となる植物と時期
ブタクサ……飛散時期は8月~10月。
高さ1mくらいで野原、道端など全国的に
見ることができる。日本ではスギ、ヒノ
キについで花粉症患者が多いとされてい
る。
カムナグラ…飛散時期は8月~10月。
道端や野原などの日あたりの良い場所な
どで見ることができる。つる植物で茎か
ら葉にとげがあり、木や電柱等に絡みつ
く。
ヨモギ………飛散時期は8月~10月。
食用、薬用としてもふだんから馴染みの
深い草。夏から秋にかけて、茎が伸び、
目立たない花を咲かせる。
花粉の飛散時期や量は地域、年によって変わってきま
す。地域の花粉飛散状況などその年の情報を確認しま
しょう!
対処法は?
花粉の飛ぶ植物が生えている野原や草むら、空き地、
山などには極力行かないようにしよう。
特に風が強く、晴れた日は要注意!気温が高い日や乾
燥している日、前日が雨の日も危険です。雨の日は花
粉が飛びにくいです。
それでも、危険地帯に近づかなければならないときは、
マスク・メガネ・サングラス・帽子の着用を!
レインコート、スカーフなどツルツルした生地のもの
で体を覆うのも効果的です。
外出後は手洗い・洗顔・うがいをしましょう。
日ごろのこまめな部屋の掃除も重要です。花粉がフィ
ルターを通して排気とともに散らばりやすい掃除機よ
り、拭き掃除がおすすめです。換気も頻繁に行いま
しょう。
早めに薬を飲む「初期療法」で予防を!
早めに薬を処方してもらうのもよいでしょう。花粉の
飛ぶ2週間前くらいから予防的に薬を飲めば、症状は
軽くすむと言われています。
風邪と秋の花粉症の違いは?
季節の変わり目で、体調を崩しやすいこともあり、風
邪と間違える方も多いようです。
風邪との違いは・・・
「鼻水」
風邪の鼻水は、黄色く粘り気がありますが、花粉症の
鼻水は、透明で水っぽいことが多いです。
「目のかゆみ」
花粉症の場合は、目のかゆみがありますが、
風邪にはありません。
鼻水・くしゃみなどの原因が「風邪」なのか「花粉
症」なのか、しっかり見極めて対処しましょう。
✿旬の食べ物紹介✿
かぼちゃ
ウリ科カボチャ属
かぼちゃはウリ科カボチャ属のつる性植物にな
る果菜の総称です。世界中で栽培されており、
品種は沢山あります。このうち、現在日本で栽
培されているものは大きく分けて日本かぼちゃ、
西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類がありま
す。
日本かぼちゃ(東洋カボチャ)
小菊南瓜・黒皮南瓜・鹿ケ谷(ししがたに)南
瓜・鶴首かぼちゃなどがあります。
西洋かぼちゃ
えびす南瓜・みやこなどの黒皮栗南瓜や赤皮栗
などがあります。
ペポかぼちゃ
金糸瓜(そうめんかぼちゃ)など変わったもの
があります。ズッキーニもこの部類に入ります。
収穫されるのは夏から初秋にかけて。ペポかぼ
ちゃのように収穫してすぐにおいしく食べられ
るものと、3ヶ月前後ねかせて甘みを引き出し
てからのほうがおいしいものがあります。
選び方
○皮の表面に艶があるもの。黄色い部分は地面と
接していた部分で、日焼けしていない部分です。
無いほうが良いですがあっても問題はありません。
○日本かぼちゃの場合は白く粉を吹いた状態のも
の。
○軸が太く、切り口がよく乾燥しコルク状になっ
ているもの。軸の周りがへこんでいるもの。
○綺麗に左右対称に丸くなっているもの。
保存方法
まるごと置いておく場合は保存性が高いので、な
るべく涼しい風通しの良いところに置いておくだ
けで2カ月くらいは大丈夫です。
カットした物は、中のワタの部分から傷み始める
ので、スプーンなどでワタと種を掻きとり、ラッ
プなどでピッタリと包んで冷蔵庫に入れておきま
しょう。1週間ほど大丈夫です。
冷凍する場合は、種とワタを取り除き保存します。
使う時は、解凍せず凍ったまま調理する事がポイ
ント。解凍してしまうと水分が流れ出し、煮崩れ
もしやすくなります。
煮物の場合は、べチャとした仕上がりにならない
ように沸騰してから投入しましょう。
主な栄養素と働き
カボチャは代表的な緑黄色野菜です。
カロチン、ビタミンB群を多く含んでいます。西洋カ
ボチャはビタミンCも豊富で、カロチンはホウレン草
に匹敵するほど含まれています。
β-タカロチン
抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その
他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、
視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など
呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
カリウムもたくさん含んでいます。
ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に
効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙
攣などを防ぐ働きもあります。
食物繊維も豊富で、カボチャには水溶性の他不溶性食
物繊維が多く、便秘の予防や改善に役立ちます。