* 10E1920A 長根研究室 藤島 里美 * 近年、「笑い」が心身や健康に良い影響を及ぼすことが 話題となっている。 ・ストレス軽減効果(吉野,2003) ・対人場面での笑顔は、社交的で知性的と判断される (Matsumoto&Kudoh,1993) 笑いに対する自己認知と対人コミュニケーション、スト レスコーピング、楽観性との関連を調査することで、日常 的な「笑い」の及ぼす影響について考察する。 * *仮説1:笑いの自己認知得点が高い人は、そうでな い人に比べて対人コミュニケーション能力が高い。 *仮説2:笑いの自己認知得点が高い人は、そうでな い人に比べて、ストレスコーピングが高い。 *仮説3:笑いの自己認知得点が高い人は、そうでな い人に比べて自分の将来について楽観的である。 *仮説4:笑いの自己認知及び対人コミュニケーショ ンにおいて学部系統による差が見られる。 * 調査対象者 千葉大学の学生(男子:81名 女子:31名) 調査期間 2013年11月~12月 尺度 ①ストレスコーピング尺度(尾関,1993) ②対人コミュニケーション尺度(菊池,1988) ③楽観性尺度(中村,2000) 分析方法 笑いの自己認知得点の高群、中群、低群にわけ、 各尺度の検討を行った。 * * * * * * * 「よく笑う」という自己認知が高い群は、そうでない群 よりも対人コミュニケーション能力が高いといえる。さ らに、対人コミュニケーションの自己表現が得意である といえる。 * ストレスコーピングの因子のうち、積極的な思考が得意 であるといえる。 * 「よく笑う」という自己認知において、文系群は理系群 よりも高く認知しているといえる。また、対人コミュニ ケーションにおいても理系群より文系群の方が得意であ るといえる。 ありがとう ございました!
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