講義資料

Soil Mechanics I
土の力学I
Hiroyuki Tanaka
田中洋行
Soil Mechanics
土質力学
• Geotechnical Engineering
• 最近は地盤工学
– 理由:力学だけではない
•
•
•
•
•
Meaning of “Geo” The earth, or Ground
Geology(地質)
Geo-sciences, chemistry, graphy, so on.
パワーポイント:
教科書:土質力学入門 (三田地利之著)
森北出版 価格2,900円
土の基本的性質
Fundamental properties of soil
土の構成
Composition of Soil
Volume
Air
Liquid (water)
Mass
Pore
Solid
Solid
p.18
土の状態の表現
Terms for soil conditions
間隙比(Void Ratio)
間隙率
Vv
e
Vs
n
含水比(Water Content)
含水率
間隙
体積ベース
土粒子
Vv
Vv
Va  Vw


V Vs  Vv Vs  Va  Vw
mv
w
ms

水分
土粒子 質量ベース
mw
mw

m ms  mw
飽和度(Degree of saturation) 間隙がどれくらい水で満たされているか? 体積ベース
Sr 
Vw
Vw

Vv Va  Vw
水の体積
全体の間隙
p. 18-23
土の状態の表現
Terms for soil conditions
土粒子の密度(Density of solid)
土粒子の比重 (specific Gravity)
土の密度
t 
湿潤密度
m ms  mv  sVs   wVw


V Vs  Vv
Vs  Vv
土の単位体積重量
s 
Gs 
ms
Vs
s
w
d 
単位:g/cm3
土粒子の体積
水に対する比:無次元
通常の土のおおよその値 2.6~2.8
乾燥密度(w=0)
m
ms
 sVs


V Vs  Vv Vs  Vv
 t ( sat , d )   t ( sat , d ) x g
g: 重力加速度
土粒子の質量
飽和時の密度(Sr=100%)
 sat 
m ms  mv  sVs   wVw


V Vs  Vw
Vs  Vw
 w(kN / m3 )  10  w( g / cm3 )
p. 18-23
粒径 Grain Size
Clay
Silt
Sand
Gravel
p.14
粒径加積曲線
Grain size accumulation curve
p. 25
粒径の測定方法
Measurement of grain size
沈降分析(method of sedimentation)
ふるい(sieving)
ストークスの法則
v
d
仮定:土粒子は球
s  w 2
gd
18
18
 s  w g
L
t
p.24
粒度の表現方法
D50:平均粒径 D10:有効径
均等係数
D 60
Uc 
D10
( D 30) 2
曲率係数 U c' 
D10 D 60
p.25
土のコンシステンシー
Consistency of Soil
Liquid Limit
Shrinkage Limit
Plastic Limit
p.27
液性限界
Liquid Limit
WL: 落下回数が25回の時の含水比
p.27
塑性限界
Plastic Limit
WP:直径が3mmで切れた時の含水比
p.29
WL,WPを使った大事な指標
塑性指数(Plasticity Index)
IP=wL-wP
塑性図 Plastic Chart
p.31
相対密度と液性指数
(relative density and Liquidity Index)
粗粒土(砂)
相対密度
e max  e
Dr 
e max  e min
最も密な状態:Dr=1.0
最も緩い状態:Dr=0
p.21
粘性土
液性指数
w  wP
IL 
wL  wP
偏差値に相当
w=wL IL=1.0
w=wP IL=0
p.30
土中の水の流れ
Water Flow in the Ground
Darcyの法則
Darcy’s Law
Dh
Dl
導水勾配(hydraulic gradient)
流量:Darcy’s Law
Dh 30cm
i

 0.75
Dl 40cm
q  ki
K: 透水係数 m/s
無次元
Q(m3 )t  A(m2 )q(m / s)t
A:断面積
p.42
Kの測定方法(室内)
定水位
Constant head
水頭は常に一定
ht
Qt  Aqt  Akit  Ak
L
p.46
断面積
a
A
Kの測定方法(室内)
変水位
Falling head
水頭をh1からh2に変化(時間はt1からt2)
Dtの間に流出する量
h
 aDh  k ADt
L
aL
h1
k
ln
A(t 2  t1) h 2
非常にkが小さい場合(粘性土):圧密試験
p.46
透水係数の測定(野外)
室内(Laboratory)
野外(原位置)
In situ, Field
単孔式:水位をh1に下げておいて,h2に
なるまでの時間を測定
k
ro
L h1
ln ln
2 L(t 2  t1) r 0 h2
p.47
多孔式揚水試験
定常状態:水圧が時間によって変化しない状態
揚水井:水を汲み出す孔
観測井:水位を観測する孔
式の導入は教科書参照
p.48
浸透流量の算出
Calculation of water flow
水頭が同じ
Laplaceの方程式
 2h
 2h
kx 2  ky 2  0
x
z
流線網
流線と等ポテンシャル線は直交
p.50
等ポテンシャル線と流線の書き方
Equi-Potential and flow lines
等ポテンシャル線
Nf:流線の数:4
Nd:等ポテンシャル線の数:9
h=0
h=H
Q  k DH ( H )
Nf
Nd
Q:単位時間当たり,
単位奥行き当たり
流線
kx=kzであれば,できるだけ正方形
この線上の水頭はH/2
直交
p.50
コンクリートダム基礎
p.52
アースダム堤体
p.52
地盤内の応力
Stress distribution in the ground
有効応力の概念
Effective stress
s
間隙水に作用している応力
(間隙水圧pore water pressure:u)
土粒子に作用している応力
(有効応力effective stress:s’)
2つの応力の和
(全応力total stress:s)
s  s ' u
p.60
自重による地盤内応力
Stresses due to the self weight of soil
土かぶり圧: Overburden pressure
b
全応力
地下水面
t
z1
sat
z2
t
t=txg
z
sv 
 tbz
有効応力
b
  tz
間隙水圧
tz1
tz1+satz2
wz2
s '  s  u   tz1   satz 2   wz 2   tz1  ( sat   w) z 2   tz1   ' z 2
地下水面より下:’ 土の水中単位体積重量: 浮力を考慮:アルキメデスの原理
p.62
載荷重による地盤内応力
Stresses due to the outer force
p.64, 66
Osterbergの図表
Ds z  I s q
p.67
Osterbergにおける重ね合わせの原理
p.68
Newmarkの方法
m=B/z, n=L/Z
p.68
Newmarkの図表における重ね合わせ
の原理
p.68
圧力球根
Pressure Bulb
幅が広くなればなるほど
影響は深部に及ぶ
p.70, 71
荷重の分散
Spread of load
a=30°~45° B
q
q’
Z
B+2z (a=45°)
0.1q
0.3q
簡便な方法
Bq=(B+2z)q’
szの分布
B
q' 
q
(B  2z)
深くなれば圧力は減少
p.71
接地圧
Contact Pressure
地盤は弾性体ではない
地盤の種類によって接地圧
沈下の分布は異なる
p.72
ボイリングとヒ―ビング
Boiling and heaving
土かぶり圧(全応力)より,水圧が大きくなる現象
ヒービングに対する安全率
Fs=1の時の動水勾配を限界動水勾配:ic
教科書P20を見よ(式2.10)
 tD
Fs 
 wH
p. 77, 78
圧密と沈下
Consolidation and Settlement
水だけが出る
土粒子は出ない
圧密試験
Oedometer
通常の寸法
直径60mm
厚さ20mm
p. 89
沈下曲線
Settlement Curve
圧力によって収縮する
沈下をeの変化で表現
収縮しない
Pを対数とすると直線となる
p. 81
載荷と除荷
Loading and Unloading
Dp
載荷
除荷
Dp=PA-PB
載荷と除荷では,圧縮量は違う:不可逆的
p. 81
圧密曲線
Consolidation Curve
膨張指数:Cr,Cs
圧密降伏応力(先行圧密応力):pc, py
過圧密比(OCR)=pc/現在の土かぶり圧(有効応力)
圧縮指数:Cc
Cc 
過圧密領域
eo  e1
eo  e1

log p1  log po log( p1 / po)
正規圧密領域
p. 91
沈下量の求め方
Method for settlement
荷重の載荷前
eo
載荷前の有効応力:po
(有効土かぶり圧)
荷重の載荷後
荷重の大きさ:Dp
e1
載荷後の有効応力
p1=Dp+po
Dp
po
p1
載荷によっていくら沈下が生じるか?
p. 92
沈下を求める3つの方法
• De(e-logp)法
• Mv法
• Cc法
De法
e-logp曲線から
De  eo  e1
Deによって生じる“ひずみ”は
e1
De

eo
1
土粒子
1
間隙
eo
De
ではない
De

(1  eo)
土粒子の分
したがって沈下量は
De
Sf (DH ) 
Ho
(1  eo)
Mv法とCc法
Mv法
体積圧縮係数:Mv
D
mv 
Dp
Dはひずみ変化量
Ds=ED:フックの法則 E 
すなわち,Eの逆数に相当
沈下量は
Sf  mvDpHo
Ds
D
最も理解しやすい
欠点:Mvは荷重によって変化する
Cc法
Cc 
eo  e1
eo  e1

log p1  log po log( p1 / po)
からDeを求める。後はDe法と同じ
欠点:荷重範囲が正規圧密だけだと良いが
Pcをまたぐ場合(Ccが一定ではない)
過圧密と正規圧密とに沈下計算を分ける
圧密のモデル
Model for Consolidation
粘性土の透水係数は
小さいので,水はゆっくり
でる(沈下速度は遅い)
p. 83
過剰間隙水圧と消散
Excess pore water pressure and
dissipation
圧密の基礎方程式
Equation for consolidation
u
 u
 cv 2
t
z
2
距離の二乗
間隙水圧の時間に対する変化
小さいと遅くなる
圧密係数
k
cv 
mv w
透水係数が小さくなると
mvが大きくなると圧密は遅くなる
mvが大きい:圧縮しやすい
p. 86
圧密方程式の解
圧密方程式は熱伝導の式と同じ
境界条件の下で解く
・初期の間隙水圧の分布
・境界における排水条件
各時間の圧密度は場所によって異なる
地表面の沈下は,各深度の圧密度を
総合したもの(積分)
数学的に表すと
時間係数
cvt
Tv  2
d
cvに比例
d(排水距離)の二乗に逆比例
別な言い方をすると
U=(今の沈下量)/(最終沈下量)
すなわち,圧密が始まる前は0
圧密が終了すれば1
圧密度と時間係数
p.88
Cvの求め方√t法
圧密方程式の解ではU<50%の範囲では,Uは√Tvに近似的に比例する。
U=90%の時のTvは0.848であることを利用して,
0.848 2
cv 
d
t 90
p. 90
一次圧密と二次圧密
Primary and Secondary consolidation
過剰間隙水圧が消散しても(一次圧密が終了しても)沈下は続く。
これを二次圧密と呼んでいる。
p.101
バーティカルドレーン(サンドドレーン)
Vertical Drain (sand Drain)
排水距離を短くする(d2に比例)
排水距離は10mに対して1m,1/10になる
時間は(1/10)2=1/100(正確ではない)
ドレーン間隔2m
20m
p. 102
計算の仕方
例えば:
ドレーンの直径:dw=0.4m
間隔:de=2m
n=2/0.4=5
ch=100cm2/day (水平方向のcv)
Th 
ch
t
2
de
U=80%に対して,
Th=0.2 t=80day=2.7month
ドレーンがない場合で排水距離が10mの場合
Tv=0.567 t=5670day=15.5year
ドレーンのある・なしを比較すると,約1/70。1/100でなない。
p.103