ペタンクで学ぶ ースポーツでコミュニケーションー ペタンクというスポーツ1 1910年、南フランスで生まれたスポーツ。 フランスでの競技人口は500万人と言われている。 ボール競技は、古くからヨーロッパを中心に行われてきたが、「ペタン ク」や「ローンボール」に分化していったと考えられる。 ペタンクとは、ピエタンケ(足をそろえる)という語源を持つ。 ゲーム方式は、シングルス・ダブルス・トリプルスの3種類がある。 2チームの対抗戦で行うボールゲームである。 映画監督の伊丹十三氏が持ち込み、楽しんでいたという記録もある。 日本には、昭和45年ごろから、日本レクリエーション協会を中心に普及 が始まる ペタンクというスポーツ2 日本ペタンクブール連盟に会員数は5000人程度であるが・・。 シルバーカレッジや兵庫県では、スポーツクラブ21などを通じて、普及 が進み、潜在的な日本のペタンクの競技人口は、20万人から30万人と言 われている。 レクリエーションから普及が進んだため、軽スポーツなどと言われている が、今日では、スポーツ団体として公益社団法人格を取得している。 また、日本体育協会への加盟を申請中である。JOCには、準加盟団体と して登録されている。 高齢者や車いすを利用している障がい者にも手軽に競技ができる。 渡邊は、兵庫県ペタンク協会の理事長で県体育協会の評議員をしている。 ペタンクの競技方法 ①じゃんけんで先攻、後攻を決める。 ②じゃんけんに勝ったチームが、最初にビュットという的になる木の球を投球する。 (6m~10mの範囲内)(直径35㎝~50㎝のサークルの中から投球) ※この時に足をそろえて、投球するため、ペタンクとなる。 ③その後、同じチームが、ボールを1球投球する。 ④次に、後攻のチームが1球を投球する。 ⑤的から遠いチームが投球する。(以後、的から遠いチームが常に投球を行う。) ⑥1チームのボールの数は6球で、両チーム合わせて12球となる。 ⑦12球の投球のすべてが終了することを、英語では1ゲームというが、フランス語 なので1メーヌと呼ぶ。 ⑧1試合は、普通11点から13点で競技を行う。 投球方法 手の甲を上にして、球を握り、アンダースローでバックスピンをかけて投球。 コミュニケーション技術2での展開 全部で6回行う 1回目は、投球練習とルール解説を行う 2回目から5回目までトリプルスまたはダブ ルスでゲームを行う。 5回目には、実技テストを行う。 6回目には、ルール等の筆記のテストを行う。 成果と課題 成果 誰でもが簡単に始められるために親しみやすい 実技テストやルールの試験を行うことにより、自分が指導できるスポーツの一つ として身につけさせることができる。 高齢者などが実際にプレイしている姿を見て、余暇活動としての認識が深まる。 チームプレイなので、チーム内でのコミュニケーションが促進される。 課題 体育の授業の感覚で実施するのであるが、遊びと勘違いされる。(試合の勝敗等 も成績に反映させることで、参加者は真剣に取り組む) 校内だけでなく、実際の試合等に参加することによって、理解が深まるのである が、その機会が少ない。→今回、初めて男子3人が試合に参加する。 11月23日ふれあいスポーツイベントの ペタンク大会に参加した高校生 ー試合風景とスタンプラリー(体験コーナー)で、子どもたちに指導する高校生ー 最後に コミュニケーションの基本は、口頭言語である。 しかし、よほどのことがない限り、見知らぬ他人と 言葉を交わすことはない。 そんな時、ペタンクというスポーツを知っていたら ほら、繋がった。 スポーツでも繋がることができるんだ
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