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中学部知的障がいのある生徒が
集団場面で教員の話を
メモするための支援
【問題と目的】
教員の話
手遊び
姿勢が崩れる
注意喚起
視覚的教材
大量の情報
+
話が長い
話が分からない
怒る
教員に尋ねる
一瞬は
おさまる
【方法】
対象生徒のプロフィール
• 中学部1年 男子
• 知的障がい
• WISC- Ⅲ (2011年10月21日実施)
VIQ= 56、 PIQ= 61、 FIQ= 54
VC=61、PO=63、FD=65、PS=64
【方法】
介入1
選択式メモ
介入2
選択式メモ
+
記述式メモ
介入3
記述式メモ
+
略記の記述
メモの記入
教員の話
ベースライン
教員の質問5つ
反応なし
プロンプト
メモの記入
正答率の算出
正答した質問数
正答率=
×100
質問数
【方法】
介入場面
実施場面
朝の会
帰りの会
生単
美術
国語
実施曜日
毎日
話す教員
実施した介入
B(担任)
選択式メモ
記述式メモ
略記
月曜日、木曜日
B(担任)
水曜日
C(教科担任)
金曜日
D(教科担任)
選択式メモ
選択式メモ
選択式メモ
A
介入前
朝の会
授業場面
教員
答えが分からない
【方法】
B
質問に答える
C
誤答(↓)
教員の叱責(↓)
介入後
朝の会
授業場面
教員
答えが分かる
メモ帳
正答(↑)
質問に答える
教員の
誉め言葉(↑)
【結果】
【結果】
【得点】
ずっとやっていた=3
・外を見る
ときどきやっていた=2
・指で遊ぶ
ほぼやらなかった=1
・頭を机上で横にする
まったくやらなかった=0
・鼻をいじる
【考察】
介入1ですべての場面で正答率が概ね100%になった。
すべての場面で話を聞く姿勢が良くなった。
メモをとる指導は有効
今後の課題
介入2,3が他の指導場面で有効かどうかの検討
メモをとった内容が行動として現れるかの検討
将来的な展望
個人のメモ用紙を持ち、必要な時にメモをとり、
メモを見ながら行動する