ソフトウェアの複雑さ への挑戦 Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 1 はじめに(山本さん) Demand Process Design Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 2 ソフトウェアの特性(山本さん) • 講義で出たS/Wの特性羅列 Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 3 我々の悩み(山本さん) • • • • システムへの関与者が増大している 全体を理解するのが困難(複雑性) 維持が困難(保守とか運用) (我々の悩みを書いてね…) Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 4 IT業界の現状 リスクチェーン システム・サービス・ S/Wの提供、withリスク 不良・誤仕様・運用制限・費用増大・保守性低下 保守・運用 R&D 協力会社 協力会社 プロジェクト エンジニア PM コンサル 営業 ツール ツール ツール ツール ツール 手法 手法 手法 手法 手法 開発プロセス 開発プロセス 開発プロセス 開発プロセス 開発プロセス リクワイアメント・ディバイド 要求/ニーズ・情報・キャッシュの喪失、改変が発生 Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 5 顧客 IT業界の課題 • ステークホルダーたる認識(ユーザ、運用部門) • 情報流通の障壁の撤廃 • 共通ルールの策定 •デマンドチェーンの連鎖の接続 •デマンドとバリューの相互接続 Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 6 解決へのヒント: SCMに見るチェーンの実現 バリューチェーン 商品・サービス 資材メーカ 部品メーカ メーカ 卸業者 小売業者 ロジスティクス システム システム システム システム I/F ビジネスプロセス システム ニーズ・情報・キャッシュ デマンドチェーン SCMのコンセプト • 消費者に付加価値の高い製品をタイムリーに安く提供するために – サプライチェーンからムダなものを取り去る – サプライチェーンからムダな時間を取り去る • SCM実現のためのポイント – – – – 最適なものの流れの管理(JIT) 最適な情報の流れの管理(需要から供給への流れ) 全体最適(ビジネスプロセス、バリューチェーン) 顧客視点(ニーズの重要性と顧客満足度、デマンドチェーン) SCMによって企業が得るもの • 顧客ニーズに基づいた新たな付加価値を持った商品を効率的に開発する競争力 • 顧客満足度向上により効率的なキャッシュフロー Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 7 消費者 SCM for IT: 我々にとってのムダとは? Customer Value アーキテクチャ 要求/ニーズ・情報 観察 (Observe) 開発チーム 開発チーム PM 顧客 方向性定義 (Oriented) 開発チーム 保守チーム 運用チーム 実行 (Action) ツール プロジェクト運営ルール 手法 開発プロセス 標準 CMM オープンソース システム/ソフトウェア・バリュー 知識共有 Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 8 決定 (Decide) SCM for IT : 構築にあたってのポイント 1 【情報公開】 アーキテクチャ 情報公開の仕掛を整備し、情報の分断を抑制せよ -メーリングリスト -掲示板 etc 要求/ニーズ・情報 開発チーム 開発チーム PM 顧客 開発チーム 【顧客をチェーンに参加させよ】 顧客をチェーンに参加させ、デマンドチェーンを築け 保守チーム 運用チーム 【情報ロス防止対策】 ツール プロジェクト運営ルール 手法 開発プロセス 標準 システムの保守費の50%はシステム理解の費用 →情報ロス防止対策で保守費用を低減せよ CMM オープンソース システム/ソフトウェア・バリュー -保守ドキュメント維持に対する報酬 -設計者への報酬システム -2パーソンルール 知識共有 Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 9 SCM for IT : 構築にあたってのポイント 2 【アーキテクチャの構成要素に即した スモールチーム編成】 アーキテクチャ 開発チーム 要求/ニーズ・情報 独立性の高いスモールチームを編成し、システム構築の 多重度を増やし、効率化したシステム構築プロセスを実現せよ 開発チーム 独立性の高いチーム構成実現のために アーキテクチャの構成要素に応じチーム編成せよ PM 顧客 開発チーム 保守チーム 運用チーム 【標準化】 ツール プロジェクト運営ルール 手法 開発プロセス 標準 標準のメリット「関連するステークホルダを簡易に増やす ことができる」を獲得せよ そして、システム関与者の増大へ対応せよ CMM オープンソース システム/ソフトウェア・バリュー 知識共有 Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 10 SCM for IT : 構築へのヒント(オープンソース) プロジェクト運営ガイドライン 最終更新: $Date: 2003/11/07 17:32:06 $ このドキュメントは、Ja-Jakartaプロジェクトとそのサブプロジェクトのガイドラインを定義しま す。たとえば、メンバーのさまざまな区分と投票権、議論を投票によって解決する方法、及 び提案やプロジェクトのコードベースに変更を加える場合に従う手続きについて定義してい ます。 変更又は追加がある場合は、その内容をgeneralメーリングリストで討論してから、プロジェ クト運営委員会の超多数決による承認で承認します。各サブプロジェクトは、さらに独自の ガイドラインを採用してもよいですが、その場合はこのガイドラインを拡張するだけに止め、 決して相反してはいけません。 役割と責任 意思決定 このプロジェクトの役割を次のように定義します。 アクションアイテムを提案、投票する方法を次のように定義します。 ユーザ (Users) アクションアイテム 開発者 (Developers) 長期計画 コミッタ (Committers) 短期計画 リリースマネージャ (Release Manager) リリース計画 システム管理者 (System Administrators) パブリックリリース プロジェクト運営委員会 (PMC) 変更 連絡 アクションアイテムの投票 メンバー間の連絡方法を次のように定義します。 投票結果 generalメーリングリスト 提案方法 transメーリングリスト 他の事項に関する投票 reportメーリングリスト プロジェクト運営委員会の規則 server-userメーリングリスト プロジェクト運営委員会 (PMC)の役割と責任を次のように定義します。 adminメーリングリスト 背景 pmcメーリングリスト 役割 pmc-announceメーリングリスト 義務 ミーティング 投票 議長 会計係 メンバーの資格 新規メンバーの追加 メンバーの辞任と解任 サブプロジェクトの作成 一般メンバーの解任 The UseCase of the Ja-Jakarta project Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 11 提言(3カ条) • 複雑なソフトウェアに対し、“SCM for IT”を整備し、 SCM全体で、最大の顧客価値を提供せよ – Demand Chain – Value Chain • “SCM for IT” 構築にあたっての5つのポイント – – – – – 情報公開 顧客をチェーンに参加させデマンドチェーンを築け 情報ロス防止対策 アーキテクチャの構成要素に即したスモールチーム編成 標準化 • オープンソースプロジェクト運営は、“SCM for IT”構築へのヒ ント? Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 12 そして皆がハッピーに • おいしい酒が呑める Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 13 Fuji Xerox Information Systems co.,ltd. 14
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