ファイナンス第四回レポート

ファイナンス第四回レポート
寺田俊一
• 日本の金融に関する経時的な理解
• 制度・法律
• 数量的側面
1944年 ブレトンウッズ体制
• アメリカのみが金本位制度の維持
• 金1オンス=35ドルの固定相場制
• 基軸通貨ドル確立
1965 年 ~1970 年 いざなぎ景気
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東京オリンピック
貿易自由化
マイカーブーム
カラーテレビやエアコンの本格普及
貿易と国内需要が堅調な時期
1971 年ニクソンショック
• 基軸通貨のドルと交換できる金の量を確保が
困難
• 米国の金利上昇と財政赤字がドルにマイナス
影響
• ドルと金の交換停止→変動相場制へ
• ドルは下落
• ドル建ての原油は収入減
• 1973 年に大幅な原油価格の値上げ
1985年 プラザ合意
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プラザホテルで G7 先進 7 カ国会議を開催
円高の容認
内需拡大によってきり抜けようとした
この時の経済政策がバブル経済の原因
1986 年 〜1991 年 バブル景気
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経済成長を背景に不動産価格が高騰
土地・株などの資産バブル
1989 年の大納会に 3 万 8915 円
1990 年1月ブレディ財務長官
「円レートはもっと安く取引されるべき」
円安懸念で債券価格が暴落、金利上昇
バブル崩壊
1986 年 〜1991 年 バブル景気
• 大蔵省から「土地関連融資の総量規制等」
• 土地への資金流入を規制
• 住宅金融専門会社だけ対象外
• 土地価格下落のなか融資は続けられ不況の
長引く原因に
1986 年 〜1991 年 バブル景気
• 株式の株価暴落により損失が表面化
• 91 年に野村證券をきっかけに大手証券会社
4 社の損失補てん問題
• 株価は、96 年に 2 万 2666 円 バブル崩壊後
最高値
• 橋本内閣が金融ビックバン構想
• 金融界は健全な方向に向かっていると思わ
れた
1986 年 〜1991 年 バブル景気
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そんな中 97 年に北海道拓殖銀行が破綻
4 大証券会社の山一證券が破綻
本当に不況になったと日本は自覚
日債銀の国有化、大手行への公的資金導入
2003年にはりそな銀行実質国有化
不況は続いた
2008 年リーマン危機
• 信用度の低い人向けの住宅ローンであるサ
ブプライムローンが問題化
• アメリカの住宅価格が上昇すること前提にリ
スクが過小評価
• サブプライムローンを証券化した金融商品が
高利回りで人気化
• さらに信用度の低い住宅ローンが証券化
2008 年リーマン危機
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しかし住宅バブルが崩壊
住宅価格が下落 問題が表面化
証券化商品を扱っていた投資銀行の大損失
カネ余りで金融商品が多く作り出された反動
世界中の金融機関で信用収縮
日経平均株価もバブル後最安値を更新。
2011 年 3 月 東日本大震災
• 3 月 11 日金曜日に M9.0 の大地震
• 明けた 3 月 14 日月曜日には東証一部売買
高が 6 兆円に迫る事態
• その後 3 月末までには以前の数値に戻る
会社法
• ・資本金規制の撤廃
• ・会社設立手続きの簡素化
• ・機関設計の柔軟化
• ・会計参与及び合同会社の創設
• ・資本金 0 円・取締役 1 人でも起業が可能
金融商品取引法
• 金融商品取引法とは、1948 年に制定された
「証券取引法」などを抜本的に改正
• 2007 年 9 月に成立
• さまざまな金融商品について開示制度、取扱
業者に係る規制
• 国民経済の健全な発展及び投資者の保護に
資することを目指した法律
①対象金融商品の網羅化
• 多様な金融商品をすき間なく対象
• バラバラだった法体系をまとめて横断化
• 規制のすき間に落ちる金融商品をなくす
②ルール強化
• 金融商品取引業者は登録制に
• 広告の場面での規制
• 販売・勧誘・契約の規制
• 適合性
• 書面交付義務
• 禁止行為
• 損失補填の禁止
③公平性の強化
• 取引所制度を改善
• 証券取引所の機能強化
• 公開買付制度や大量保有報告制度の見直し
• 有価証券の決算報告書の四半期ごと公表
• 「確認書」の提出が義務づけ
④罰則・課徴金強化
• 個人、法人ともに刑罰、課徴金を課す
• 不公正な取引や風説の流布
• 相場操縦
• インサイダー取引
• 有価証券報告書などの不提出
• 見せ玉
金融商品取引法まとめ
• 不公正な取引手法の排除
• 投資家保護
• 法の抜け穴を突くような株取引の防止
• 実態が見えにくい投資ファンドに対する規制
の強化
• 市場の公正さを保ち、海外からの信頼も確保
売買高からみる株式市場の現状
売買高からみる株式市場の現状