D2.2 艇による抗議 - VENTO ORIENTALE -東からの風

Team Racing Rules
2013-2016
(日本語訳)
Uli Finckh, Breitbrunn
Transl. and edit. by Sen Yamaoka
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コース
Uli Finckh, Breitbrunn
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D1 競技規則の変更
(D1.1 定義と第2章、第4章)
赤字:2013-2016改定
(a) 定義ゾーン:距離を2艇身に変更
(b) 18.2(b)(2艇身ゾーンでオーバーラップしていない場合)
先頭艇がゾーンに到達した場合、外側艇は内側艇にマーク
ルームを与える、クリア・アスターンになった場合、クリア・ア
ヘッドが有効と変更
(c) 18.4(内側にオーバーラップした航路権艇のジャイブ)
削除
(e) 24.3 :フィニッシュした艇は、フィニッシュしていない艇を妨害
してはならない
(f) 24.4 :異なるレースの艇と出会った場合のコース変更は、自
艇のレースに勝とうとするものでなければならない
(g) 41:同じチームから声を掛けることによる援助は許される
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D1 競技規則の変更
(D1.2 抗議と救済要求)
(a)(a) 他艇を抗議する。ただし、第2章の規則違反については、そ
のインシデントに関与していない場合、相手チームの艇間で
接触がなかった場合、抗議できない
(a)(b) 救済要求できる
(b) 赤色旗は、はっきり目立つように掲揚した後、降ろしてもよい
(c) 救済要求の場合、赤色旗はアンパイアが気づくまで掲揚し続け
なければならない
(d) レース委員会またはプロテスト委員会は、第2章の規則または
規則31、規則42の違反で艇を抗議できない
(f) 自チームから受けた損傷、障害に救済を受ける資格はない
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D1 競技規則の変更
(D1.3 ペナルティー)
(a) 第2章規則または規則31、規則42に違反した場合、1回転ペナ
ルティーを履行できる
(b) リタイアすることでペナルティーを履行できる
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艇による抗議
D2.2(a)
“プロテスト”と声
を掛ける
赤色旗を掲揚
どの艇もペナルティー
を履行しない場合、
アンパイアが判定
“Protest”
Uli Finckh, Breitbrunn
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D2 アンパイア制のレース
(D2.2 艇による抗議)
D2.2 艇による次の抗議はアンパイアが判定する
• 第2章の規則、ただし 次の場合のみ、
自らそのインシデントに関与したか、または
相手チームのメンバー同士の接触を伴うインシデント
(規則14)
• 規則 31(マークとの接触)
• 規則 42(禁止される推進方法)
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抗議への反応
D2.2(b)
いずれかで応える
違反した場合;
できるだけ早く他艇か
ら離れた後、1回転ペ
ナルティーを履行
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違反していない場合;
帆走を続ける
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D2 アンパイア制のレース
(D2.2 艇による抗議)
D2.2(a) 抗議しようとする艇は、「プロテスト」と声をかけ、赤色
旗を掲揚しなければならない、
後で降ろしてもよい <D1.2(b)>
D2.2(b) それらの艇には応じるための時間を与えなければな
らない。インシデントに関与した艇は、ただちに適切
なペナルティーを履行するか、履行しようとしている
ことを明確 に示さなければならない
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アンパイアの判定 D2.2(c)
白色と緑色旗と笛(ペナルティーを課さない)
-
違反していない
軽微の違反
抗議の手順に誤りがある(声、旗、タイミング)
アンパイア間の意見不一致
赤色旗と笛と艇番号
(2回転ペナルティー)
- 規則に違反し、ペナルティーを履行しない
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D2 アンパイア制のレース
(D2.2 艇による抗議)
D2.2(c) どの艇もペナルティーを履行しない場合、アンパイア
はペナルティーを課すかどうか判定する
D2.2(e) アンパイアは長音一声と次の旗を掲揚し、判定する
<D2.4>
・ ペナルティーを課さない場合、緑色と白色の旗
・ ペナルティーを課す場合、赤色旗と声
・ プロテスト委員会に報告する場合、黒色と白色の旗
D2.2(f) アンパイアによりペナルティーを課せられた艇は、2回
転ペナルティーを履行しなければならない
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アンパイアができること?
他艇からの抗議なしに D2.3
(D2.3 アンパイアはペナルティーを発議できる)
(a) マークとの接触(規則 31)、禁止される推進(規則 42)
(b) 自チームの他艇または他のレースの艇との接触(規則14)
(c) 艇/チームがペナルティーを履行したが有利になった場合
(d) 規則14に違反し、損傷または傷害があった場合
(e) 1回転ペナルティーの不履行 <D1.3(a)>
(f) 2回転ペナルティーの不履行 <D2.2(f)>
(g) スポーツマンシップ、グッド・マナー違反(規則 2)
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D2 アンパイア制のレース
(D2.4 アンパイアによる信号)
ペナルティーは
2回転または指示された回数の回転
(赤色旗、笛、声)
プロテスト委員会に報告
(黒色と白色旗、笛)
ペナルティーなし
(緑色と白色旗、笛)
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D2 アンパイア制のレース
(D2.7 その他の手順に対する制限)
アンパイアの判定または処置したこと、処置しなかったことから
生ずる、艇による救済要求または上告はできない。またレースを
中止する根拠とはならない
プロテスト委員会は、アンパイア・ボートを含む運営艇が競技中
の艇を著しく妨害したかもしれないと確信する場合のみ、救済を
考慮すると判決できる
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参考
コース例
(USTRA)
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