サブプライムローン

サブプライムローン
金融危機拾収の見込み
アメリカ金融体制の問題と
いろいろ
今回取り上げる問題
• サブプライム問題の発端
• CDS危機 CDSとは?
• その他アタック法など
• 2000年のITバブル崩壊後、FRBが金融緩和
を実行
※金利を下げてお金を借りやすくすること
• その結果資金が調達しやすくなり、投資が活
発となった。
その投資資金が向かった先のひとつが住宅市
場だった。
住宅価格の上昇で銀行の融資条件が引き下げ
られた。
この時期にサブプライムローンが増加
(01-06年の間に全体の6%⇒15%に上昇)
さらに2-3年は低い金利で、のちに上昇する金
利リセット方式のローンも増加した。
(同6%⇒26%)、
しかしFRBの金利引上げ(金融引き締め)で住
宅価格が下落、返済負担上昇。
• 住宅価格の下落が引き金となり、借りている
ローンの金利が高くなる前に安いものに借り
換えをしようと思っていた借り手が住宅価格
の下落でいい条件で借りれなくなって返済で
きなくなる借り手が出てくる。
結果破産する借り手が出てくる。
• そうすると債権の所有者に債権評価額の下
落や、金利収入が得られないなどといった形
で損失が来る。
住宅価格の下落
借り換えができなくなる
破産
債権の価値がなくなる
債権の所有者が損失を受ける
リスクが川のように移転している
最終的に損失をこうむるのは 最終的な債権保有者であり
サブプライムローンの問題点
• 住宅ローン証券を発行した銀行は市場に債
権を証券の形で売ったのでローンを組んだ人
は損をしない仕組みになっていた
• 結果ずさんな融資基準で貸し出してしまった。
• しかし住宅ローン会社は買い戻し特約つきの
債券として銀行に売っていたため、最初に損
失をかぶるのは住宅ローン会社である
銀行も損失を受けないわけではない。
裏づけ資産(担保)として組み込むために、かな
り保有している銀行もあり、住宅ローン会社
がつぶれると損失を受ける。
さらに破綻した住宅ローン債権に投資した投資
機関(ヘッジファンド、投資銀行)に融資してい
た場合も損失を受ける。
住宅価格の表
住宅ローン総額の推移
銀行の保有額
内閣府
政策統括官室 資料より
• CDOの中にサブプライムローンを含むRMBS
債権が含まれていた。
ABX指数の推移
• 差し押さえ件数の増加について
レベル3資産について
Level3 asset problem
CDS危機
CDS (Credit Default Swap)
CDSとは融資先が倒産した際にその融資の回
収を第三者が保障する債権です。
もともとは銀行が企業に融資する際に担保とし
て使っていました。
CDSの仕組み
融資
A社
C社
A社
C社
元利
返済
プレミアム料
保障
(掛け金+手数料)
(プロテクション)
B社
債権譲渡
元利保障
元利返済
B社
現物決済の場合