Logo 藁谷研究会春学期 中間発表 Mundpropaganda-Marketing 総合政策4年 片山千里 Logo 研究目的 マーケティング手法としてのCGMについて、実態と効果 を把握する。 CGM、特にクチコミに注目し、日本とドイツでの相違を探 る。 CGMの概念や行われ方の違いがあるとするならば、な ぜそれが生じているのかを考察し、CGMの新たな可能性 を探る。 Logo これまでの研究成果 日本におけるCGMの実態や効果を探るため、SNS(とり わけ日本最大のSNSであるmixi)を中心に調査。 日本でのCGMへの注目が高いこと、またインターネットな どのメディアを介して行われるCGMのマーケティングの 可能性を理解。 mixi公認コミュニティの分析から、企業と消費者の新たな 関係を発見 Logo 今期の計画 ドイツのCGMについて、どのような点を調査・分析するか 定める。(CGMの実態、CGMの効果、そもそもCGMの 概念的な違いなど) 「Mundpropaganda-Marketing」の文献を読み込む Logo 中間発表までの進捗状況 「Mundpropaganda-Marketing」を読み込んでいる 文献から“Mundpropaganda”の定義や重要性、マーケティ ングツールとしての効果を理解している。 上記とともにドイツにおけるCGMの具体例を検索中。 Logo 「Mundpropaganda-Marketing」目次 1 Was ist Mundpropaganda? 2 Wie wichtig ist Mundpropaganda? 3 Wie loest man Mundpropaganda aus? 4 Warum sich Mundpropaganda in Netzwerken schneller ausbreitet? 5 Wer beteiligt sich an Mundpropaganda? 6 Welche Rolle spielen klassische und neue Medien? 7 Wie entdeckt und bewertet man Mundpropaganda Logo Mundpropagandaとは何か 定義:個人間で起こる商品やサービス、ブランドについて の日常的なコミュニケーションである。会話や文書が結合 した表現であり、必然的なものではない。 クチコミは操作できず、そこから得られる効果も予測でき ないが、広告費や宣伝費の削減になる。 クチコミは様々なメディアを介して行われる。 商品やサービスの評判がすぐに上がる、また逆にフィード バックも得られる。 Logo Mundpropagandaの重要性 戦後の定義:ブランド・商品・サービス提供者と受信者の 間の会話的、個人的なコミュニケーション。その際に非営 利な行動をとる個人としての送信者として、受信者を利用 する。 ⇒しかしながら、携帯やインターネットなどの網目状に ネットワークがはられている現代においては、情報流動の ポテンシャルを考え直さなければならない。 クチコミはコミュニケーション力が根本にある。クチコミの 強大な影響力は、コミュニケーションの可能性を広げる存 在があるからだといえる。 Logo Mundpropaganda-Marketingの定義 商品やブランドのポジティブな対話を最大化し、ネガティブ な対話を最小にする Logo Mundpropaganda-Marketingの目標 マーケティングのプランでは初めてに目標の定義づけを 行うべきである。以下はその典型例である。 ①企画、商品、サービスについて人々の間で話題になっ ているかどうか、そしてどのように対話されているのかを 見つけ出す。 ②改良の余地(ポテンシャル)とイノベーションの認識を得 る。 ③市場や競合の情報や認識を手に入れて、分析する。 ④ブランド、商品、サービスにおけるポジティブな対話を 促進する ⑤クチコミ特有のテーマを作る(テーマセッティング)。 ⑥ネガティブなクチコミを阻止する。 Logo まとめ Mundpropagandaという概念は日本とほとんど変わらない。 またマーケティング手法としても、広告費などのプロモー ション費用削減、早くて広い情報の伝播、消費者からのリ アルな意見を得られるという点が注目している。 ドイツについては、まだ概念的なものしか把握できていな いが、クチコミについて「企業側の商品やサービス、企画 があって起こるもの」という色合いが強く、「ユーザー側か らの意見を取り入れて、いちから商品やサービスを練る」 という要素はまだまだ見当たらない。 Logo 今後の方針 「Mundpropaganda-Marketing」の本を出来る限り多く読む。 そして理解する。 ドイツでの具体例を決める。 文献の中で、コミュニケーションメディアを中心行われてい るか、そしてどういうコミュニケーション形態で行われてい るかという点に注目しながら、読み進めていきたい。
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