高原の使用したパワーポイントファイル

B2群 授業科目
「科学・工作ボランティア入門」
担当教員
理学部 化学科
高原 周一
理学部 応用物理学科 米田 稔
理学部 基礎理学科
山口 一裕
工学部 バイオ・応用化学科 滝澤 昇
工学部 電気電子システム学科 クルモフ バレリー
総合情報学部 コンピュータシミュレーション学科 小野 忠良
日本における理工離れ
2006年のOECD生徒の学習到達度調査 (PISA)
• 日本の科学技術のレベルが下降状況にある?
• 科学への興味・関心や科学の楽しさを感じている生徒の割合が低く、観
察・実験などを重視した理科の授業を受けていると認識している生徒の割
合が低い。
15 歳生徒のデータ
 「高校卒業後も科学を勉強したい」 日本:20%,OECD 平均は31%
 「30 歳の時点で自分が科学に関係する仕事に就いている」
日本8%,OECD 平均25%
日本の大人の科学技術に対する関心は先進諸国と比較して低い.
(「科学技術と社会に関する世論調査」などより)
原因は...
科学・技術の高度化,科学・技術への負のイメージ,理系の待遇 etc.
科学技術理解増進活動
• 学校教育の中での取り組み
• 大学・企業等による初等・中等教育への協力
(出張講義・実験等)
小・中・高 教員
研究者・技術者
• 博物館,科学館の取り組み
• 大型の科学イベント(科学の祭典等)
• 地域での科学・工作教室
• サイエンス・カフェ
• テレビの科学番組(でんじろう先生等)
• 本,雑誌,インターネット等
博物館学芸員
科学・工作ボランティア
サイエンス・コミュニケーター
第二の「でんじろう」を岡山理大から!
「科学・工作ボランティア」の具体例
「大学祭企画わくわく科学の広場」
「エンジョイ★サイエンス」
教員・学生有志による科学体験イベント.物理・化学・生物
からロボット・考古学まで. 参加者約420名
超伝導の実験
スタッフの集合写真
「博物館展示実習」の成果を県立
児童会館で発表.参加者約150名
近隣の河川にいる魚
青少年のための科学の祭典 1万人規模の科学イベント
開会式
会場全景
ブースの様子
イベントの補助から主催まで,様々な関わり方がある.
標本の展示
科学・工作教室
旭東公民館 科学フリー塾
他大学での学生参加型の取り組み
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工学院大学 理科教室の展開と支援学生への教育波及効果(H16年度特色GP)
愛知教育大学 科学教育出前授業等による学生自立支援事業(H17年度特色GP)
立教大学 理数教育連携を通じたCBLSプログラム-豊島区との理数教育連携に
よる専門教育プログラム「Community-Based Learning in Science Education」-
(H17年度現代GP) 2007年度に学生サークル「立教理科工房」結成.
九州工業大学 学生と地域から展開する体験型理数学習開発-地域ニーズに応え
る学生参加型創造力育成プロジェクト- (H17年度現代GP)
奈良教育大学 高大融合による理数科高校教員の養成(H18年度教員養成GP)
和歌山大学 紀ノ川流域をフィールドとする自主演習(H19年度現代GP)
実験工作キャラバン隊
東京工業大学 小中校用バイオ教材開発による競創的教育(H18年度特色GP)
3相の<ことつくり>で社会へ架橋する(H19年度学生支援GP)
神戸大学 正課外活動の充実による大学院教育の実質化(H19年度大学院GP)
金沢大学 サイエンス☆ラボ 理学部オープンキャンパスへの学生の参画
東京大学教養学部化学部 学生だけで運営するサークル.1959年から東北・北海
道の中学校等に出向いて実験教室を実施.
全国的な交流(学生サークル連合など)ができるかも!
「科学・工作ボランティア入門」の内容
• 地域で科学・工作教室に取り組んできる先生方による講習会.
 「大道仮説実験 もくもく」 (ドライアイスの実験)
講師: 三木淳男 先生 (岡山市立中学校教諭,岡山仮説の会)
 「身近な物を使った科学実験」
講師: 宮田昌二 先生 (岡山大学教育学部付属中学校教諭)
 「イライラ棒を作ろう」
講師: 水田雅明 先生 他 (岡山市少年少女発明クラブ)
• 自由に班を組んで(1班あたり3~4名) ,自分たちで選んだ楽しい実験・
工作を準備し,発表会(学内に公開)で披露.
• 地域の科学・工作教室,大学祭企画等への参加を推奨.
地域で実践をすれば,認定科目「ボランティア活動」により単位認定.
認定科目「ボランティア活動」
• B2群(一般教養)科目
• 1単位
• ボランティアをして所定の書類を出せば単位認定.
申請書,活動証明書,活動報告書など
※ アルバイト代を受け取っていないものに限る.
• 賠償責任保険に入る必要あり.
詳しくは授業時間割表p5を参照のこと.
• 説明会に出席の必要あり!
4月16日(水) 昼休み 11061教室(10学舎6階)
参加・補助が可能な学外のイベント
◎ 県立児童会館「わくわく科学教室」
場所: 岡山県立児童会館(岡山市伊島町)
日時: 下記の土曜日の10:00~12:00 (5月5日は下記参照)
講師: 三木淳男先生 他 (岡山仮説の会)
5月 5日 10:30~11:30,13:30~14:30 「大道仮説実験もくもく」 子ども~大人
※ この日は児童会館主催の「こどもまつり」で他にも様々なイベントあり.
5月31日 「大道仮説実験もくもく」 小学3~6年生対象
6月14日 「牛乳パックカメラ作り」,講師養成講座 大人対象
6月28日 「牛乳パックカメラ作り」 小学1~3年生対象
◎ 2008年度1学期「わくわく科学クラブ」(岡山仮説の会)
日時: 5月~7月の第3土曜日(5月17日,6月21日,7月19日)の9:15~12:00
場所: 操山公園里山センター
内容: 「磁石の不思議」
◎ 岡山市少年少女発明クラブ
日時: 毎月第2・第4土曜日 10:00~12:00
場所: 西大寺公民館 第1講座室
内容: 小学校高学年対象の工作教室
「科学・工作ボランティア入門」の達成目標
• 科学・工作ボランティア活動で活躍できる人材を育成する.
• 科学・工作ボランティア活動の意義と楽しさを理解し,これに
参加する意欲をもつ.
• 科学・工作ボランティア活動を行う上で必要となる知識・ノウ
ハウを身につける.
• 非専門分野も含む科学・技術全般に関心をもつ.
• 社会に出たときに必要とされる情報収集力,コミュニケーショ
ン力,問題解決能力,段取り力などの総合的な能力を高める.
成績評価・連絡事項
【成績評価】
• レポートの内容(50%),発表会の内容(50%)によって評価する.
• 発表会の評価には,受講生相互の評価も加味する.
【連絡事項】
• 受講者が多数の場合は受講制限することがある.
• 材料費(講習会・発表会)は受講生の自己負担とする.
※ 講習会については3回目のみ500円程度を当日徴収する.
※ 発表会で使う材料は基本的に受講生が自己調達.
• ホームページを開設している.
http://www.chem.ous.ac.jp/~takahara/vst/
※ ホームページに授業風景の写真を掲載することがある.
教科書・参考書
【教科書】 使用しない
【参考書】
• 「科学的とはどういうことか」板倉聖宣/著・仮説社
• 「仮説実験授業のABC 楽しい授業への招待」板倉聖宣/著・仮説社
• 「サイエンスシアター シリーズ」板倉聖宣ほか/著・仮説社
• 「ものづくりハンドブック 1~7」たのしい授業編集委員会/編・仮説社
• 「おもしろ実験・ものづくり事典」左巻健男・内村浩/編著・東京書籍
• 「小学生の100円ショップ大実験」学研
• 「大人もハマる週末面白実験」左巻健男・滝川洋二・こうのにしき/編著・
講談社
本日の予定
<団体の紹介>
• ONSEN,科学ボランティア研究大会(5分)
• 岡山県立児童会館(5分)
• 岡山市子どもセンター(30分)
• 実験サークルのっぱら(5分)
• 天文部(5分)
• エコまっしぐら(5分)
<その他>
• 学年,学科,学生番号,氏名を明記の上,受講動機,現時点での発表会
のテーマ案,本日のガイダンスの感想,自己アピール(抱負など)を書く.
(10分)
※ 受講生が多すぎる場合は受講生選定に使用.
• 時間があれば班編成・テーマの検討を進める.
次回は4月26日(土)14:00~17:00.次回までにテーマ案を考えておくこと.