すずかけの木通信 平成26年7月号 6歳頃に生えてくる大人の歯“6歳臼歯”には、 とても大きな役割があります!! 私達人間は、生きていくために必ず食事をしなければなりません。 6歳臼歯は食事の際に咀嚼(そしゃく)にとても大きな役割を果たしています。 最大咬合力(噛む力)・・・成人男性で約60㎏(他のどの歯よりも噛む力が強い! ⇒主に6歳臼歯で物を噛んですりつぶしている 6歳臼歯を1本でも失うと咀嚼効率は2/3以下に落ちてしまいます。 6歳臼歯が健全⇒生涯を通じてあいしく食べられることに繋がる!! ・生えてくる時、乳歯の奥(一番後ろ)に生えるので磨きにくい ・咀嚼効率が一番高い=汚れが6歳臼歯の溝にたまりやすい ・歯ブラシができている子も溝の深い所から虫歯になることもある (溝の底までは歯ブラシの毛先が届かない・・・) 当院では虫歯になる前に、歯ブラシの届かない 溝をお薬(シーラント)で塞ぐという予防を小児患 者さんに勧めています。 ※シーラントを行う時は、歯をは一切削りません! 過去や現在の虫歯の経験がこれからを見るうえで大きな判断材料になります。 ⇒・乳歯の虫歯が多い・歯ブラシがうまく行えない場合 ・・メンテナンスの間隔を狭め萌出途中からシーラント ・乳歯の虫歯が少ない・歯ブラシがしっかり行える場合・・完全に萌出してからシーラント ・乳歯に虫歯が無い場合・・完全に萌出してからシーラント ※当院では、一人一人に合ったシーラントの材料・時期を考えて行っていきます。 ただし、シーラントを行えば絶対に虫歯にならないというものではありません。 シーラントが普及して約60%の6歳臼歯の溝の虫歯が予防できていると言われています。 当院では、これが70%・80%となるようにできる限り一人一人に合わせた最善の方法で行っていきたいと思います。 しかし、そのためには患者さん・保護者(家族)の方の協力が必要となります。 “歯科医院・患者さん・保護者の方”の全員で子供の6歳臼歯を虫歯から守っていきましょう。 H26.7.1 医療法人社団 すずかけの木 丸山歯科医院 作成者 杉本和香奈
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