政府班 ・C.Tsukahara ・K. Matsudaira ・N.Mashima ・T.Mikuri 全体のパワポの流れ 1.税制面からの考察 - 歴史的考察 - 構造的考察 2.社会保障からの考察 - セーフティーネットによる影響 - 年金による影響 フローチャート 所得格差 税制 社会保障 政府面からの考察 全体の結論 • 今回のプレゼンでの結論は税制面では中曽 根・竹下内閣の税制政策が高所得者に対し ては優遇、低所得者にとっては厳しいものに なった。また社会保障の面からの考察は高齢 化になりつつある為、今後セーフティーネット が増えて、その結果財政負担が増加してしま う。 税制面からの考察 構造的分析 -税制の種類 -累進課税制度 歴史的分析 -中曽根内閣 -竹下内閣 税体系 ( 税金の納め先による分類) 国税-地方税 ・国に納める→国税 ・地方公共団体に納める→地方税 (税を「負担する人」と「納める人」の関係による分類) 直接税-間接税 ・両者が同じもの→直接税 ・異なるもの→間接税 国税の割合 国税の内訳 2% 6% 2% 6% 30% 3% 22% 2% 3% 24% 所得税 法人税 相続税 その他消費課税等 消費税 酒税 揮発油税 関税 たばこ税 その他の消費課税 累進課税 • 収入が多いほど税率を大きくする税のこと • ⇔逆進税 所得税 • 個人がいろいろな所得(利益)を得たときに国 に収める税金 • 税収の中で最も大きな割合を占める。 所得税の種類 • • • • • 給与所得 配当所得 利子所得 事業所得 不動産所得 • • • • • 退職所得 山林所得 一時所得 譲渡所得雑所得 雑所得 所得税率の税構造の推移 所得税率の税構造の推移 昭和49 52年 62年 63年 元年 7年 11年 19年 10% 10.5 10.5 10 10 10 10 5 12 12 12 20 20 20 20 10 14 14 16 30 30 30 30 20 16 17 20 40 40 40 37 23 18 21 25 50 50 50 21 25 30 60 24 30 35 27 35 40 30 40 45 34 45 50 38 50 55 42 55 60 46 60 50 65 55 70 34 40 60 65 70 75 18 18 18 16 15 15 13 10 ←住民税の最高税率 93 88 78 76 65 65 50 50 ←住民税と合わせた最高税率 平成11年度の「恒久的な減税」 最高税率の引き下げ ↓ 高所得者への優遇 法人税 • 法人の所得に課せられる国税。 • 税収率第2位(国税の約24%) • 現在の基本税率は30% 歴史的背景 1987年 中曽根改革 1989年 竹下改革 中曽根改革 • 大型減税と規制緩和による消費の活性化を 図った政策 竹下改革 中曽根内閣の政策をさらに発展 - 個人所得税、個人住民税での累進税率の大幅緩和 • Ex) 個人所得税→10.5%~70%の15段階から10%~50%の5段階へ 個人住民税→4.5%~18%の14段階から5%~15%へ 社会保障 • 所得格差は広がっているのか? • 低所得者が増加しているのか? 社会保障には・・・ • 年金 • 医療 • 生活保護 生活保護の種類 ・生活扶助・・・食べるもの、着るもの、光熱水費など ・住宅扶助・・・家賃、地代など ・教育扶助・・・義務教育に必要な費用 ・介護扶助・・・介護費のうち、介護保険から支給され ない分。 ・医療扶助・・・ケガや病気の治療費 ・出産扶助・・・出産費 ・生業扶助・・・自立のために技能を身につけるための 費 ・葬祭扶助・・・葬式費 生活保護を受けるには ・ 能力の活用・・・能力に応じて働く(働く能力があり、仕事もあ るのに働かない人は保護が受けられない。) ・ 資産の活用・・・土地・家屋、預貯金、生命保険、有価証券、 貴金属、車などがあれば、売ったり解約して生活費にあてる (一部保有が認められているものもあります。) ・ 扶養義務の履行・・・親子、兄弟など扶養義務者から生活に 支障がない範囲内で、できる限りの援助をしてもらう。援助し てくれる扶養義務者がいる場合はその援助を受けること。 ・ 他制度の活用・・・年金や手当など受けられるものは手続き をとる。 生活保護を受けると免除されるもの ・地方税(住民税、固定資産税等) ・心身障害者扶養年金・年金の掛金 ・国民年金 ・ 上・下水道基本料金 ・NHK放送受信料 ・都営住宅の保証金と共益費 ・都立高校授業料 世帯別保護時世帯数 1600 1400 1200 1000 800 600 世帯類型別被保護実世帯数(月平均) 400 高齢者世帯 200 母子世帯 障害者世帯 0 平成2年 7 12 14 15 16 その他の世帯 被保護実人員 資料 厚生労働省大臣官房統計情報部社会統計課「社会福祉行政業務報告」 国立社会保障・人口問題研究所「社会保障統計年報」 平成7年から生活保護を受ける世帯が急増 同様に・・・ 高齢者世帯の保護者数も比例して増加 逆に 障害者世帯は減少 扶助別保護世帯数の推移 1,000,000 900,000 800,000 700,000 600,000 500,000 400,000 生活扶助 住宅扶助 教育扶助 介護扶助 医療扶助 300,000 200,000 100,000 16 15 14 13 12 11 9 10 8 7 6 5 4 3 2 62 平 成 63 元 年 度 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 昭 和 45 年 度 0 年金受給者と国民年金、厚生・共済年金の世帯数 250,000 34,000 世帯数 33,500 人口(1,000人単位) 人口(1,000人単位) 世帯数 年金受給者と国民年金、厚生・共済年金の世帯数 年 200,000 33,000 32,500 150,000 32,000 31,500 100,000 31,000 30,500 50,000 30,000 29,500 0 29,000 平成4年 平成5年 平成6年 平成7年 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 年 国民年金 厚生・共済年金 人口(1,000人単位) 国民年金 厚生・共済年金 人口(1,000人単位) 地域別保護率 地域別保護率 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 北陸 東海 Ⅱ 関東 Ⅰ 東北 Ⅱ Ⅰ 北海道 北 近畿 山陽 山陰 四国 南 九州 沖縄 資料:福祉行政報告例、総務省推計人口 全体の結論 • 今回のプレゼンでの結論は税制面では中曽 根・竹下内閣の税制政策が高所得者に対し ては優遇、低所得者にとっては厳しいものに なった。また社会保障の面からの考察は高齢 化になりつつある為、今後セーフティーネット が増えて、その結果財政負担が増加してしま う。 参考文献 奥野 信彦 公共経済学 岩波書店 1996年 武隈 愼一 マクロ経済学の基礎理論 新世社 1998年 井堀 利宏 財政学 新世社 1990年 常木 淳 公共経済学 新世社 1990年 野口 悠雄 公共政策 岩波書店 1985年 橋本寿朗 「戦後の日本経済」 岩波新書 1994年 有沢広巳「昭和経済史(下)」 日本経済新聞社 1995年 日本銀行『金融経済統計月報4月号』平成19年4月25日発行 総務省統計局『消費者物価指数年報平成17年』平成18年4月発行 編著者 橋爪修司 新星出版社『ファイナンシャル・プランナー』 橘木俊詔 岩波新書『格差社会-何が問題なのか-』2006年9月 「租税の歴史」 http://www.city.kurashiki.okayama.jp/nozei/history.htm ・統計局ホームページ http://www.stat.go.jp/ ・国立社会保障・人口問題研究所 http://www.ipss.go.jp/
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