Enabling real world Semantic Web applications through a coordination middleware Robert Tolksdorf, Lyndon J. B. Nixon, Elena Paslaru Bontas, Duc Minh Nguyen, Franziska Liebsch Free University of Berlin, Institute for Computer Science AG Networked Information Systems 五十嵐 靖也 ([email protected]) 株式会社 日本技芸 1 : Introduction Semantic Web 実環境への応用 Webにおける大規模な分散環境に最適な、知識表現モデ ルとテクニック 広範囲、低信頼性、不安定な環境 ストレージ、効率的な推論、スケーラビリティ、データ分類、 耐障害性、セキュリティ… セマンティックウェブのためのコーディネートミド ルウェアを提示 2 : Overview of the scenario 交通管理システムへの適用 Semantic Webの応用分野 グリッドコンピューティングシステム マルチエージェントシステム マルチエージェントシステムにおける例として 構成 動的エージェント(乗り物など) 静的エージェント(信号、メッセージシステム、センサなど) 中央データストア 2 : Overview of the scenario 仕組み 2 : Overview of the scenario 仕組み センサエージェントが各々独立して交通データを取得 し、交通管理システムに送信 交通管理システムは、ルートデータと交通データを参 照し、交通制御を行う ボトルネックになっている地点の、信号やメッセージシステ ムに表示メッセージを送信する 動的エージェント(乗り物)から交通管理システムに接 続可能 インテリジェントなナビゲーションシステム 2 : Overview of the scenario オントロジーの拡張 エージェントが新しい情報を利用するための推論を可 能にする 拡張シナリオ 乗り物、道路、行きたい地点についてのオントロジー ベースの知識を加えられる 乗り物のタイプによる制限(トラクターは高速道路を走らな い) 特定のサービスを効率よく受けられる(ガソリンスタンド 等) 3 : Requirements for Semantic Web Technologies Webベースアプリケーションと連携するSemantic Webミドルウェアの要件 エージェントによる効率的な情報の公開・検索が可能な分 散構造 スケーラビリティ 高次の抽象化 エージェント間やエージェントとミドルウェア間の非同期イ ンタラクションのサポート 各エージェントがフレキシブルで効率的に交通情報の公開と検 索を行うために、時間的、空間的に分離しているべき 4: Semantic Web Technologies Today Semantic Web 機械処理可能なデータのセマンティクスをベースにし た自動的な情報へのアクセスの提供 特定の表現言語(RDF(S)、OWL)の実現 シナリオで利用可能か OWLのような言語は“静的な”ドメインの知識の表現 は可能 一時的な情報等の“動的な”知識は、より表現力のあ る技法を要求する 4: Semantic Web Technologies Today 現在のセマンティックウェブアプリケーション 古典的なクライアント・サーバモデルと交換処理に基 づいている 交通管理システムでは、異なるコミュニケーションパ ラダイムを必要とする tuplespaceパラダイムによる“Semantic Web Spaces” スケーラブルなミドルウェアで実現可能なソリューショ ン 5 : Linda and TupleSpaces Linda 並列コンピューティングにおいて、コンカレントプログ ラミングをシーケンシャルプログラミング言語に導入 するために開発された データ(tuples)を含む共有されたデータスペース (tuplespace)と、共有されたデータスペースで適用さ れるコーディネート操作(コーディネート基関数)で構成 5 : Linda and TupleSpaces tuple tuplespaces (”Bobby Bear”, GBP, 25.18) (”Bobby Bear”, GBP, ?amount):テンプレート 共有されたデータスペース コーディネート基関数 tupleをtuplespaceから 取り出したり投入したりする ための操作セット 5 : Linda and TupleSpaces Lindaの特徴 相互に作用する処理を、時間的、空間的に分離する 結合しやすいアドレシングを可能にする tuplespaceによる抽象化による、非同期と並行性の サポート プラットホームやプログラミング言語の特性から、コー ディネート実装を分離 6 : Semantic Web Spaces Semantic Web Space 要求要件(確実性、スケーラビリティ、自己組織化、 コーディネーション)を満たすミドルウェア・プラット フォーム tuplespacesをWebに適用する際の要件 空間、セマンティクス、構造の命名 tuplesの入れ子構造 参照メカニズム 分離メカニズム よりリッチな分類 6 : Semantic Web Spaces Semantic Web Spaceでは、 tuple = RDFステートメント tuplespace = RDFグラフ tuplespaceの各tupleは3つに分類されたRDFs を持つ(RDFトリプルのモデリング) 全てのRDFリソースがtupleフィールドにURIに よって表される tuplespaceのそれぞれのフィールド値はRDFタイプ に関連づけられる 6 : Semantic Web Spaces 3つのRDFモデル化基関数 空白のノード(BlankNode) どんな形式のURI識別もないノード tuplespaceにある空白のノードを表現するために、tupleで具体 化され、内部的にユニークなURIの値を与える コンテナとコレクション rdfs:Container (rdf:Bag, rdf:Alt, rdf:Seq):可変配列 collection(rdf:List):固定配列 BlankNodeかURIで参照することができ、rdfs:memberプロパ ティのステートメントによるメンバと連携 具体化 rdf:Statement、rdf:subject、rdf:predicate、rdf:object RDFが、別のステートメントのオブジェクトとして、ステートメント をURIを同一に扱えるようにする 6 : Semantic Web Spaces 入れ子のtupleの使用 入れ子のtupleは、識別子としてグローバルなURIを 伴ったrdf:Statement RDFSpaces, XMLSpaces RDFSpaces:Semantic Web Spacesの原型 XML指向構文を利用する際に、XMLSpacesを参照 XMLSpaces: tupleとtupleフィールドのタイプとしてXML文書の管理をサ ポートする、LindaモデルのJavaと.NETによる実装 6 : Semantic Web Spaces Semantic Web Spacesの構造 7 : Design of the Traffic Management System Lindaモデルに基づくシステムの設計 共通のデータ・ストア 複数のエージェント間の相互連携サポート 時間的、空間的なインタラクションと分離の調整 アーキテクチャ 直接エージェントがデータ・ストアとリンダの基関数を 使用することで対話可能 モジュール化されたシステムにより、どのような要求 を持ったエージェントでも直接利用可能 7 : Design of the Traffic Management System 7-1 : Point of interest Use Case: Getting to the nearest Esso station 要件 ユーザが何を求めているかを理解(ESSOとは何か) それに関する情報(ESSOが位置している場所)に近 づく手段を持つ ESSOが近くになかったら 推論:TOTALが近くにあるならユーザは問題にしない ユーザはESSOの顧客カードを持っている TOTALガソリンスタンドでもESSOのカードが使える TOTALも近くになかったら 推論:ユーザは他のガソリンスタンドへ向かっても受 け入れる ポイントはもらえないが、ガソリンを買うことができる 7-1 : Point of interest Use Case: Getting to the nearest Esso station Description Logics エージェントからのルートリクエスト 7-1 : Point of interest Use Case: Getting to the nearest Esso station ルート設定システムでの処理 設定ルートの読み込み 7-2:Vehicle Use Case: Routing a slow-moving truck 道路と乗り物の間の関連性によるルーティング の最適化 ルーティングからの控除のためのメタデータ 乗り物のタイプと特性 道路タイプと特性 7-2:Vehicle Use Case: Routing a slow-moving truck 乗り物と道路のオントロジー的知識のモデル化 7-2:Vehicle Use Case: Routing a slow-moving truck 与えられたルートに対して GPSとルートとのマッピング 矛盾の解決 7-3:Route Use Case: Checking the traffic on the whole route 与えられた道路上にあるセンサを検索 現在の交通速度のステータスを確認 どのルートが最も速いかを確認しルーティング 動的エージェントが現地でtuplespaceをアップデート トラフィックルータが、目的地へのルートを示すtupleをアップ デート 動的エージェントとルートの特性は、ルート上で論理的な矛盾を 特定するのに使用 ルートの選択肢から、tuplespaceで表される交通状態を使用す ることで最も迅速なルートを選択 8 : Conclusions and Future Work tuplespaceは、これまでの情報管理の代替手段 とWebとの相互作用モデルとして適している セマンティックウェブによるtuplespacesの拡張 エージェントによる情報の公開・検索が、時間的・空 間的に分けられるため Lindaモデルのスケーラビリティの問題や基関数に関 する改訂 SemanticWebSpace システムのスケーラビリティにフォーカス Lindaの基関数の再定義を今後行う
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