環境政策 1

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Research Q.
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Lee Kenneth, 佐藤杏菜, 早川愛子, 岡田奈々, 阿部琴衣, 山口陽平
排出権取引は、本当に環境の助けになるものなのか?その実態はどうなっているのか?
「京都議定書」では先進国の2012年時点での温室効果
ガスの抑制義務が国ごとに定められた
(EU7%削減、アメリカ6%削減、日本6%削減)。
各国が自国の排出削減に取りくむことが基本だが、一
定のルール下での国際間協力も認められる。その代表
として排出権取引があげられる。
・黒枠は実際に削減した量。
・点線は削減しなければいけない量。
削
減
量
A
B
(国)
上の図はAは削減基準をクリアし、
Bは削減基準をクリアできなかったという図である。
排出権取引とは、目標を達成できなかったBが金銭を
Aに支払うことで排出枠を譲り受け、ペナルティ(京都メ
カニズムへの参加資格停止、遵守量の1.3倍を時期拘
束期間に上乗せするetc)を避けることを認めるという
考え方。
京
都
議
定
書
の
次
は
?
<メカニズム>
経済合理的
世界全体の排出量がかわらない
投機の対象となり得る
<日本にとって>
日本産業にとって有利
目標設定が不平等(日本は不利)
<制度自体の意義>
?
政治的駆け引きになり得る
国家間の貧富の差の拡大
まとめると…
排出権取引は、メカニズム的にも
制度自体にも限界があり、
今のままでは効果があるか不明。
直接的な環境保全よりも、市場原理を利用した国際倫理構築の役割 。