報告 - KEK 測定器開発室

SiTCPの現状
内田智久
東京大学
Outline
• 性能測定
• 現況と今後
• まとめ
Measurement
Setup
ACK # Logger
RS232C
ACK # Extractor
X2
Ethernet Tap
TCP Client
100BASE-T
TCP Server
Utilization Ratio
• Transfer Speed
– Calculate from logged ACK #s
– ACK # is logged every 200 ms.
•
ACK #
Transfer Speed[bit/ sec] 
8
200ms
Utilization Ratio
= Transfer-Speed / 100 Mbps
(100BASE-T is employed)
Utilization Ratio
Power Consumption < 730 mW
Avg. Utilization ~ 95% (95 Mbps) 理論限界値
Server→ Client
Client
→
Server
性能測定
• ほぼ理論限界値で転送可能
• 消費電力は720mW
– 使用するFPGAの種類で大きく変わる
十分な性能である事が確認された
現状と今後
• Muon Radiography
• Super Kamiokande
• 中性子(KENS)
• ミュオン(KEK-MSL)
Muon Radiography
• 永嶺先生のプロジェクト
• 宇宙線ミュオンで構造物の内部構造を撮影
• 新日鉄と共同研究
• 使用済みの製鉄所の溶鉱炉を使用して評価
実験を行っている
Muon Radiography
現状、今後
• 現状
– ボードを新規開発
– 収集ソフトは藤井先生
– 大分製鉄所で実験
– 過酷な測定環境
– 06/08/15から連続測定
– 2ヶ月半問題なく動作
• 今後
– 改良ボードを今月完成
Super Kamiokande
• 2008年1月エレキアップグレード
• 新ボードの開発
– ATMボード
• ICRRが開発
– 子ボード
• Boston Universityが開発
• SiTCPは子ボードに搭載
Super Kamiokande
現状、今後
• 現状
– BUチームによりSiTCPが組み込まれた
– ICRR柏において共同デバック(10月上)
– 基本機能動作が確認された
– 現時点で問題なく動作
• 今後
– 性能測定
– システム動作確認
– 量産
中性子(KENS)
• 共同で新しいDAQボードを開発
• 既存のADCカードを使用できるVMEカード
– 中性子(佐藤さん)の製作
• データ転送をSiTCPで行う
中性子(KENS)
現状と今後
• 現状
– 開発したボードをデバック中
– 幾つかの問題
• 佐藤さんが解決
– 今月中には動作確認を終了する予定
• 今後
– ボードの改版
– ソフトウエア・インタフェースの決定
ミュオン(KEK-MSL)
• RAL実験
– COPPERを使用
• PMCカードを開発
– COPPERでSiTCPを動作させる為
ミュオン(KEK-MSL)
現状と今後
• 現状
– PMC-SiTCPの動作確認
終了
– RAL実験へ
• 今後
– 実験の結果を見てシステ
ム検討へ
まとめ
• 十分な性能が出ていることが確認された
– 転送速度はほぼ理論限界値
– 消費電力は小さい
• 幾つかのプロジェクトですでに実装、使用
• 現在問題は発生していない。
• 進行中のプロジェクトについても見通しが
立っている。