情報リテラシー論ワークショップ 「SURVIVOR@net」

情報リテラシー論
授業案
「SURVIVOR@ネット」
立沢秀晃※、Lee Hoi Leong* 、
Aleen Chalermchaikit*, Jose Luis B. Lacson*
※情報理工科学研究科コンピュータ科学専攻
*東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻
SURVIVOR@ネット
常時接続環境などインターネット時代に生き残る
ために情報化社会に潜む危険へ認識を高める
授業案
特に、一般ユーザの視点から見た身近な危険性
の中で知らない間に被害に遭う可能性のある問
題に着目
実演と体験を交えながら、参加者に危険を気づ
いてもらう
対象:高校生(情報A)
所要時間:2時間
学べること
何気なく使っているインターネットやその他
情報化社会に潜む危険性を認識する
具体的な事例
技術の両面性
対処方法
授業案考案における注意
点
専門的すぎる話題のメインテーマからの削減
ブラウザクラッシャー、メールの偽造など
授業の成果としてのWebページ
ヒントサイトのリンクを与えた穴埋め方式の課題


時間制約のため
問題が難しすぎないように
紙芝居形式の導入

内容への興味のため
授業の流れ
項目
時間
メンバーの自己紹介、簡単に授業内容を紹介
3分
パワーポイントによる紙芝居形式でA君の一日を実演
10分
グループワークの説明と班分け(時間の都合のため席順で決定)
3分
グループ毎にテーマについて調査、発表資料の作成※
(ファシリテータ:ヒントを与える)
45分
グループによる解答、発表
30分
補足、まとめと疑似体験
10分
2時間
※調査の援助のため、グループ毎にキーワード、誘導する質問などを用意して配る。
また、HTMLのどこに解答を書けばよいかなどを手助けする。
A君の一日
様々な被害を高校生A君が(だいたい)一
日で受ける話
授業の導入としてそれぞれの場面でグ
ループワークのテーマを分割
物語の内容は参考資料参照
扱うテーマ
spamメール
スパムメールに潜む罠
履歴機能の危険
共用マシンの使用による個人情報漏洩
パスワードあれこれ
よいパスワードとは?
パスワード管理
キーロガー(key logger)
技術の使い方
コンピューターウイルス
ウイルスの危険
疑似体験
パスワードクラッカー
4文字のパスワードを考えてもらい、それを自
動的に解読
ブラウザクラッシャー
インターネットを便利に活用するためのブラウ
ザをその挙動を悪用しておかしくする
ウイルス
簡単な擬似ウイルス
見込む問題
環境・機材の問題
一人一台PC、少なくとも一グループに一台PC
が必要
時間の分配の適当さ
ボリュームが大きすぎる可能性はあり
参加者のコンピュータに対する知識レベルはどう
か?
事前アンケートを実施である程度は対処