金融市場 ミクロ班 短期:GDPギャップが存在している 長期:潜在成長力の低下が見込まれる 短期:GDPギャップの存在 企業が投資を控えている 銀行が信用乗数を低下させている ・不良債権の存在 ・住宅ローン増 + ・国債の保有増加 ・貸出額の減少 ・社債・株式の発行減 ・借り入れ減 資金の供給減+資金の需要減 投資の減少ににより資本ストックの伸びが低下しGDP成長率は 抑制される 依然として不良債権額は増加し続けており、資金を縛りスラックス そ引き起こすとともに、利益が不良債権処理に当てられるため 経営を圧迫している 銀行が低リスクな資産を求め国債の保有額を増やしている 銀行の国債保有額 900,000 800,000 700,000 600,000 500,000 400,000 300,000 200,000 100,000 2002 2001 2001 2000 2000 2000 1999 1998 1999 1997 1998 1997 1997 1996 1995 1996 1995 1995 1994 1994 1993 0 1999年を境に保有額が増えている、これは0金利政策が開始 されてのと同時期である。 銀行が国債を保有することの問題点 民間に本来まわされるべき資金がこれによりスラックスになる 国債のみの保有量を増やしているため価格変動のリスクが大きすぎる 銀行の貸付金の推移 4,800,000 64 4,700,000 62 4,600,000 60 4,500,000 58 4,400,000 56 4,300,000 54 4,100,000 52 1993 1994 1994 1995 1995 1996 1996 1997 1997 1998 1998 1999 1999 2000 2000 2001 2001 4,200,000 貸付金 資産に占める貸付金 国債の保有同様こちらも99年を境に変化している。こちら は減少をしている。 実際国債保有の増加と貸出金の現象を見てみると以下のとおり 国債 貸付金 99.1 2002.1 増減 306,711 677,085 370,374 4,741,279 4,347,384 -393,895 つまりほぼ国債が買われた分と同じだけ貸付金は減少している 中小企業金融機関の貸出金 商工組合中央金庫の 貸出金 信用金庫 1,400,000 1,200,000 1,000,000 信金中央金庫 800,000 信用組合 600,000 全国信用協同組合連 合会 労働金庫 400,000 200,000 1980 1981 1983 1985 1987 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 0 労働金庫連合会 中小企業金融機関 合計 中小企業金融機関は全体では横ばいの傾向にあるしかしさら に個別のものに注目すると 250,000 200,000 信金中央金庫 信用組合 全国信用協同組合連合会 労働金庫 労働金庫連合会 150,000 100,000 50,000 1991 1992 1994 1995 1997 1999 2000 2002 1980 1981 1983 1984 1986 1987 1989 0 増加しているものがある 期間 2002 1~ 2000 1~ 1998 1~ 1996 1~ 1994 1~ 1992 1~ 1990 1~ 1988 1~ 1986 1~ 1984 1~ 1982 1~ 1980 1~ 1978 1~ 1976 1~ 1974 1~ 1972 1~ 1970 1~ 設備投資の推移 180,000.00 160,000.00 140,000.00 120,000.00 100,000.00 80,000.00 60,000.00 40,000.00 20,000.00 0.00 全体 大企業 中堅企業 中小企業 長期:潜在成長力の低下が見込ま れる 銀行が本来貸し出すべき産業に投資をしてお らず、収益性の低い部門への貸し出し量が多 い。 そのため、長期的に見ると日本の競争力は低 下することが予測される。 -0.5 19 9 19 0年 9 19 1年 9 19 2年 9 19 3年 9 19 4年 9 19 5年 9 19 6年 9 19 7年 9 19 8年 9 20 9年 00 年 資金調達の推移 1.5 1 0.5 0 外部資金 内部資金 貸出金減少理由 貸し手事情 ・貸出先業績不振による不良債権増加へ の不安感。 ・自己資本比率確保 ・金融検査 借り手事情 ・デフレのため、借入債務の返済負担が増 加している。 ・経済の先行き不安 ・需要減退 ・資金調達を外部資金に頼らず、内部資金 で賄おうとしている。 30 25 農林水産業 鉱業 製造業 建設業 電気・ガス・水道業 卸・小売業 金融・保険業 不動産業 運輸・通信業 サービス業 20 15 10 5 0 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 % 生産額寄与率 19 90 19 年 91 19 年 9 19 2年 93 19 年 94 19 年 95 19 年 96 19 年 97 19 年 98 19 年 99 20 年 00 年 産業別銀行貸出 20 15 10 5 0 #製造業 #建設業 #卸売・ 小売 業, 飲食店 #不動産業 #サービス業 総資本経常利益率 99 年 19 98 年 19 97 年 19 95 年 19 19 年 建設業 製造業 卸売・小売業 不動産業 サービス業 90 6 5 4 3 2 1 0 -1 総資本回転率 2.5 建設業 製造業 卸売・小売業 不動産業 サービス業 2 1.5 1 0.5 9年 19 9 8年 19 9 7年 19 9 5年 19 9 19 90 年 0 ケーススタディ① 東京三菱銀行 ・自己資本比率 9.69%(12年度9月)→10.65%(13年) ・ROA 0.77 ・リスク管理債権比率 5.22%(12年9月)→9.03%(13年3月) 不況三業種の貸出金と不良債権に占める割合 東京三菱 建設 卸し小売 不動産 合計 貸出金シェア 12601(4.3) 50117 (17.8) 37196(13.2) 99374(35.3) 不良債権シェア 2375 (7.5) 6619 (21.0) 10226 (32.5)19220 (61.6) 大手12行 建設 卸し小売 不動産 合計 貸出金シェア 114625 (4.3)370494(14.0) 361320(13.6)846439(31.9) 不良債権シェア 21965(11.7) 27097(14.5) 62287(33.3) 111349(59.5) 東京三菱は大手12行のなかでは平均的といえる 他行に比べて優位性があるのは不良債権処理力(= 業務純益÷不良債権処理額)でありこれにより、不良 債権額が2002年3月期は01年九月期から7.3%減 少した ケーススタディ② わかしお銀行(三井住友100%出資) ・自己資本比率 11.8%(12年3月)→8.68%(13年3月) ・ROA 0.64 ・リスク管理債券比率 16.19%(12年3月)→4.82%(13年3月)
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