BSJ特別セッション(2001、甲子園大学) 「人間科学データの蓄積と利用」 指定討論2 林 篤裕 (大学入試センター) 1 各論文の特徴 論文 清水 椎名他 藤野他 吉田他 • • • • 対象分野 社会科学 教育、試験開発 経済、商圏 人文科学 データ提供・供給 利用 寄託制 許可制 特定グループ 限定(非公開) 特定グループ 一般(非特定) 特定グループ 許可制? 運用年数 3年(?)、241? 0年(これから) 22年、9回 15年程前から Social Science Japan データ・アーカイブの活動 テスト項目に関するデータベースの試作 アンケート調査データの収集と分析(岡山行動圏調査について) 人文領域におけるデータベースの作成と分析上の問題点 2 • 「データ」 – 目的の明確化 : 対象分野、調査目的 – 構造の明確化、定義 : DB論的 • 管理の手間 – データの統一的管理 • 内容、フォーマット、変数名、… • 管理ツール: データ記述 – SPSS, SAS, Text, … – DandD, XML, DDI, NESSTAR, … – 親しみやすいツールが望まれる – 選任スタッフ : 図書館の「司書」と同様に 3 • データの提供・供給 : (生産者、メーカー) – 特定グループ • データ収集者自身による公開 – 登録制 • 提供願う • データの利用 : (消費者、ユーザー) – 一般に解放 – 制限 • 登録制 • プロジェクト参加型 : [例] 大学入試センター – データの秘匿 :個票データ、秘匿機能 • プライバシー、次回収集時の協力 4 • 解析結果の公開・提示方法 – 報告書 – Internet, Web • リアルタイム • 希望の解析、オプション指定 : 秘匿機能の実装 • データ提供者への還元 : – 収集の労力、 データスクリーニング、... – 解析レポートの提出 • 国際的広がり(アーカイブ) – データの供給、利用共 – small data set, ICPSR 5 • 継続は力なり : 「データの蓄積」 – 「蓄積は力なり」だが….. – 長期的視野 : 調査目的、調査側・対象側の変化 – 蓄積 : 時系列的調査、解析、コホート – 国勢調査 – 国民性調査 – 社会階層と社会移動全国調査(SSM調査) • 社会階層の変化、46年、5回 – 大学入試センター : 23回 (1979~) • 出したいなぁ。抽出データでも良いから。 6 • データ配布方法 : メディアの変遷 – Tape、FD、MO – Internet – CD-ROM、CD-R • 大容量、安価、広く普及 • 作成時点の固定、定点観測的、非速報性 • JSCS データ収集、配布プロジェクト : 15周年記念CD – http://www.jscs.or.jp/project/15cdrom.html – 「計算機統計学」関係の情報、データ、プログラム • • • • 各種データ : 実験データ、教育データ、... フリーの統計ソフトウェア、商用ソフトのデモ・体験版 ツール、ドキュメント等、数表、統計用語集 7 日本計算機統計学会の情報 • 「データ」は生き物 – – – – 丁寧に、しかし、大胆に 長い目で 目的を持って 語りかけてくる • 社会調査法:データの収集 <== 大津提言 – 近年、計画的な調査が少ない – データの蓄積や解析と同様、重要 • データの科学 : この後 ==> キャンセル、残念 – 林 知己夫先生 – 「データの蓄積」が貢献? 8 15周年記念CD-ROMに対する 要望等の情報提供先 : 〒153-8501 目黒区駒場2-19-23 大学入試センター 研究開発部 林 篤裕 (15周年記念事業 CD-ROM 制作担当) e-mail: [email protected] Fax: 03-5478-1297 Tel: 03-5478-1278 9
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