物理情報処理基礎実習II 第2回

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物理情報処理基礎実習II
第2回
ソースコードの復習
変数の型
printf関数
柴田 [email protected][email protected]
§ソースコードを書く際の注意 -Iソースファイル名には、拡張子.cを付ける。
ex.) xedit sample.c
ex.) emacs sample.c (またはxemacs sample.c)
基本構造
#include <stdio.h>
main()
{
変数の型宣言(=初期値); ※実行文より先に書く!
プログラム(実行文)記述
}
§ソースコードを書く際の注意 -II文末には、必ずセミコロン ; を書くこと。
例外は以下。
#include文
main()の後
{
}の後
条件式で使う論理記号
※詳細は、制御構造の章で。
== 左辺と右辺は等しい ※=ではない!2個!
 != 左辺と右辺は等しくない ※!はnotの意味
 > 左辺が右辺より大きい(>= 左辺が右辺以上)
 < 左辺が右辺未満(<= 左辺が右辺以下)

§ソースコードを書く際の注意 -III文字列は、“ ”(ダブルクォート)で囲む。
1文字は、‘ ’(シングルクォート)で囲む。
\nは、改行を表す。
\tは、tab記号。
EOFは、 stdio.hの中で定義されている
end of fileの意味を持つ定数(数値自体は-1)。
定数の定義方法
#define 定数名 数値
ex.)
#define PI 3.1415926535
§printf関数
printf関数
指定した書式に従って、
標準出力(画面)に文字列を出力する。
文法
printf(“出力書式”,
変数のリスト)
出力書式は、文字列と変数書式で書かれる。
改行(\n)も出力書式に書く必要がある。
変数書式は、変数の型ごとに決まっている。
cf. 教科書p.36 表1-4
ex.) 整数型変数 → %d
ex.) 実数型変数 → %f (%e、%g)
§printf関数 -例整数型
int i = 1 ;
printf(“i=%d\n”, i) ;
実数型(単精度)
float a = 10.0 ;
printf(“a=%f\n”, a) ;
実数型(倍精度)
double x = 10.0 ;
printf(“x=%lf\n”, x) ;
文字型
char c = ‘A’ ;
printf(“c=%c\n”, c) ;
§変数と制御構造
 整数型変数の定義
cf. 教科書 ex201.c
1.
#include <stdio.h>
2.
main()
4. {
5.
int a;
3.
※整数(integer)型を宣言
6.
a = 0;
※変数aに値を代入
printf(“%d\n”, a); ※aの値を画面出力
7.
8.
9.
}
§複数の変数を定義
 教科書 ex202.c
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
#include <stdio.h>
main()
{
int length, width; ※カンマ , で区切って並べられる。
int weight;
length = 415;
width = 68;
weight = 13;
printf(“Length: %d, Width: %d, Weight: %d\n”, length, width, weight);
※変数書式と変数は並びの順番に対応する。
10. }
§レポート作成方法
プログラムの実行結果を含む、
レポートを作成する方法。
scriptコマンドを実行すると、
画面履歴が保存され始める。
保存先は、typescriptという名前のファイル。
exitと入力することで、scriptコマンドは終了する。
typescriptファイルは、
エディタで編集してから印刷すること。
^Mという記号は復帰コードというもので、
印刷はされないので放置して良い。
編集時に、
自分の氏名と学籍番号は書き入れること!
§レポート作成方法 -例 以下のコマンドを順次実行。
1.
script
※画面履歴の保存開始
2.
cat kadai2.c
※kadai2.cを表示
3.
cc kadai2.c –o kadai2
※kadai2.cをコンパイル
4.
./kadai2
※kadai2を実行
5.
exit
※履歴の保存を終了
6.
xedit typescript
※typescriptファイルの編集
7.
a2ps typescript | lpr
※typescriptファイルを印刷
課題
テキストp46のex206.cを実行してレポート作成例に
従ってレポートを作成せよ。
この例題で、tmpという変数の果たしている役割は
何か述べよ。(typescript ファイルに追加)