知識情報を反映させた 診断システムの研究 在宅医療班 4年 重田 義和 背景 高齢化社会 → 一人暮らしの高齢者 インターネットの普及 → コンピュータに抵抗がない高齢者 コンピュータを使っての在宅医療が可能 *診断システムの目的 身体的ケア:健康状態の把握 精神的ケア:自然なコミュニケーション、画像、音声など 研究内容 知識情報の決定 知識エージェントのアルゴリズムの作成 入力側での情報の追加を実装 診断システム 診断エージェント プロセス間通信 知識エージェント ケアエージェント ---情報--KEY = :診断項目 VAL = :入力 要求: 入力: コミュニケーション 高齢者 診断エージェントの働き *診断を行うエージェント 1.要求(項目)を診断テーブルから読み出す 2.入力情報と診断テーブルを比較して、病名の絞込み を行う 3.結果(病名)を検出する ケアエージェントの働き *高齢者とのコミュニケーションを行う ・・・画像や音声を使って、より自然な対話を実現 1.質問項目を表示する 2.入力の受付を行う 3.病名を表示する 知識エージェントの働き 要求側 診断エージェントから送られてきた要求(診断項目)を、 知識情報を元に比較し、最適の要求を決定する。 入力側 ケアエージェントから送られてきた入力情報に、 相関情報を追加する。 知識情報について グループ情報 優先順位情報 context情報 グループ情報(1) 一方向グループ ・・・優先順位がわかる診断項目 (親) → (子) 胸の痛み→胸の痛み-咳、胸の痛み-息を深く吸う 咳 →胸の痛み-咳、咳-横になる 痰 →痰の色、痰に血液 頭痛 →頭痛-起床時 グループ情報(2) 双方向グループ ・・・病名を決定するうえで密接な関係にありそうな診断項目 (仲間) 吐き気⇔胸の痛み 咳⇔痰 独立グループ ・・・一方向・双方向グループに属さない項目 SpO2 、熱 、関節の痛み など 優先順位情報 自然な対話優先 ・・・精神ケアに必要 1.前要求の子(一方向) 2.前要求の仲間(双方向) 3.要求の親(一方向) 4.要求 context情報 context[”直前要求”] = ”項目” ・・・一つ前の要求を記憶する context[”項目・聞いた”] = ” on | off ” ・・・前にその要求を聞いたかどうかを記憶する この情報を用いることにより、グループ情報・優先順位情報 をシステムに反映させることができる 知識エージェントのアルゴリズム 要求側 入力側 診断 ケア 優先項目Aを選択 A・聞いた 入力=[ ] Y N ON A←直前要求 A・聞いた←OFF OFF 直前要求←A A・聞いた←ON 情報の追加 ケア 診断 まとめ 知識情報を決定した 知識エージェントのアルゴリズムを作成した 入力側での情報の追加を実装した 今後の課題 知識エージェントのプログラムの作成 新たな項目間の相関関係を調べる
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