弘前大学における機関リポジトリの 取り組み 弘前大学学術情報部学術情報課 資料管理グループ 三上 豊 [email protected] 2008/12/12 DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 1 本日の内容 「弘前大学学術情報リポジトリ」の紹介 経費確保 コンテンツ収集 現在の問題,将来構想 2008/12/12 DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 2 「弘前大学学術情報リポジトリ」の紹介 弘前大学学術情報リポジトリ Hirosaki University Repository for Academic Resources http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/ 愛称,マスコットなし 平成18年度からシステム導入・コンテンツ登録開始 ソフトウェア: DSpace1.3.2 (システム構築:業者委託) 2008年5月1日正式公開 地元新聞紙「東奥日報」朝刊に記事掲載 コンテンツ数:約800件 2008/12/12 DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 3 経費確保(1) 平成18年度~平成19年度: CSI委託事業費のみ システム導入,システム保守,システムカスタマイズ,コンテン ツ電子化作業費 平成20年度 CSI委託事業費: システム保守,システムカスタマイズ,コンテ ンツ電子化・登録作業費 学内自己資金: コンテンツ電子化・登録作業費(学長裁量経 費)を予算要求 学内自己資金は実質ゼロ (平成20年度は人件費配分ゼロ) 2008/12/12 DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 4 経費確保(2) 平成21年度 学内自己資金 平成20年度学内予算獲得失敗を教訓に 「地域共同リポジトリ」として予算要求予定 人件費は要求せず システムカスタマイズ(システム保守含む),消耗品等で要求 今後の課題 学内予算を確実に獲得する方策が必要 ハードウェア・ソフトウェアともに総合情報処理センタ ーと連携強化(少額経費で運営可能な方向に) 2008/12/12 DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 5 コンテンツ収集(1) 平成18~19年度 NII電子化紀要や自館電子化紀要 科学研究費研究成果報告書 継続的電子コンテンツの収集活動 弘前大学教育学部紀要 平成19年発行分~ 教育研究科修士論文 平成19年度~ 平成20年度 紀要論文や科研費報告書 継続的電子コンテンツの収集活動 2008/12/12 学内講演会による効果 本格的な学内広報(教授 会での説明会)や館長の 積極的な説明による効果 人文社会論叢(人文学部紀要) 弘前大学大学院地域社会研究科年報 地域社会研究科博士論文 平成20年度~ 人文社会科学研究科修士論文 平成20年度~ DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 6 コンテンツ収集(2) 名誉教授に対してのコンテンツ収集 来館の多い名誉教授に機関リポジトリ登録依頼 資料寄贈の際に機関リポジトリ登録依頼 トピックス 弘前大学出版会刊行図書「サブリージョンから読み解くEU・東アジア 共同体」を公開(2008年8月) 学内広報(教授会での説明 会)による効果 京都大学のような連携ではない。教員の機関リポジトリ登録依頼による 元弘前大学教員からの「科研費研究成果報告書」の登録依頼 機関リポジトリ説明会の後,教授より機関リポジトリ登録用に約 1,200の別刷の寄贈あり → このうちリポジトリ登録できるのは? 希望 2008/12/12 大学経営層,学部長クラスが「機関リポジトリ」に対して積極的な理解 自ら研究成果の登録 DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 7 現在の問題,将来構想 人材育成,システム運用 システム運用を含めて機関リポジトリ担当は実質一人(他との 兼任業務) 早目の対策が必要と考えている。 平成21年度,本館・分館との業務集約時に機関リポジトリ業務に重点 他の職員においてもリポジトリ情報共有を推進 「地域共同リポジトリ」構築に向けて 2008/12/12 地域における学術情報の発信拠点として,「弘前大学学術情 報リポジトリ」を「地域共同リポジトリ」へ発展させる予定 DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 8 ご清聴ありがとうございました 2008/12/12 DRF/Share地域ワークショップ(北海道・東北地区) 9
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