情報学応用論(IS)

情報学応用論(IS)
6月29日 吉田
「ガバナンスと倫理」
吉田の自己紹介
昨年度3月に情報学部に赴任
(松王先生の後任)
 情報モラルデザイン、ガバナンス論、リアル・
ヴァーチャル、思想と行為など担当
 専門は哲学・倫理学
→情報倫理学・ガバナンス論・技術論
→ガバナンスと倫理の関わりに関心
 好きな時間の過ごし方
山、スキー、バイク、読書、温泉、お茶など

私の情報学

情報学
– 固有のディシプリンや勉強方法はない
– 情報技術と情報技術が人間や社会に及ぼす影
響を明らかにし、提案する学問

倫理的観点から情報社会と情報技術を分析
→評価→提案する。
– 情報倫理と情報モラル
– ガバナンス
情報倫理と情報モラル

情報技術は幸福と正義を実現できるか?
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個人情報のよりよい利用とは?
デジタル著作物の著作権のあり方は?
人間はロボットにどう向かい合うべきか?
ヴァーチャル・リアリティ技術の作り出す世界と
は?
– ユビキタス社会で人間がどう豊かになれるか?
情報社会とガバナンス
「ガバナンス」と「ガバメント」の区別やルーツ
 ガバナンスのメリット・デメリット
 ガバナンスにおける倫理とは?
 ガバナンスを利用したよりよい社会とは?
 ソーシャルキャピタル(信頼関係・倫理など)
のガバナンスにおける役割
 情報社会におけるソーシャル・キャピタルの
築き方

情報学とその関連分野

分析哲学
– 心の哲学
心とは何か、コンピュータの心?
– 行為論
行為とは何か、コンピュータの責任
– 言語の哲学 意味とは何か、コンピュータの言葉

倫理学
– 義務論
– 功利主義
評価
– 徳倫理
正義とは何か、情報社会の正義
社会の幸福、情報社会の政策と法の
モラル、徳をベースにした社会づくり
吉田研究室
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所属学生はまだいない。今期から
ただし、自主ゼミ(ガバナンス研究会 金16:00~
J2729にて)メンバーが数人
テーマ(4年生)
– RFID(ICタグ)と個人情報
– 自治体におけるソーシャル・キャピタルの形成
– 報道の正義とマイノリティの問題
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自分なりの問題意識を持った学生が多い
大学院進学希望者(4年生)が多い
吉田研詳細は以下のURL参照↓
<http://www.geocities.jp/yoshida_inf/>
指導方法
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発表とディスカッション
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自分の問題意識をみつける
それを掘り下げ、より明確に把握する
解答や解決法を探る
説得力のある形にまとめる
文献や資料の読み方、論理的な思考のトレーニン
グ
– テーマに即した重要な文献の正しい読み方
– 資料の集め方と利用の仕方
– ロジカルで、かつ柔軟な思考
ISの学生への要望
幸福や正義、モラルという観点から見てより
よい情報社会への関心を持つ
 議論や文献を通して、他の人の視点を理解し
ようとする
 自分なりの問題を持ち(探し)、解答を求める
 可能な研究

– 上の条件を満たしつつ、情報社会や情報技術(シ
ステム)への分析・評価・提案を行うこと