対話型自動健康診断システム の使用実験とその評価 在宅医療班 M1 重田義和 はじめに 背景 高齢化社会 → 在宅医療が必要 ↓ 対話型自動健康診断システムを提案 目的 ・システムを高齢者に使ってもらい、評価をもらう ・その評価より、今後の目標を設定する システムの構成 自動健康診断システム 診断 エージェント 知識 エージェント ケア エージェント 入力: 文字・音声 生態モニタ (POM) 高齢者 出力: 文字・音声 診断の流れ 『開始』ボタン 通常検診モード 問診モード 『検診』ボタン 『異常あり』ボタン 測定 問診 あり 異常 なし 問診 測定 『終了』ボタン 実験の環境と方法 環境 期間 :8月23、26~28日 場所 :第一シルバーホーム百年橋 使用人数:2人 使用器具:診断システム、POM 方法 1.POMを用いた通常検診 2.「体調が悪いとき」を想定した問診 実験結果 Aさん(85歳、女性)の場合 日付 体温 SpO2 脈拍数 8/23 ― 99 68 160 73 × 8/26 ― 98 64 155 64 × 8/27 ― 98 66 130 61 『吐き気』,『胸の痛み』 8/28 ― 100 71 141 73 『頭痛』 想定項目 血圧(上) (下) Bさん(82歳、男性)の場合 日付 体温 SpO2 脈拍数 8/23 ― ― ― 139 78 『痰』,『痰の色(黄色)』,『関節の痛み』, 『めまい』,『めまいの種類(目の前が回 る)』 8/26 ― 97 83 133 90 『咳』,『痰』, 『痰の色(黄色)』 8/27 ― 97 74 144 86 × 血圧(上) (下) 想定項目 評価 Aさんの場合 ・機械は信用がない(8/23) ・機械音は聞き取りにくい(8/23) ・一人で使うには難しい(8/26) ・家にあれば便利(8/27) ・健康チェックぐらいでなら使う (8/27) ・正確であるなら、便利(8/28) ・今のシステムは大きい(8/28) ・詳しい問診は必要ない(8/28) Bさんの場合 ・簡単なら使ってみたい(8 /23) ・安価なら使う(8/26) ・あれば便利、健康の目安になる(8/26) ・症状がある場合、それに関係した項目だけ聞 くほうが良い(8/27) ・一人では使わない(8/28) ・今のシステムは大きい(8/28) ・マウスは難しい、音声でできれば良い(8/28) ・顔表示はあまり必要じゃない(8/28) ・過去の記録、グラフ表示機能は欲しい(8/28) おわりに 今後の目標 ・ ・ ・ ・ より使いやすいコミュニケーションツールの調査・検証 携帯端末への実装の検証 問診モードの改良 過去の記録、グラフ表示機能は欲しい おわりに ・ システムを高齢者に使ってもらい、評価をもらった ・ その評価より、今後の目標を設定した
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