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マネーサプライを増やせ!
岩田・伊藤・浜田・若田部・勝間
 日本以外の先進国では、テーラー・ルールに基づく金融政策によって
物価の安定と順調な経済成長(1990-2000)
 日本では、バブル崩壊後 経済が低迷(唯一例外)
⇒1999年2月、コールレートがゼロの「ゼロ金利」
景気が過熱すれば、金利を上げる
不況の時には金利を下げる
ゼロ金利が奪う
 ゼロ金利の下での金融を「緩和」
=マネーサプライを増やす=量的緩和
デフレを止める・・・マネーサプライを増やす
テーラー・ルールのように金利を下げる
 名目金利はゼロ以下に下がらない
マネーは効かない
 日銀が直接的に関与=ハイパワード・マネー
(民間銀行の預金準備)
小宮 先行き資金需要の増大が予想される際
⇒超過準備を持つのは 合理的
※短期金利がプラス&変動が大きい
 ゼロ金利下では、短期債権の流動資産を日銀当座預金に換えられる
⇒「資本損失」「売却損」は考えなくてよい
⇒超過準備は基本的に必要ない
・・・資産運用対象なし コストもゼロ MB供給変化なし
 マネーサプライを増やせば、デフレが止まるという考え
⇒データによる裏付けを欠いている
 2008年9月5日 リーマン・ブラザーズが破綻
⇒先進各国の中央銀行は「非伝統的な政策」を行う
 バランスシート拡大
① 金融機関に超過準備を大量供給する「金融緩和」
② 金融市場の機能・安定性維持を目的とし、
リスク資産を購入する「信用緩和」
の組み合わせ
⇒中央銀行のバランスシートの動向は、「金融緩和」と直結しない
 マネーの対GDP比は、欧米よりもはるかに高い
ゼロ金利での下での金融政策運営の難しさ、広がっている
量的緩和の限界への認識、広がっている
 QE3=「金融緩和」と「信用緩和」の合わせ技
⇒量的緩和の限界を示すもの
• どうして
景気が過熱すれば金利をあげ
不況の時には金利をさげるのか
⇒ゼロ金利が奪う理由
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どうして
マネーサプライを増やせば金融を緩和できるのか?
★マネーサプライを増やせば そうしないときに比べて 金利が下がる
しかし、ゼロ金利では違う。(名目金利はゼロ以下に下がらないから)
• マネーサプライを増やせば デフレは止まるのか? NO
★伸び率が25%ですが??データの裏付けが欠いてますよね??
本当はハイパワードマネーのことでしょ?(日銀が直接関与できるのはここだから)
(民間銀行の預金準備)
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ゼロ金利の下で日銀が法定準備を超えた準備を増やすこと(=ハイパワードマネーを増やすこと)
は意味なし!
★P117
意味があるのは、短期金利がプラスであって、変動が大きいと予想される場合であるから。
ゼロ金利意味なし!
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大量通貨=通貨の価値を下げる
マネーサプライを増やす