テーマ20 精算表の作成 テキストp162~169 精算表ってなに?? 決算整理前残高試算表から損益計算書と貸借対照表を 作る過程を一覧できる表にまとめたもの 残高試算表 資 費 産 用 貸借対照表 負 債 資 本 収 総勘定元帳残高 を集めてきた表 益 決 算 整 理 事 項 損益計算書 当期純利益 当期純利益 精 算 表 平成○年○月××日 勘定科目 元 丁 資 負 資 収 費 産 残高試算表 借方 貸方 100 債 益 用 10 20 + ー 10 20 ー + 100 10 20 100 ー 10 + 20 ー 10 + + ー 100 本 100 ×× 整理記入 借方 貸方 20 損益計算書 借方 貸方 (単位:円) 貸借対照表 借方 貸方 90 110 110 110 90 ×× 当期純利益 ×× ×× ×× ×× ×× ×× ×× ×× <問 題> 水道橋商事株式会社の第2期(自平成×2年4月1日 至平成×3年3月31日)におけ る決算整理前の残高試算表は精算表の試算表欄のとおりである。下記の資料にもとづ いて、精算表を作成しなさい。 (決算整理事項) (1) 受取手形(割引手形を含まない)と売掛金の期末残高に対し、2%の貸倒引当金を 設定する。差額補充法によること。 精 算 表 平成×2年3月31日 勘定科目 残高試算表 借方 貸方 受取手形 2,500 売掛 金 4,000 割引手形 貸倒引当金 貸倒引当金繰入 500 40 整理記入 借方 貸方 損益計算書 借方 貸方 (単位:円) 貸借対照表 借方 貸方 (決算整理事項) (1) 受取手形(割引手形を含まない)と売掛金の期末残高に対し、2%の貸倒引当金を 設定する。差額補充法によること。 貸倒引当金 120円 貸倒引当金見積り額={(2,500-500)+4,000}×2%=120 手形 40 売掛金 +80 <仕訳> 貸倒引当金繰入 80 / 貸倒引当金 80 精 算 表 平成×2年3月31日 (単位:円) 貸借対照表 借方 貸方 勘定科目 残高試算表 借方 貸方 受取手形 2,500 2,500 売掛金 4,000 4,000 割引手形 貸倒引当金 貸倒引当金繰入 整理記入 借方 貸方 損益計算書 借方 貸方 500 500 + 80 40 80 120 80 (決算整理事項) (2) 有価証券の内訳は次のとおりである。有価証券の評価は時価法によること。 ・・・ 時価評価 銘 柄 所有目的 時価法 帳簿価額 時 価 ・・・ 原価評価 A社株式 売買目的 原価法 1,600円 +100円 1,500円 低価法 ・・・ 時価と原価のうち低いほうで評価する B社株式 売買目的 900円 1,200円 ー300円 2,700円 2,500円 <仕訳> 有価証券評価損 200 / 売買目的有価証券 200 精 算 表 平成×2年3月31日 勘定科目 売買目的有価証券 有価証券(評価損) 残高試算表 借方 貸方 整理記入 借方 貸方 損益計算書 借方 貸方 - 200 2,700 200 (単位:円) 貸借対照表 借方 貸方 2,500 200 @1,000 (決算整理事項) △300 (3) 商品の期末棚卸高は次のとおりである。 数 帳簿棚卸高 実地棚卸高 量 4個 3個 単 棚 棚 卸 卸 減 減 耗 耗 費 費 商品評価損 @900 価 @1,000円 @ 900円 △1,000 3個 4個 商品の評価は低価法による。なお棚卸減耗費は売上原価に算入し、商品評価損 は売上原価に算入しない。 <仕訳> 仕 入 2,000 / 繰越商品 2,000 精 繰越商品 4,000 / 仕 算 表 平成×2年3月31日 勘定科目 繰越商品 (単位:円) <仕訳> 商品評価損 300 / 繰越商品 300 残高試算表 整理記入 損益計算書 貸借対照表 棚卸減耗費1,000 / 繰越商品 1,000 借方 2,000 貸方 借方 貸方 借方 + 4,000- 2,000 <仕訳> 仕 - 入 8,000 + 2,000- 4,000 7,000 + 1,000 棚卸減耗費 1,000 商品評価損 300 貸方 借方 貸方 2,700 入 1,000 / 棚卸減耗費 1,000 300 - 1,000 仕 入 4,000 1,000 300 (決算整理事項) (4)備品の減価償却を行う。償却方法は定率法、償却率は年20%とする。 当期の減価償却費=(5,000-1,000)×20% =800 <仕訳> 減価償却費 800 / 減価償却累計額 800 精 算 表 平成×2年3月31日 勘定科目 残高試算表 借方 貸方 備 5,000 品 減価償却累計額 減価償却費 整理記入 借方 貸方 損益計算書 借方 貸方 (単位:円) 貸借対照表 借方 貸方 5,000 + 800 1,000 800 1,800 800 (決算整理事項) あと4年 (5) 創立費は前期首に設立した際に生じたもので、商法規定の最長期間にわたって毎 期均等額を償却している。 創立費(繰延資産)の商法規定の最長期間 = <仕訳> 創立費償却 100 / 創 立 費 100 精 算 表 平成×2年3月31日 勘定科目 創 立 費 創立費償却 残高試算表 借方 貸方 400 整理記入 借方 貸方 - 100 100 損益計算書 借方 貸方 (単位:円) 貸借対照表 借方 貸方 300 100 (決算整理事項) (6) 保険料は前期の8月1日から毎年1年分を前払いしている。 ×1年 4/1 前期 8/1 当期 7/31 8/1 支払済み 支払済み 4か月 次期 7/31 ×2年 3/31 12か月 4か月 1ヶ月分の保険料 = 160円 ÷ 16か月 = 10円 前払分の保険料 = 10円 × 4か月 = 40円 <仕訳> 前払保険料 40 / 支払保険料 40 精 算 表 平成×2年3月31日 勘定科目 支払保険料 前払保険料 残高試算表 借方 貸方 整理記入 借方 貸方 - 40 160 40 損益計算書 借方 貸方 (単位:円) 貸借対照表 借方 貸方 120 40 (決算整理事項) (7) 借入金は平成×2年7月1日に利率年8%で借り入れたもので、利息は6月末と12 月末に各半年分を支払う契約である(月割り計算によること)。なお、借入期間は3年 である。 ×2年 7/1 ×3年 3/31 ×2年 12/31 借入れ ×3年 6/30 3ヶ月 未払い 6ヶ月 支払済 1ヶ月分の利息 = 3,000円 × 8% ÷ 12 = 20円 3ヶ月分の利息 = 20円 × 3ヶ月 = 60円 精 算 表 平成×2年3月31日 <仕訳> 支払利息 60 / 未払利息 60 残高試算表 整理記入 損益計算書 勘定科目 借方 借 入 金 支払利息 未払利息 貸方 借方 貸方 借方 3,000 120 貸方 (単位:円) 貸借対照表 借方 貸方 3,000 + 60 180 60 60 その他の勘定科目残高を 貸借対照表と損益計算書に記入して 当期純損益を計算しよう♪ 精 算 表 平成○年3月31日 勘定科目 元 丁 現 金 残高試算表 借方 貸方 整理記入 借方 貸方 損益計算書 借方 貸方 貸借対照表 借方 貸方
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