元気とタイムリー な情報を提供する 根本レポート こうすれば「社長力」が上がり会社が良くなる!?(シリーズ第1回) 平成21年8月25日発行 〒973-8408 いわき市内郷高坂町砂子田94 ㈱常陽経営コンサルタンツ (いわき市総合保健福祉センター前) 中小企業を支援する 根本 勝祐 TEL:0246-27-9110 FAX:0246-27-9118 HP:http://www.joyokeiei.com E-mail:[email protected] 大変な時代です。いかにこれを乗り越え、むしろチャンスにしていくか経営者の手腕 が問われる時です。「社長力を上げる考え方、方法」をシリーズでお伝えします。 (1)「管理」こそが経営であると思わないこと 社長の仕事は、①会社の方向づけ、 ②資源の最適配分、 ③人を動かすこと。 方向づけとは、「お客様」の動向を見て社員全員を「お客様志向」で行動させる。 (2)「未来予想」より「現在過去分析」をしてお客様の求めている流れを見極める 日曜日の日経新聞の経済指標を見て、自社を取り巻く環境と流れを見る。 (3)「新規事業」に乗り出すのがやり手の社長と思わないこと 内容をよく知っている既存事業でやれない会社が、知らない新規事業でうまくいく訳がな い。既存事業で十分に成功しているならやる。 ビジネスのコツの一つは「何でもかんでもやらない」こと。 (4)お客様との取引で「売上高」でなく「シェア」を高めること 規模の大小にかかわらず、お客様の取引先の中で自社の「シェア」を高めておけば、「重 要な」あるいは「大切な」存在と思われ、外されることがない。 (5)「オンリーワン」でなく「ナンバーワン」を目指すこと 「オンリーワン」はお客様の選択肢がなくなり、社員の甘えや驕り(おごり)が出る。 「他社との違い」を明確にし、ライバル社に優位に立つ「ナンバーワン戦略」を持つ。 (6)拡大しようとする時は、同時に「小さくなる能力」も確保しておくこと 借入金を一定限度内にして、いざという時に小さくできれば会社は潰れない。 (7)「ES優先(従業員満足度)」より「CS優先(お客様満足度)」にすること ESが高くてもCSは上がらない。むしろ逆である。お客様を優先して満足度を上げ、利益 を高める。そして社員には、①働く幸せ、 ②経済的幸せ を提供する。 (8)社員の「働きがい」を高めること 働く人の「モチベーション(やる気)」を高めたいと思ったら、「働きがい」を高めること。 これは働くことに意義を見いだせること。ある程度の「技(スキル)」を身につけさせ、「自 分の存在意義(居場所)」を作り、お客様のためになっている事を評価してあげる。 ~やれることからやってみましょう!~ 「お客様第一」は、働く人に働きがいを与え、そのことが会社に利益をもたらし、 それが、さらに働く人に経済的幸せをもたらすという、マジックワードなのです。 (経営コンサルタント 小宮一慶) ―ちょっと気になる人― 医療用機器販売を営むH社長は《心をつかむ達人》です。 医療機器の他に介護用品店、レストラン、その他医療に関する様々な 店舗を展開し、日本初の、クリニックからフィットネスクラブまでのあらゆる 機能を備えた高齢者の総合施設を作り話題になっています。 初めて会った人は、その知識の広さと純粋さに驚きます。 “すべては師なり”の社是そのままを実行しています。 社長曰く、 「人にはそれぞれその人の良さがあり、先入観を持たず無心で接すると 教わることがたくさんある。」 さすが《心をつかむ達 人》・・・。 ~ 今月の税情報~ 消費者に人気の「下取りセール」。いまや百貨店や衣料品店、家電量販 店などが実施している。不要品が現金や商品券に引き換えられるとあって 大きな成果を挙げている。この「下取りセール」 は通常の下取りと会計税 務処理が違うのだ。 「下取りセール」は一定額以上の購入者に自社商品券を渡す。この場合、 配布した時点で特別な処理はせず、消費者が商品券などを使用した際 に「値引き」処理をする。また、現金で下取りを行う場合は「仕入」処理をす る。 一方「下取り」は、中古品を「仕入」た取扱いとなり、販売店では「下取り」 を「仕入」、新品販売は総額(下取り分を引かない額)を「売上」と処理しな ければならない。これにより純額(入金額)では消費税の課税事業者にな らないが、総額では課税事業者になる場合がある。税務調査の際に「記 入漏れ(総額主義になっていない。)」として指摘されるケースが増えてい る。 ※このレポートは、お客様及び名刺を交換させていただいた方に配信しています。 (税理士通信 H21.8.10号) 配信不要の際は、恐れ入りますがその旨上記までご連絡下さい。 (担当:荒井)
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