シナリオ概要

クレジットメモ許容範囲内/外の分納契約処
理
SAP Best Practices for Automotive Package
(日本)
SAP Best Practices
シナリオ概要 – 1
目的と利点:
目的

クレジットメモ許容範囲内/外の分納契約処理のプロセスでは、 OEM と供給
元が同じ品目を異なる価格で管理します。もし入金とその差異が許容範囲10%
以内にある場合、供給元側は関連する未決済明細を消し込み、差異を他勘定
で処理します。さもなければ、供給元側はOEM側に支払われた金額で、関連
する未決済明細を単純に消しこみます。差異は新規クレジットメモ依頼として
残り、次の支払処理のタイミングで処理されます。
利点


許容範囲チェックが自動的に請求書と支払のエラーを修正実行されます
許容範囲グループは価格差のコストを最小化することが前定義されたことが
できます
シナリオ概要 – 2
必須 SAP アプリケーション:

Enhancement Package 4 for SAP ERP 6.0
プロセスフローに関連するロール:
OEM クライアント
 従業員 (プロフェッショナルユーザ)
 購買担当者
 債務管理担当者 (自動車産業)
 債務管理担当者
 倉庫担当者
サプライヤークライアント
 従業員 (プロフェッショナルユーザ)
 倉庫担当者
 債権管理担当者
 請求管理者(DIFM)
 請求管理者
 販売管理者
シナリオ概要 – 3
プロセスの詳細説明:
CM許容範囲内と分納契約処理
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OEM プロセス: 価格と許容範囲 - 購買契約
サプライヤープロセス:価格と許容範囲の照会 - 分納契約
OEM プロセス: 納入日程の登録
OEM プロセス: メッセージ出力 - 納入日程
サプライヤープロセス: 予定納入日程の照会 - 分納契約
サプライヤープロセス: 出荷処理
サプライヤープロセス:出庫転記
サプライヤープロセス: 請求伝票の登録
OEM プロセス: 入庫転記
OEM プロセス: 入庫/請求自動決済 (ERS)
サプライヤープロセス: SD 自己請求の受信モニタ
サプライヤープロセス: 未消込明細の照会
OEM プロセス: 自動支払処理
サプライヤープロセス:未消込明細の照会
サプライヤープロセス:入金の転記
サプライヤープロセス: 未消込明細の照会
シナリオ概要 – 4
プロセスの詳細説明:
CM許容範囲外と分納契約処理
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
OEM プロセス: 価格と許容範囲 - 購買契約
サプライヤープロセス:価格と許容範囲の照会 - 分納契約
OEM プロセス: 納入日程の登録
OEM プロセス: メッセージ出力 - 納入日程
サプライヤープロセス: 予定納入日程の照会 - 分納契約
サプライヤープロセス: 出荷処理
サプライヤープロセス:出庫転記
サプライヤープロセス: 請求伝票の登録
OEM プロセス: 入庫転記
OEM プロセス: 入庫/請求自動決済 (ERS)
サプライヤープロセス: SD 自己請求の受信モニタ
サプライヤープロセス: 未消込明細の照会
OEM プロセス: 自動支払処理
サプライヤープロセス:未消込明細の照会
サプライヤープロセス:入金の転記
サプライヤープロセス: 未消込明細の照会
シナリオ概要 – 5
プロセスの詳細説明:
クレジットメモ許容範囲内/外の分納契約処理


この自動車用シナリオは、OEM側での資材所要量計画の日程計画の作成から
開始されます。資材所要量計画は予定納入日程として、供給元に送信されます。
供給元が EDI を介して予定/JIT 納入日程を受信すると、これらの納入日程は
自動的にその得意先の分納契約に設定されます.
供給元は、受信した JIT 納入日程にもとづいて出荷を登録し、品目のピッキング
を行います。次に供給元は、シップメントを登録して出荷指図を貨物運送業者に
送信します。出荷が転記されると、出力タイプ DESADV の出荷通知 IDoc が登
録され、EDI を介して得意先に送信されます。その時点から OEM は、入庫のた
めの空間を倉庫内に確保するなど、納入品を受け入れるための活動を準備する
ことができます。入荷伝票を参照して、OEM は購買発注の入庫を転記します。
入庫が評価され、クレジットメモが EDI を介して供給元に送信されます.
シナリオ概要 – 6
プロセスの詳細説明:
クレジットメモ許容範囲内/外の分納契約処理


供給元側でクレジットメモが受信され、自動的に検索します。該当する出荷と請
求伝票を供給元システム内で検索するため、クレジットメモのデータが利用され
ます。この初期ステップが正常に完了すると、クレジットメモが処理されます。つ
まり、OEM により提供された参照番号が財務会計の関連未消込明細に割り当
てられます。差異は自動的に消し込まれます。許容範囲チェックが有効で、超過
がある場合は、新規未消込明細が OEM 勘定に登録されます.
OEM システムでは、支払処理が定期的に実行され、適切な支払明細通知が
EDI を介して供給元に送信されます。支払通知を受信すると、未消込明細の一
覧が更新されます。最後の入金により、未消込明細が決済されます.
クレジットメモ許容範囲内/外の分納契約処理
サプライヤー
OEM
CM許容範囲内
納入日程の登録
入荷処理
DELFOR
DESADV
予定納入日程の照会 - 分納契約
出荷処理
出庫転記
入庫転記
入庫/請求自動決済 (ERS)
請求処理
SBWAP
請求書 /クレジットメモ処理
自動支払処理
REMADV
未消込明細
入金の転記
クレジットメモ許容範囲内/外の分納契約処理
サプライヤー
OEM
CM許容範囲外
納入日程の登録
入荷処理
DELFOR
DESADV
予定納入日程の照会 - 分納契約
出荷処理
出庫転記
入庫転記
入庫/請求自動決済 (ERS)
請求処理
SBWAP
請求書 /クレジットメモ処理/ディビットメモ処理
自動支払処理
REMADV
未消込明細
入金の転記
クレジットメモ許容範囲内/外の分納契約処理–マスタデータ
OEM
サプライヤー
A-57-1000_OEM
ABS_1_追加車輪ユニット 購買品3
A-57-1000_SUP
ABS_1_四輪ユニット3型
A-57-2000_OEM
ABS_1_追加車輪ユニット 購買品4
A-57-2000_SUP
ABS_1_四輪ユニット4型
製品品目タイプ= FERT
半製品
品目タイプ= HALB
凡例
<機能>
シンボル
内容説明
用途のコメント
バンド: 債務管理担当者や営業員などのユーザロールを示
します。このバンドを使用して、特定ロールではなく、組織ユ
ニットやグループを示すこともできます。
ロールバンドには、
そのロールに共
通するタスクが含
まれます。
この表の他のプロセスフローシンボルは、これらの行に記入
します。シナリオのすべてのロールをカバーするために必要
な行を使用します。
フロー線 (実線): 線は、シナリオにおけるステップの標準順
序とフローの方向を示します。
フロー線 (点線): 線は、シナリオでほとんど使用されないタス
クまたは条件付きタスクへのフローを示します。線は、プロセ
スフローに含まれる文書にもつなげることができます。
シナリオプロセス
またはステップの
ないイベント内の
2 つのタスクを接
続します。
業務活動/イベント: シナリオに入る/シナリオから出るアク
ション、またはシナリオ中に発生する外部プロセスを示しま
す。
文書内のタスクス
テップには対応し
ません。
SAP 以外
単一プロセス
サブプロセ
ス参照
プロセ
ス決
定
内容説明
用途のコメント
次のダイアグラムへ/前のダイアグラム
から: ダイアグラムの次/前ページにつ
ながります。
フローチャートは前/次ページで継続し
ます。
ハードコピー/文書: 印刷された文書、レ
ポート、またはフォームを示します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
財務会計の実績: 財務会計転記伝票
を表します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
予算計画: 予算計画伝票を表します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
マニュアルプロセス: マニュアルで行う
タスクを扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。倉庫でのトラックの荷渡など、
マニュアルで実行されるタスクの反映
に使用され、プロセスフローに影響しま
す。
既存のバージョン/データ: このブロック
では外部プロセスから送信されるデー
タを扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。この形状は外部ソースからの
データを反映します。このステップには
、入力フロー線はありません。
システムパス/エラー判定: このブロック
では、ソフトウェアによって行われる自
動判定を扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。ステップ実行後のシステムに
よる自動判定を反映するために使用さ
れます。
財務会計の実績
予算計画
単一プロセス: シナリオにおいて段階的に扱われるタスクを
示します。
プロセス参
照
ダイアグラム
接続
ハードコピー/
文書
外部イベント: シナリオを開始または終了するイベントや、シ
ナリオにおけるイベントの過程に影響を及ぼすイベントが含
まれます。
業務活動/
イベント
シンボル
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
マニュアル
プロセス
プロセス参照: シナリオが別のシナリオ全体を参照する場合、
シナリオ番号と名前をここに記入します。
サブプロセス参照: シナリオが別のシナリオを部分的に参照
する場合、そのシナリオのシナリオ番号、名前、ステップ番
号をここに記入します。
プロセス決定: 決定/分岐点を示し、エンドユーザによる選択
を表します。線は、菱形の各部分から生じる各種選択肢を示
します。
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
通常、文書内のタ
スクステップに対
応しません。ステ
ップ実行後に行わ
れる選択を反映し
ます。
既存のバー
ジョン/データ
システ
ムパス/
エラー
判定