分割の有効化 SAP Best Practices Baseline Package (日本) SAP Best Practices シナリオ概要 – 1 目的と利点: 目的 新総勘定元帳では分割の有効化を利用することができます。 伝票が追加勘定割当対象で拡張されるか、元の転記を、勘定割当対象を参照する行 に分割する追加転記が実行されます。 勘定割当対象は、選択した連結対象に応じて定義することができます。SAP Best Practices では、連結対象は利益センタとセグメントです。 利点 この転記はリアルタイム (オンライン) で行われます。 これにより、選択した連結対象の完全な財務諸表をいつでも作成することができます (セグメントレポート)。 キーポイント 新総勘定元帳では分割の有効化を利用することができます。 分割の有効化はセグメントにもとづいています。 分割の有効化は、クライアントで転記を開始する前に有効化しておく必要があります。 有効化より前に転記を行うと、後から分割の有効化エラーが発生するおそれがありま す (ノート 891144 を参照)。 シナリオ概要 – 2 必須 SAP アプリケーション: 必須 SAP ECC 6.03 プロセスフローに関連するロール 財務マネージャ 総勘定元帳担当者 分割の有効化の特殊要件 分割の有効化は、一定のインストール順序で有効化する必要があります。 選択した範囲の SAP Best Practices のインストール 分割の有効化 分割の有効化を必要とする他の Building Block のインストール (Baseline: 売上原価会計シナリオ、セグメントレポートシナリオなど) シナリオ概要 – 3 プロセスの詳細説明: 分割の有効化 分割の有効化は新総勘定元帳の一機能であり、独自のプロセスや独立したシナリオにつ ながるものではありません。SAP Best Practices では、総勘定元帳伝票のセグメントと利 益センタの割当をチェックする方法の例が示されています。 プロセスフローダイアグラム 財務マネージャ/総勘定元帳担当者 イベント セグメントレポート 複数のセグメント が割り当てられた G/L 勘定伝票 利益センタと セグメントの割当 のチェック レポート 凡例 <機能> シンボル テキスト 用途のコメント バンド: 債務管理担当者や営業員などのユーザロールを示 します。このバンドを使用して、特定ロールではなく、組織ユ ニットやグループを示すこともできます。 ロールバンドには、 そのロールに共 通するタスクが含 まれます。 この表の他のプロセスフローシンボルは、これらの行に記入 します。シナリオのすべてのロールをカバーするために必要 な行を使用します。 フロー線 (実線): 線は、シナリオにおけるステップの標準順 序とフローの方向を示します。 フロー線 (点線): 線は、シナリオでほとんど使用されないタス クまたは条件付きタスクへのフローを示します。線は、プロセ スフローに含まれる文書にもつなげることができます。 シナリオプロセス またはステップの ないイベント内の 2 つのタスクを接 続します。 業務活動/イベント: シナリオに入る/シナリオから出るアク ション、またはシナリオ中に発生する外部プロセスを示しま す。 文書内のタスクス テップには対応し ません。 SAP 以外 単一プロセス サブプロセ ス参照 プロセス 決定 説明 用途のコメント 次のダイアグラムへ/前のダイアグラム から: ダイアグラムの次/前ページにつ ながります。 フローチャートは前/次ページで継続し ます。 ハードコピー/文書: 印刷された文書、レ ポート、またはフォームを示します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 財務会計の実績: 財務会計転記伝票 を表します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 予算計画: 予算計画伝票を表します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 マニュアルプロセス: マニュアルで行う タスクを扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。倉庫でのトラックの荷渡など、 マニュアルで実行されるタスクの反映 に使用され、プロセスフローに影響しま す。 既存のバージョン/データ: このブロック では外部プロセスから送信されるデー タを扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。この形状は外部ソースからの データを反映します。このステップには 、入力フロー線はありません。 システムパス/エラー判定: このブロック では、ソフトウェアによって行われる自 動判定を扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。ステップ実行後のシステムに よる自動判定を反映するために使用さ れます。 財務会計の実績 予算計画 単一プロセス: シナリオにおいて段階的に扱われるタスクを 示します。 プロセス参 照 ダイアグラム 接続 ハードコピー/ 文書 外部イベント: シナリオを開始または終了するイベントや、シ ナリオにおけるイベントの過程に影響を及ぼすイベントが含 まれます。 業務活動/ イベント シンボル 文書内のタスクス テップに対応しま す。 マニュア ルプロセ ス プロセス参照: シナリオが別のシナリオ全体を参照する場合、 シナリオ番号と名前をここに記入します。 サブプロセス参照: シナリオが別のシナリオを部分的に参照 する場合、そのシナリオのシナリオ番号、名前、ステップ番 号をここに記入します。 プロセス決定: 決定/分岐点を示し、エンドユーザによる選択 を表します。線は、菱形の各部分から生じる各種選択肢を示 します。 文書内のタスクス テップに対応しま す。 文書内のタスクス テップに対応しま す。 通常、文書内のタ スクステップに対 応しません。ステ ップ実行後に行わ れる選択を反映し ます。 既存の バージョン/ データ システ ムパス/ エラー 判定
© Copyright 2024 ExpyDoc