非営利組織論 Group14 総合政策学部2年 幸田 沙樹 総合政策学部1年 小竹 政輝 総合政策学部1年 西田 哲 プレゼンテーションの流れ ・仮説提示 ・ケーススタディ(1) ・検証 ・ケーススタディ(2) ・結論 仮説提示 の前に。。。 ・今までたくさんのグループがいろいろな 仮説を立てて検証してきた。 ex.古きよきつながりの崩壊 新しいニーズに応える創造型NPO ブーム・自己実現欲の拡大 自己発信の場としてのNPO 社会貢献で自己実現する人の増加 価値観の崩壊 問題の多様化・問題の細分化 and more… これらの仮説は、どれも正当性のあるように思える。 ⇒では、NPO急増の理由はバラバラで、ひとつの 原因など存在しないのだろうか? 仮説提示 の前に。。。 ・様々な仮説の根底にあるものは何か? ・そもそも、なぜ急に増えたのか? ⇒それは、 ある時期まで人々が、NPOというあり方を 『知らなかった』からではないか? 仮説提示 仮説 阪神淡路大震災等でNPOという組織を 知った人が増えたことが、NPO団体急増の そもそもの原因ではないか? ケーススタディ(1) 日本NPOセンター ・名称:特定非営利活動法人日本NPOセンター ・設立:1996年11月22日 ケーススタディ(1) 日本NPOセンター 活動目的 新しい市民社会の実現に寄与することを 理念とし、分野や地域を越えた民間非営 利組織(NPO)の活動基盤の強化と、それ らと企業および政府・地方公共団体との パートナーシップの確立を図ることを目的 とする。 ケーススタディ(1) 日本NPOセンター 計画 情報事業 相談事業 研修 交流事業 調査・研究事業 創出展開事業 ネットワーキング事業 制度関連事業 ケーススタディ(1) 日本NPOセンター 人員 代表者 代表理事 播磨靖夫 役員 理事 19名 監事 2名 評議員 23名 会員 正会員数 639 団体会員数 309(NPO 240、自治体 18、企業 51) 個人会員数 330 準会員数 161 団体会員数 48 個人会員数 113 <2003年5月23日現在> ケーススタディ(1) 日本NPOセンター 科目 2003年度予算 2004年度3月末決算 会費収入 20,000,000 15,045,000 寄付金収入 13,500,000 21,148,742 助成金収入 5,800,000 6,235,450 自主事業収入 28,000,000 23,643,174 受託事業収入 12,000,000 5,878,853 その他の収入 6,000,000 8,301,642 85,300,000 80,252,861 一般会計収入合計 ケーススタディ(1) 日本NPOセンター 科目 2003年度予算 2004年度決算 会議費 1,250,000 1,156,043 事務局人件費 6,800,000 6,966,518 事務局運営費 8,440,000 9,093,879 租税公課 1,700,000 512,300 71,960,000 65,349,056 500,000 0 90,650,000 83,077,796 一般事業費 予備費 一般会計支出合計 ケーススタディ(1) 日本NPOセンター マーケティング 「NPOのひろば」という機関紙を発行。 ⇒NPOを知り、興味を持ってもらう ケーススタディ(1) 日本NPOセンター 設立の意義 もともとは阪神淡路大震災に影響されてNPOの 重要性に多くの人が気づかされました。重要性 に気づくと同時に、災害の時の支援はもちろんで すが、それ以外でも多くの様々な面でのNPOの 必要性や行動力に注目し、様々の分野で活躍で きるNPO団体が必要だと思い、日本NPOセンター を設立しました。 (職員さん) ⇒この意義は現在も継承 仮説検証 確かに職員さんの話では、NPOの重要性がク ローズアップされるきっかけは阪神淡路大震災 であったということだった。 ⇒震災を期に、NPOが注目されたことは間違いな い。 ⇒だが、NPOを知るのはもちろん、その可能性・必 要性に気づいたからこその急増であった!! 仮説検証 したがって、 日本のNPO急増の理由は、主に 阪神淡路大震災によって、多くの 人々がNPOの存在を知り、その可 能性、必要性を理解したからであ る。 仮説検証 しかしこの仮説では、震災時のNPOの活 躍を報じるメディアが発達していなくてはな らない。 ⇒インターネットを主とする情報環境の変 化も、NPO増加の一端を担っているのでは ないか? ケーススタディ(2) NPOサポートセンター ・1993年「NPO推進フォーラム」設立 ・1996年「NPOサポートセンター」に改称 ケーススタディ(2) NPOサポートセンター 設立目的(NPO推奨フォーラム時) NPOというものを知ってもらうこと。 ↑NPO団体の迅速な活動をサポートするた めには、まずNPOを知ってもらうことが重要 と考えた。 ケーススタディ(2) 計画 NPOサポートセンター 情報センター機能 人材育成(インターンシップ) NPOサポート アドボカシー活動 企画・コンサルタント事業 調査・開発事業 ケーススタディ(2) 人員 NPOサポートセンター 理事長 1名 副理事長 1名 理事 7名 事務局 情報会員 ケーススタディ(2) 科目 会費収入 寄付金収入 NPOサポートセンター 金額 1,764,000 377,435 助成金/補助金収入 16,400,000 事業収入 40,864,942 雑収入 2,074,903 総収入 61,481,280 ケーススタディ(2) 科目 情報センター機能事業費 人材育成事業費 サポート事業費 アドボカシー事業費 企画・コンサルティング事業費 調査・研究事業費 一般管理費 総支出 NPOサポートセンター 金額 2,156,861 4,421,407 1,760,630 4,388,164 8,976,410 6,827,552 30,129,673 58,660,697 ケーススタディ(2) NPOサポートセンター マーケティング 毎週第3土曜日「ふらっとボランティア」 インターン事業によるマーケティング ケーススタディ(2) NPOサポートセンター 設立時の目的 :NPOをしってもらうこと ↓ 阪神淡路大震災 NPOは多くの人の興味をひく。 ↓ 現在の目的 :NPO団体の活動に『参加』してもらうこと ケーススタディ(2) NPOサポートセンター NPO活動に『参加』する人もまた急増している。 ⇒社会貢献しようとしている人がふえているのか? 『おそらく、社会貢献しようと思ってる人が増えたとい うよりは、その意思を持った人たちが活動できる機 会が増えたため、NPO活動に参加する人も増えて いるのだろう。』 (森脇さん) ケーススタディ(2) NPOサポートセンター 『参加する機会が増えた一番の原因は震災だが、同時期 にインターネットが普及したことが大きい』 『以前までは何かしてあげたくても、何をしていいかわから なかった。インターネットの普及によって自分たちでNPO を調べ、何をやってるのかを理解してもらう機会が増え た。』 『実際にNPOで活動することによって、新たに必要なNPO を見出し、新しい団体を作っていく人たちも多い。』 (インタビューより) 結論 インターネットの普及と阪神淡路大震災 ⇒以下の変化を引き起こす。 ・NPO団体というものを人々が知り、その必 要性について理解するようになった。 ・さらに、NPO団体の活動に『参加』する人 が増えた。 ・『参加』した人が新たなNPOの必要性を見 出し、次々と新しいNPO団体が生まれた。 結論 なぜ、NPO団体は急増したのか? インターネットなどの情報環境の発達 と阪神淡路大震災という二つの事柄 が、NPOの知名度を一気に引き上げ NPOの必要性が理解された。その 結果、NPOへ参加する人々が増えた のが、NPO団体急増の理由である。
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