【重点課題①】 大災害に負けない、強い大阪づくりの推進 ①何を目指すのか、目指すべき方向は? 戦略課題の 目標 日本における大阪・関西が果たすべき役割・機能や『将来ビジョン大阪:災害がき ても大丈夫!大阪戦略づくり』を踏まえ、大災害に負けない、強い大阪・関西を目 指します。 特に、本年3月に発生した東日本大震災で明らかになった課題と真正面から向き 合い、関西が一体となって、必要な対策の先手を打ち、総合的な防災力・減災力 が備わった都市を目指します。 ②その実現に向けて、今年度何をするのか? ■巨大地震の発生を想定した津波対策の推進 施策推進上の目標 ●東南海・南海地震は、今後30年以内に高い確率で起こると予測されています。この地震が、想 定を超える規模で発生し、津波を引き起こした場合でも被害を最小限とするため、現状をしっかりと 検証し、課題を明らかにしながら、必要な対策を講じていきます。 ■関西広域連合の枠組みによる広域防災対策の推進 ●東日本大震災では、東北から関東にかけての広い範囲に被害が及んでいます。大阪・関西では、 昨年度末に設立された関西広域連合の枠組みを最大限、効果的に活用しながら、大規模広域災 害(地震・津波・原子力等)への対策をしっかりと講じていきます。 ■徒歩帰宅者・帰宅困難者対策の推進 ●大規模地震発生時、都市圏のターミナル駅周辺では、大量の帰宅困難者が発生し、大きな混乱 が生じる可能性があります。H21年度以来、府市連携で進めてきた大阪駅前の滞留者対策の成果 を踏まえ、すべての人が安全に帰宅できるよう、隣接府県や関係機関と連携した対策を推進します。 ③その取組みにより、何をどのような状態にするのか? ●現在の想定津波高(最大3.3m(大阪市内で2.4m)の2倍の津波が襲来したと仮定して、必 要な対策を検討し、明らかにしていきます。(H23年度前半) ●検討の結果を踏まえ、関係市町村(沿岸12市町ほか)とともに、新たな津波避難対策等に着手 します。(H23年度中) アウトプット 関西広域連合の一員として、次の取組を実施します 関西広域防災計画の策定 ●大規模広域災害(地震・津波・原子力等)などに対し、関西の対応方針や連携体制と、その体 制の構築のために必要な取組を掲げた「関西広域防災計画」を策定します。 広域応援訓練の実施 ●関西が一体となって広域災害に対処する体制の強化を図るため、広域応援訓練を実施します。 ●駅前滞留者対策として、大阪市や関係機関と連携して、帰宅困難者対策訓練を実施します。 ●徒歩帰宅支援について、帰宅ルート上支援体制の具体的な先進事例を構築します。 ア ウ ト カ ム 総合的な防災力・減災力の向上を目指します。 ●府民がお住まいの地域で自助、共助,公助の取組みにより、地震災害や大雨災害などが発生し た際にその備えが出来ていると思う府民の割合33%(3人に1人)にする。 (H22.9.時点25.0%⇒H23.3時点27.1%) ●津波や帰宅困難時に、正しく行動する府民の割合〔新設定〕 5
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