PowerPoint - JAIST 北陸先端科学技術大学院大学

JAISDAQ
逆評価型・新感覚投資エンターテイメント
藤崎啓司* , 岡本崇宏 , 海原康人 , 松原孝志 , 藤波努
(北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科)
発表内容
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背景と動機
目的
アプローチ
コンセプト
設計思想
システム機能と一連の流れ
考察
まとめ
今後の課題
背景と動機(1)

JAISTを対象としたウェブアプリケーション
<知識科学研究科の特異性>
・設立の目的
文系理系にとらわれない新たな学問領域の創造
知識社会のパイオニア
・構成員
様々な分野の教授陣
様々な専門性を持った学生
多くの社会人経験者
「研究機関」であると同時に「教育機関」でもある
背景と動機(2)

知識科学研究科における教育をテーマに
して、何かできないか?
「教育」のおかれている状況や「知識社会」 との
関係を把握する必要がある
背景と動機(3)
知識社会における教育の重要性

米国バイオ・ITベンチャーでの資本の論理
教育現場における機能不全
シンガポールの国家施策

<資本主義社会から知識社会への移行>

教育現場での「教育力」低下
日本における知識社会への教育の備え
行政レベルと現場レベルでの認識のズレ
競争原理が働いていない
情報化教育への対応の遅れ

背景と動機(4)

教育力の改善に対する各国の取り組み
例:米国での教育改革の取り組み


バウチャ―(教育券)制度・・・低レベルの公立校からレベル
の高い私立校へ転校の奨励
チャータースクール・・・税金を使った民営の学校
学区を越えた入学の許可
貫かれている理念とは?
教育をサービスととらえ、
教育現場への競争原理を導入する
目的
(従来)教育は聖域である

「教育力の改善」を「教育サービスの改善」
(本来)医療はサービスである
ととらえ、システムとして支援する
教育はサービスである
日本型教育システムへのひとつの提言

教育現場に適切な競争原理を導入する
教育現場における
ただし制度的な制約があり米国のような直接的な関与
教育サービスの「評価」に競争原理を導入する
は不可能!
アプローチ
市場原理の導入「バーチャルな株式市場」

株式銘柄は?
教官や事務職員などの「人」
講座・施設などの「モノ」
価格メカニズムを活用すると、これまでにないメリットが・・・
株式銘柄は現存するものに限定する必要がない
現存しない「人」「モノ」を銘柄とすることも可能

人々の「希望」を銘柄にし、価格による意見の表出も可能
価値観を共有するコミュニティーの創出
バーチャルな株式市場は評価の
システムとして実現可能なのか?

参加者間の「共通理解」と「心理的共振」が必要!

バーチャル市場が「場」として機能することが必要
意識・無意識のうちに相互観察をし、
コミュニケーションを行い、
相互に働きかけあい、
共通の体験をする。
このような状況の枠組みを
「知識」が醸成される「場」という。
(伊丹敬之)
「場」としての成立要件

「場」の基本要素
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アジェンダ
解釈コード
情報のキャリアー
連帯欲求
→教育サービス
:何に関する情報か?
→教育サービスの評価
:情報をどう解釈すべきか?
→価格・掲示板
:情報を伝えている媒体は何か?
→共通の価値観・ゲーム性
:共通理解と心理的共振
コンセプト
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逆評価型・投資エンターテイメントJAISDAQ

逆評価 :教育環境の逆評価システム

投資

:市場原理、価格メカニズム
エンターテイメント:株式投資の学習、連帯欲求
新たなコミュニティー創出
2.1 設計思想(1)
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

すぐれた教育現場の実現
教育環境の逆評価システム
市場原理,株式投資の学習
新たなコミュニティーの創出
ビジネスとしての可能性
2.1 設計思想(2)
ユーザからの要求
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
個人口座(資産)の管理が容易である
市場情報(市況)を効率的に入手できる
リアルタイムに変動する株価を確認できる
使いやすいインターフェイスである
ユーザ間のコミュニケーションができる
メインページ
参加登録
株式取引
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銘柄一覧
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ランキング
Q&A
JAISDAQの流れ
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市況と自分の価値観を比較し銘柄を評価
市場への参加
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評価の相対比較
株式取引
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教育環境の逆評価
資産増減
他者の評価の株価への反映
他者の逆評価
市況情報の再入手
自己と他者の評価の比較
共通理解
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JAISDAQの流れ
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資産増減
市況情報の再入手
考察(1):よくある質問・意見
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携帯電話からも取引できるといいのでは?
株の練習に使いたいので、使いやすいことを願う
「遊びの世界」へ引き込む仕掛けが重要
配当金は教官による大判振る舞い?
調査レポートがあるといいのでは?
考察(2):既存のバーチャル市場との比較
株式市場
人気投票
JAISDAQ
参加者
資本家
趣味人
教育現場参加者
対象
法人
有名人・映画
教育サービス
価格
資産時価
人気の指標
評価・希望の指標
参加動機 ・配当
・評価への参加
・Capital gain ・金銭商品券
発生する
コミュニティー
の目的
利益の追求
利益の追求
趣味の追求
・現実への
フィードバック
教育サービス改善
知識創造
まとめ
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JAISDAQ[逆評価型・投資エンターテイメント]
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

「株価」という新たな「評価の指標」 を教育現場にを導入
した。
銘柄は、JAISTに関係する「ヒト」「モノ」とした。
教育現場での「評価」に「競争原理」を導入した。
自己の評価と他者の評価を連続的に比較し、評価に対
する「共通理解」や「心理的共振」が生まれる。
各銘柄に「掲示板」を付随し、価値観を共有するコミュニ
ティーを支援した。
今後の課題

本質的な問題

運用上解決すべき問題
価格メカニズムがうまく機能するか?
市場参加者が少ない

悪意を持った市場参加者は、システムでは排除できるか?
「IR」活動などを活用しても排除不可能!
「IR」とは、「投資家向け広報」
人為的関与が必要!
管理者支援環境の整備!

以上