第十回~ 空間情報処理の役割

空間情報処理特論
~第十回~
空間情報処理の役割
空間情報処理の意味・役割
 四次元情報処理としての空間情報処理



と
情報の取得,保存,処理(認識,検索,etc.)
主義 vs
主義
 新しいモダリティによる空間情報処理


,
コンピュータの役割の変化
 AI
(
(
)からIA
)へ
空間情報処理の意味・役割
質問
大容量情報
交換路(VR)
解答
両者が効果的に結合
した情報処理ユニット
従来の情報処理(AI)
新しいモダリティによる情報処理(IA)
空間情報処理の意味・役割
 新しいモダリティによる空間情報処理



コンピュータとの間に
人間の知能にコンピュータの演算能力を加える事によりさらに大き
な情報処理能力を実現
新しい知識



新しい行動様式

2つのバーチャル世界
 構成された世界
 現実空間のモデル
 現実の空間だか直接認識できない空間


教育,訓練や設計


遠方,危険,など感覚器の限界の世界(テレイグジスタンス)
フライトシミュレータ,バーチャルプロトタイピング
超現実空間のモデル
 現実ではない架空の空間
実体としての
を持たない情報の取り扱い
 相対性理論の世界
完全に
空間を利用
 数学(ベクトル場など)の世界
思考の外化

アミューズメントやアート
 伝達された世界
 現実空間のバーチャル化
 ロボットの遠隔制御(リアルタイムテレイグジスタンス)
新しい知識(思考の外化)
どんな「空間」を作り出すか? ①
 ゲノムデータの可視化・分析空間






遺伝子の機能解析
多数(約10万)の多機能遺伝子が相互作用
情報選別(クラスタリング)後に色による可視化
重要なデータを見落とす可能性が大
色による可視化では情報提示量が不十分で直感的理解が
出来ない
選別せずに三次元データとして没入空間に表示,可視化後
にデータ分析・選別する
ゲノムデータの分析空間
CABIN(東大)による遺伝子選択の作業空間
新しい知識(思考の外化)
どんな「空間」を作り出すか? ②
 ソフトウェアの可視化システム




東京電力(1990)
電力の配電のコンピュータ
による自動化(分散処理シ
ステム)
コンピュータ,特にソフトウェ
ア動作の検証の必要性
三次元空間へのソフトウェ
ア動作(分散処理ソフトの
ネットワーク上での動作)の
可視化
新しい知識(思考の外化)
どんな「空間」を作り出すか? ③
 プログラミング言語の歴史
新しい行動様式
もう一つのバーチャル(?)な世界
 コンピュータによる人工的な空間
 現実空間をバーチャルな情報空間へ転換




空間の
「
「
化とコンピュータの
」への対応(例:モバイル,携帯電話)
」よりも「
」への対応が不可欠
を前提とした
化
型システムへ
超分散型システムのメタファ?
Holonic System
 生物の情報処理系




人体の細胞数,約60兆
細胞それぞれがDNAを中心とした
的情
報処理機構をもつが,それらが結合されると,
という有機的な構造を構成する
「個々の細胞が
を持ちつつ,
全体の
には従う」
という矛盾した機能を調和的に実現
Holonic System

超分散型空間の利用術
 「時計を持ち,GPSを持ち,携帯電話を持つ」
 個々の高い
 「
,時空間の
」ある行動様式が可能
の向上
の消滅


あらかじめ
を準備,起こりえる事態へ対応
な空間利用





その場その場の状況に応じた
なシステム設計・構築
システムの
≒形態生成における「
」
ハードウェアとソフトウェア,バーチャルとリアルの一体化
超分散型処理系の特長
 リアルタイムの
より
 情報の流れが


情報を持つ
の知識の方が大きい
主導に流れる
ウェアラブルコンピュータアプリケーション
 現在

から
(場所に応じた情報の閲覧)
への情報の流れ
 未来

の情報を
側へ,という情報の流れ
超分散型システムが実現したら
 RFIDなどによりユビキタス情報処理空間が
実現したら,
ような
レベル,
でのコントロールが可能になるだろう。
 大量の
間情報処理技術の実現
を前提とした空