分科会 「教会探し」と「デピュテーション」 第2回 DNJフォーラム 2006年2月25日 国際福音キリスト教会 アガペーチャペル 小澤 寿輔 本プレゼンの目的 目的 • ①教会探しと、②宣教師デピュテーションにおいて、 DNJをどのように有効活用するかをディスカッション するための話題提供 • 事例紹介 2 ①教会探し 現状 • 海外で救いに導かれた兄弟姉妹が日本に帰国するとき、集う教会が見 つからない、見つかっても肌に合わないという問題にぶつかり、信仰生活 から離れてしまう • JCFNが1990年代からその問題に気づき、主にアメリカ合衆国からの 帰国者フォローアップを使命としている 主な問題点 1.情報の不足・分散 • 情報の集積と共有の場所が必要 2.先回りのコンタクト(紹介・連絡)の不足 • 帰国者は情報をもとに自発的に行動できる人ばかりではない • 海外の邦人教会の牧師が自分の属する教団・教派の教会に紹介 • 人と人のネットワークがあったとしても、限られた細いチャンネル 3.受け入れ側のフォローアップ(ケア)の不足 • 教会の受け皿が整っていない場合、帰国者のフォローができない 4.送る側と送られる側の連携の不足 • 送り出す側の責任と受け入れ側の重荷が必要 3 ①教会探し DNJを用いてどのような対応ができるか(例) 1.情報の不足・分散に対して • 情報の集積と共有の場所を確保(DNJ) 2.先回りのコンタクト(紹介・連絡)の不足に対して • 情報の提供のみにとどまらず、紹介ネットワークを厚くする • 教団・教派を超えた網羅的ネットワークの構築 • 人と人、団体と人、地域間の超教派連携の充実化 3.受け入れ側のフォローアップ(ケア)の不足に対して • 教会の受け皿を整える • 日本の教会が海外邦人宣教活動と帰国者のことをもっと深く知る • 当該帰国者の性質や属性、ニーズをよく知り、最も適した対応をする 4.送る側と送られる側の連携の不足に対して • その羊がどうなったのか誰も把握していないという状況を避ける 4 ②デピュテーション デピュテーションの目的 • 宣教師とその働きへの霊的側面(祈り)および物理的側面 (経済・物資)の支援者を募る • 宣教師は、支援している教会・団体への宣教報告 • 送り出している側が宣教師の働きを通して恵みにあずかると 同時に宣教師の必要を知る 現状 • 多くの場合、その宣教師を送り出している教会、教団、教派、 で行っている 5 ②デピュテーション 他教会にも拡大した場合に考えられるメリット • 宣教師側では、支援者が増える可能性がある • 教会側は、自分たちが関わっていなかった海外での神様の 御業を知ることができる(恵の分かち会い) • 二次的なメリットは、その働きに対して重荷を持つことで、自 分たちの教会で宣教師を派遣していなくても、宣教活動への 喜びを持てるようになり、海外からの帰国者を自分たちの群 れに迎え入れようという価値観になれる • 帰国者をどのように日本の教会に定着させるかという側面に も影響しうる 6 ②デピュテーション 内村伸之・まり子宣教師(ミラノ)の場合 (2005年6-7月) • • • • • • • • • • • インマヌエル総合伝道団 インマヌエル中目黒教会 シオンの群中野教会、小平教会、昭島森の上教会(3箇所) シャローム教会 ホープチャーチ(船橋) 国際福音キリスト教会アガペーチャペル、中央チャペル 上板橋教会 大韓イエス教東京福音教会 日本イエス・キリスト教団 荻窪栄光教会 日本キリスト教団 富士見が丘教会 日本同盟基督教団 土浦めぐみ教会 日本福音キリスト教会連合 武蔵台キリスト教会、中野島教会、 立川駅前教会、永福南キリスト教会 • 日本福音キリスト教会連合・キリスト教 朝顔教会 • JTJ宣教神学校 合計14箇所 7 まとめ 「教会探し」と「デピュテ-ション」に必要なこと(例) • 地域内の超教派連携や地域間の超教派連携をベースに幅 広く層の厚いスコープ(構想、方針)とフレームワーク(対応 方法、受け皿)で取り組まれること • 受け皿も個別フォローアップも縦横連携して推進されること • 既往グループの縦横連携協力により推進する上で、超教派 ミニストリーのコミュニケーション・インフラであるDNJが有効 活用されること 8
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