ヒューマンインタフェース 講義 (第2回) 電子情報工学科 伊藤 明 (内容) •ヒューマンインタフェースの三種類の側面 •ヒューマンインタフェースの三種類の視点 •コンピュータの発達 •インタフェースの設計の指針 ヒューマンインタフェースの三種類の側面 1. 感覚の側面 人間の感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚) ⇒ 感覚における使い易さ 2. 言語の側面 プログラミング言語 (例 print) 3. 意味モデルの側面 ユーザが対象に対して描くイメージ ヒューマンインタフェースの三種類の視点 1. ハードウエアの視点 2. ソフトウエアの視点 3. 心理学の視点 – 例:感性工学(人間の感情を理解。比喩表現な ど) コンピュータの発達 • 初期: 大型計算機。科学計算用。研究者など。 • 中期: トランジスタ開発による小型化。 • 後期: 集積回路化による超小型、高性能化。 高速化、大容量化、低消費電力化 ⇒扱う量の“桁違い”の発展 (過去) (現在) (将来) 壊れない ⇒ 疲れない ⇒ 使いたくなる 数十人で一台 ⇒ 1人一台 ⇒ 1人で複数台 東洋と西洋「数」を表す単位」の比較 (その1) 東洋の単位 (単位の名前と意味) 数 不可思議(フカシギ):考えても奥底を知り得な いこと 1E64 垓(ガイ):土 1E20 1E18 京(ケイ):都という意味から大きいこと 兆(チョウ):数が多い エクサ(E) :ギリシャ語の数詞で6 1E16 1E15 ペタ (P) :ギリシャ語の数詞で5 1E12 テラ (T) :怪物 1E9 億(オク):数が多い 西洋の単位 (単位の名前と意味) ギガ (G) :巨人 メガ (M) :大量 1E8 1E6 万(マン):数が多い 1E4 千(セン):これだけで十分 1E3 キロ(k):ギリシャ語の数詞キリオイ 東洋と西洋「数」を表す単位」の比較 (その2) 東洋の単位 (単位の名前と意味) 数 西洋の単位 (単位の名前と意 味) 毛(モウ):きわめて細く小さいもの 1E-3 ミリ(m) :ラテン語のミリア 微(ビ):かすかなもの 1E-6 マイクロ(m) :少量 塵(ジン):鹿の群が走って土埃があがるさ ま 1E-9 ナノ(n) :こびと 漠(バク):広々して果てしないさま 1E-12 ピコ(p) :きつつき (シュユ):少しの間 1E-15 フェムト(f) :ケルト語の15 刹那(セツナ):きわめて短時間 1E-18 アト(a) :ケルト語の18 清浄(セイジョウ):滑らかで汚れのないこと 1E-21 インタフェースの設計の指針 • シュナイダーマンの8項目 1. 一貫性を持たせること 2. 頻繁に使う利用者のための近道を 用意すること 3. 利用者へフィードバックを与えること 4. 利用者に達成感を与えること シュナイダーマンの8項目(続き) 5. 利用者によるエラー検出とエラー回 復が容易であること 6. 逆操作が可能であること 7. 利用者が主体的に制御できること 8. 利用者への短期記憶をへの負担を 軽くすること 宿題(レポート) • 身の回りの物を一つ取り上げ,シュナイ ダーマンのインタフェースの設計の指針に 従って考察し,レポート(800字以上)として 提出しなさい. • 締め切り: 10/20(月)朝8:50 • 提出場所: 電子情報4階 レポート提出箱 (伊藤 明)
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