センサネットワークの 研究について 031200595 高橋 孝輔 1 センサネットワーク 複数のセンサ付無線端末を空間に散 在させ、それらが協調して環境や物 理的状況を採取することを可能とす る無線ネットワーク -センサの種類は多岐に渡る 温度、湿度、速度、圧力、ICタグ、指紋、ガス、炎、 放射線など -応用分野も幅広い 業務、施設管理、環境、医療・福祉、交通、安全 など 2 事例(その1) 愛・地球博「万博アメダス」 万博会場の20カ所に気象情報の測定装置を設置し、会場の 環境を常時モニタリング。 測定装置には無線センサ端末が装備されており、自律的に ネットワークを構築・観測データの中継をしながら、サーバに 送信し、インターネット上でリアルタイムで公開された。 3 事例(その2) 松下電器産業「子ども見守りシステム実証実験」 -総務省の「ユビキタスセンサーネットワーク技術に関する研 究開発」の一環として、2007年2月20日より約1ヶ月、青森県 弘前市立大成小学校において実証実験。 -無線多段中継ネットワーク(複数の中継器を経由するネット ワーク)による画像伝送機能を持つ「見守りセンサーノード(マ ルチセンシング機能を有した無線通信端末)」3台とネット ワークカメラ3台を学校の正門などに設置、同小学校に通う3 年生と5年生の生徒112名のランドセルに電子タグを取り付 け、登下校時の画像・時刻を保護者の携帯電話・パソコンに 配信。 -112名の登下校通過履歴を100%検知 -降雪・アンテナ着雪により伝送能力が低下 4 今後の課題 センサ端末の高度化 -ネットワーク実現に必要なセンシング技術 -自立的なネットワークを構築するアドホックネットワーク技術 -端末の小型化、省電力化、低価格化 標準化 あらゆるところに設置されたセンサからの情報やデータを利 用できるようにすることが望まれる プライバシー保護/セキュリティ プライバシーに配慮した取り組みとシステムの認知 5 過酷な環境下での利用 専用ハードウェアの制作 電力管理手法の開発 安全に利用できるネットワークプロトコルの開発 6 自分の考えた利用方法 積雪量の検知 -雪が積もって危険な場所の判別が容易 -除雪作業の効率化 -スキー場の積雪の状態の把握 7 参考文献 参考資料 過酷な自然環境下で安全に動作するセンサネットワークの研究 澤本研究室 参考URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%8D% E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF センサネットワーク wikipedia http://www.venture.nict.go.jp/trend/sensor/index.html 情報通信ビジネスのトレンド センサネットワーク 独立行政法人 情報通信研究機構 http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070606-1/jn070606-1.html 「子ども見守りシステム」実証実験の結果について パナソニック株式会社 8
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