平成15年度アジア太平洋提携プロジェクト(バングラデシュ)派遣報告

平成15年度アジア太平洋提携プロ
ジェクト(バングラデシュ)派遣報告
東京連盟目黒第10団/港第3団
ローバー隊 小川 修平
バングラデシュという国
• 面積→ 14万4千平方km
=北海道の約2倍
• 人口→ 1億2,925万人、
人口増加率:1.48%
• 宗教→ イスラム教徒88.1%、
ヒンズー教徒10.5%、仏教徒0.6%、
キリスト教徒0.3%
• 言語→ ベンガル語(国語)
成人識字率:48.7%
• 地理→ ガンジス川、メグナ川、
ブラマプトラ川の三大河川の
デルタ地帯・・・洪水多発
バングラデシュという国②
生活環境
• 不衛生
• 医療施設不足
• 少ない現金収入
→乳幼児・妊産婦死亡率
高い。
バングラデシュという国③
自然環境
• 世界遺産のシュンドル
ボン(マングローブ林)
がある。
• 森林伐採
• 水質汚濁
→生態系の変化、野性生
物(ベンガルタイガーな
ど)の減少
バングラデシュという国④
産業基盤
• 最大の産業は農業
→天候の影響を受けやす
く、供給量は不安定
• 一番多く生産されてい
るのは米
• 農民の7割は土地なし
事業名・派遣期間・派遣先
〈事業名〉
平成15年度アジア太平洋提携プロジェクト(バ
ングラデシュ)派遣
〈派遣期間〉
平成16年2月20日~3月6日(16日間)
〈派遣先〉
バングラデシュ人民共和国・タイ王国
派遣目的・派遣団理念
〈目的〉
両国スカウトの協力によるPHC(保健衛生)と
NC(自然保護)に関する知識の普及と態度改
善
〈理念〉
Let’s change attitude to take action together (with our
knowledge).
Show up our behavior.
派遣経緯
第2回アジア・太平洋地域
環境セミナー(‘92)
事前調査(‘95)
第2次五ヵ年計画(‘03~’07)
マラケシュ
国際シンポジウム(‘94)
第1次5ヵ年計画(‘97~’02)
バングラデシュ派遣実施地1997~2003
第2回派遣
シラジュゴンジ
Sirajganj
第1回派遣
ジョソール
Jessore
第4回・6回・7回
派遣
バルグナ
Barguna
第3回派遣
マイメンシン
Mymensingh
第5回派遣
ノアカリ
Noakhali
派遣団員
・新堀春輔(京都連盟京都
第59団・渉外)
・八木隼人(京都連盟京都第84
団・生活委員)
・石原寛之(兵庫連盟姫路第3
団・サブクルーリーダー)
・渡部顕人(愛媛連盟温泉第1
団・生活委員)
・岡井将洋(熊本連盟
熊本第19団・記録・
体調不良の為派遣
には不参加)
・坂梨大輔(熊本連盟
熊本第19団・クルー
リーダー)
・郷家智道(日本連盟評議員・派遣
団長)
・今野晴任(福島連盟福島第2団・
プログラムリーダー)
・檀上善夫(日本連盟国際委員/愛
知連盟半田第1団・アドバイザー)
・矢野岳秀(愛知連盟江南
第4団・会計委員長)
・石黒敬史(愛知連盟師
勝第1団・プログラムリーダー)
・坂部友隆(愛知連盟豊田第39
団・記録)
・市川勝美(愛知連盟西尾第6団・
・清水康伸(山梨連盟甲府第3
団・生活委員)
・並木惟央(東京連盟杉並第4
団・生活委員)
・小川修平(東京連盟港第3
団・ツアーコンダクター)
・中野隆介(東京連盟目黒第1
団・生活委員)
結団式
出発風景
タイ(ドン・ムアン空港にて)
飛行機(バンコク~ダッカ)
ダッカに到着
バングラデシュ連盟でのミーティング
ICDDR-B
ICDDR-B②
移動風景(ダッカ~プロジェクト地)
プロジェクト地に到着
村人と
実施プログラム概要
PHC(保健衛生)
調査
啓蒙 ORT
Breast Feeding
Balanced Diet,
Kitchen Garden
衛生,井戸
実演 ORT,
衛生
離乳食
日本文化
NC(自然環境保護)
模索 今後実施する
環境保護活動
学習 環境問題
生物多様性
食物連鎖
啓蒙 民謡
NCラリー
日本派遣団ミーティング
PHC(保健衛生)

モデルビレッジであ
るショトボギ村の200
家庭を日本スカウト
1名、バングラスカウ
ト3~4名のグルー
プで訪問し、
PHC(保健衛生)に
関する調査・啓蒙・
実演を行った。
調査・啓蒙
実演①
実演②
PHC評価・反省



一つの村(200家庭)に、全ての日本人ローバー
を投入することができた為、密度の濃い調査が
実施できた。
調査に時間を取られ、啓蒙があまりできなかっ
たメンバーがいた。
啓蒙、つまり知識を与えるだけでなく、人々に実
践してもらえるように、実演形式のプログラムは
今後も継続すべき。
ローバーナイト
NC(自然保護)

今年度は、現地ローバーとのミーティングを通して、
現在バングラで行われているNCプログラムの理解
や、将来両国ローバーが行えるプログラムの模索を
目指した。

バングラ連盟はNCプログラムとして、苗木の配布、
竹の養殖、自然保護をテーマにした民謡などのプロ
グラムを準備していた。
バングラの自然
ミーティング・苗木の配布
NCラリー・民謡
NC評価・反省
NCにかける時間・労力が少なかった。
 中身の濃いプログラムが実施できなかった。
 バングラデシュ連盟が準備したプログラムについて
事前に把握していれば、協力できることがあった。
 バングラデシュの自然環境・環境問題に対する認識
が不十分であった。これに関しては学習が必要だと
思われる。

生活風景①
生活風景②
来たときよりも美しく
評価会議
UNICEF
日本大使館にて
成田到着
今後の課題・展望
• 報告活動(報告書作成・報告会への参加)
• 広報・宣伝活動(次回派遣員の獲得を視野に
入れたプレゼンやムービーの作成)
• 次回派遣に向けた戦略構想・調査結果集計
• バングラデシュローバーとの議論の継続
• BAG (Bangladesh Activity Group )の活
動資金調達活動
Special thanks
ソニーマーケティング株式会社
 財団法人ユネスコ・アジア文化センター
(ACCU)
 ユニセフハウス(財団法人日本ユニセフ協会)
 立源寺(東京連盟目黒第15団)
 財団法人ボーイスカウト日本連盟事務局国際
グループの方々
 バングラデシュ連盟、バングラデシュローバー
 BAGの先輩方
 派遣員のみんな

完