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イスラエル・ヨルダン
旅行準備会
第一回
2015年2月21日
イスラエルは神の約束の地
ロトがアブラムと別れて後、主はアブラムに仰せられた。「さあ、
目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見渡しなさい。
わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたと
あなたの子孫とに与えよう。わたしは、あなたの子孫を地のちり
のようにならせる。もし人が地のちりを数えることができれば、
あなたの子孫をも数えることができよう。立って、その地を縦と
横に歩き回りなさい。わたしがあなたに、その地を与えるのだか
ら。」 (創世記13:14-17)
目的:
① 約束の地への旅をする。
② 約束の地を見渡し、そして歩き回る。
イスラエルの地の区分
約束の地に入る時のモーセの最後の言葉:
私たちの神、主は、ホレブで私たちに告げて仰せられた。「あな
たがたはこの山に長くとどまっていた。向きを変えて、出発せよ。
そしてエモリ人の山地に行き、その近隣のすべての地、アラバ、
山地、低地、ネゲブ、海辺、カナン人の地、レバノン、さらにあの
大河ユ一フラテス川にまで行け。見よ。わたしはその地をあな
たがたの手に渡している。行け。その地を所有せよ。これは、主
があなたがたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓って、彼ら
とその後の子孫に与えると言われた地である。」(申命記1:68)
購入したほうがいい書籍
 バイブルワールド
地図でめぐる聖書
• 地図だけでなく、そこにある説明も熟読してください。
購入したほうがいい書籍

『フルカラー イエス時代の日
常生活』
著者:ミリアム・ファインバーグ・
ヴァモシュ

新約時代の背景知識
購入したほうがいい書籍
新聖書ハンドブック
ヘンリー・H・ハーレイ著

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考古学の発見が豊富
山地(Hill Country)
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聖書の主な舞台
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1.
2.
3.
4.
5.
ガリラヤ、サマリヤ、ユダヤなど
レバノン山脈の一部
イズレエル平原とネゲブの一部で途切れている。
主に石灰岩(白い建造物)
上ガリラヤ
下ガリラヤ
エフライムの山地(サマリヤ)
ユダの山地(エルサレム、ベツレヘム、ヘブロン)
ユダの荒野
山地(Hill Country)
海辺(Coastal Plain)
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1.
港と地中海貿易(ツロ、カイザリヤ、ヨッパ)
ペリシテ人(ガザなど)
カルメル山によって途切れている
土は主に砂
アシュル平原
カルメル山
2.
シャロン平原
(今は柑橘類で有名)
ヤルコン川(ヨッパの少し北)
3.
ペリシテ平原
低地(シェフェラ Shephelah)
ユダ山地とペリシテ平原の間
 山地から沿岸への渓谷で分かれる

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外敵との戦い
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アヤロン、ソレク、エラ、ツァファテ、ラキシュ
ヨシュアの「日よ、月よ、とどまれ」
ゴリヤテとの戦い
アッシリヤとバビロンの南進経路
泥灰岩(チョークの原料)
アラバ(Arabah)

1.
シリヤ-アフリカ地溝「エル・ゴール(el Ghor)」によ
る、世界一低い陸地
フーラ渓谷
ダン、ピリポ・カイザリヤ、ハツォル
2.
ガリラヤ湖(キネレテ)
ゼブルン、ナフタリ、主イエスの宣教
3.
4.
5.
6.
ヨルダン渓谷(スコテ、エリコ)3‐4月は「ヨルダンの密林」
死海(クムラン、エン・ゲディ、マサダ)
現在のアラバ
エラテ(紅海)
ネゲブ(「乾いた」という意味)

ユダの山地以南の砂漠地帯
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現イスラエルの60%を占める
聖書時代は、ベエル・シェバの東西地域のみ

砂時計の形
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
ヘブロン川、ベエル・シェバ川、ベソル川、ゲラル川
水と土が豊か
アラバとペリシテの平地をつなぐ隊商路
雨量5‐8インチ(エイラットまで行くとほとんど0)
西ネゲブは平らな埃のある平原、東が山岳。
ネゲブ(「乾いた」という意味)
イスラエル人の定住した地域。その後、ナバテア人
とローマ人が住む。
 マクテシュというクレーター
 シンの荒野、パランの荒野

バシャン(Bashan)

現在の「ゴラン高原」

マナセ半部族の相続地
東部山脈(エモリ人の高原)に位置する
 玄武岩

ギルアデ(「凸凹」という意味)
ヤムルク川(ガリラヤ湖の南に走る、イスラエル・ヨ
ルダンの国境)から、ヤボク川までの台地。
 豊かな土地、ガド人とルベン人が住む。木に覆われ、
薬用の乳香も産する(エレミヤ13:8‐10)。
 ネボ山

アモン
ヤボク川からアルノン川まで、「モアブの台地」とも
言われた。
 首都は「ラバテ・ラモン」今のヨルダンの首都「アンマ
ン」

モアブ

北境は上下に移動したが、アルノン渓谷からゼレデ
渓谷までの台地。死海の東に位置する。
エドム
ゼレデ渓谷からアカバ湾まで
 セラ「岩」という別名
 ボツラ(ペトラ)のあるところ

大路(Highway)

「その日、エジプトからアッシリヤへの大路ができ、
アッシリヤ人はエジプトに、エジプト人はアッシリヤ
に行き、エジプト人はアッシリヤ人とともに主に仕え
る。」(イザヤ書19:23)
イスラエルはエジプトとメソポタミアをつなぐ道にあり、
交易と共に文明の衝突する地域であった。
 大路あるいは幹線道路を知ることは、聖書の出来
事を知る上で大事。

•海沿いの道(ヴィア・マリ
ス)
•トランク道(分水界の道)
•王の道
二つの文明をつなぐ大路
海沿いの道(ヴィア・マリス)
しかし、苦しみのあった所に、やみがなくなる。先に
はゼブルンの地とナフタリの地は、はずかしめを受
けたが、後には海沿いの道、ヨルダン川のかなた、
異邦人のガリラヤは光栄を受けた。(イザヤ書9:1)
 ヨッパのところで内陸。メギド道からイズレエル平原
で横断。ガリラヤ湖を通りダマスコへ。
 メギドは、トランク道ともつながり、歴史を通じて激戦
地点。(エジプトとカナン人、ヨシヤとネコ、オスマントルコとアレンビー、

ハルマゲドン)
トランク道(The Trunk Route)

ユダヤ・サマリヤ山地を通る道

「こうしてラケルは死んだ。彼女はエフラテ、今日のベツレ
ヘムへの道に葬られた。(創世35:19)」
王の道
おそらくは創世記14章の、ロトの家を奪った王たち
の道が由来。
 「あなたの国を通らせてください。私たちは畑にもぶ
どう畑にも曲がってはいることをせず、井戸の水も
飲みません。あなたの領土を通過するまで、私たち
は王の道を通ります。」(民数記21:22)
 紅海とダマスコを結ぶ重要な国際幹線道路。

考古学の知識

聖書は歴史書である。考古学者は聖書を片手に
持って発掘を続けている。
テル(遺丘)
テル(遺丘)
一つの国が他の国を倒し、その町を破壊し、その瓦
礫と共に地ならしする。
 地層のようになり、深く掘れば掘るほど、古い時代を
見ることができる。

土器による時代区分
新石器時代 6000-4300B.C.
 銅石器時代 4300-3300B.C.
 旧青銅器時代 3300-2000B.C.
 中青銅器時代 2000-1550B.C.



族長時代(アブラハム、イサク、ヤコブ)
後青銅器時代 1550-1200B.C.

モーセ、ヨシュア、士師
土器による時代区分

鉄器時代Ⅰ時期 1200-1000B.C.


鉄器時代Ⅱ時期 1000-586B.C.


南北王朝(イスラエルとユダ)
鉄器時代Ⅲ時期 586-300B.C.


士師後期、統一国家(ダビデ、ソロモン)
ペルシヤ(バビロン捕囚と帰還)
ヘレニズム時代 300-50B.C.

中間期(旧約と新約時代の間)
旅程(概要、変更あり)

2月16日 ベングリオン空港到着、ベエル・シェバの
ホテルへ
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2月17日 ベエル・シェバ → 国境越え
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
ベエル・シェバ泊
ベエル・シェバの遺跡、荒野の幕屋、紅海
エイラット泊、あるいはアラバ(ヨルダン側)泊
2月18日 ペトラ
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一日ペトラ
ペトラ泊
旅程
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2月19日 ペトラ → 死海
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2月20日 死海 → ガリラヤ湖
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ネボ山、ベタニヤ、死海遊泳
死海泊
ペヌエル、シェイクフセイン国境からイスラエルへ、アルベ
ル山など
ガリラヤ湖畔泊
2月21日 ガリラヤ湖周辺
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ガリラヤ湖遊覧、ベツサイダ、カペナウム、山上の垂訓、
コラジン、タブハ(ペテロの召命)、イエスの舟博物館
ガリラヤ湖畔泊
旅程
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2月22日 ガリラヤ湖 → エルサレム
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2月23日 エルサレム旧市街(キリスト教関係)
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ナザレ、メギド、カルメル山、カイザリヤなど
エルサレム泊
オリーブ山、ゲッセマネの園、ベテスダの池、エッケ・ホモ、
ヴィア・ドロローサ、聖墳墓教会、屋上の間、園の墓
2月24日 エルサレム旧市街(ユダヤ関係)

嘆きの壁、西壁トンネル、神殿の丘、南壁考古学公園、ダ
ビデの町など
旅程
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2月25日 ベツレヘム郊外 & エルサレム新市街
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
ベツレヘム、イスラエル博物館、ヤド・バシェム、園の墓
ベングリオン空港から夜出発
2月26日 日本到着
これからの旅行準備
8月頃までに旅行の申込み完了(その後も受け付け
るけれども、飛行機代がもっとかかる可能性が出て
きます。)
 40日頃前までに入金
 大韓航空は基本的に、成田空港発着(地方空港も
可能、しかし旅費上がる可能性あり)
 人数が多ければ、それだけ旅行費が安くなります
(15名から20名になるだけで2-3万円減ります)。
他の人たちをお誘いしましょう。

宿題
聖書地図を熟読
 旅行記を熟読
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現代までのイスラエル史
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
イスラエルの部分
2010年と2008年
「シオンの架け橋」あるいは「ミルトス」に掲載
次回はおそらく「イスラエルとエルサレムの全史」を
行ないます。