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2,歩く街=歩かざるを得ない街
=敷居の高い街?
しかしこの状況は逆に公共交通がこの観光
のニーズに応えられていないからといえる
のではないだろうか?
例えばみなとみらい線を見ると
各線の線内利用の比率
57.10%
30.80%
比率
19.30%
み
な
と
み
ら
い
線
埼
玉
高
速
相
鉄
4.00%
東
急
60.00%
50.00%
40.00%
30.00%
20.00%
10.00%
0.00%
線内だけの利用が僅か4%と非常に少なく
「横浜に来るのには利用するが横浜の中
の移動には使われない」状況が見て取れ
る
またバスを見ると・・・
事業者
神奈川中央交通
フジエクスプレス
横浜市交通局
系統
11
134
26
補助金額
75,520 千円
40,806 千円
14,112 千円
バスの利用が少なく都心部だけでも3系統
1.3億円(市内全体では18系統5.4億円)も
の補助を出して路線を維持している状況
観光を見ると・・・
食事買物
移動 店員対応
案内表示
総合
景観
観光施設
宿泊
85.7
89.8
86.3
76.0
79.2
74.8
81.0
日帰り
83.6
87.6
82.2
74.6
77.2
74.3
80.2
全体
84.2
88.2
83.3
74.9
77.8
74.4
80.3
観光客へのアンケートでは交通関連に当る移動
の評価が全評価項目でも下から2番目と言う状
況にある。
また今年6月に行われたLRTフォーラムにおいて
パネラーから「横浜は各地区は歩くには距離が
あって子供と一緒に行こうとすると子供が車でと
ねだって大変だ 」と言った指摘
また観光客を分類すると・・・
内容
総数
宿泊客
日帰り客
全体
42,532,170人
中心市街地
客単価
17734170人 -
5,134,032人
3058093人
33395円
37,398,138
14,676,077人
7805円
• 歩ける範囲に観光客が集中することで人
数が多くても宿泊客が少なく滞在時間が短
く付加価値の低い状況にある
まとめると今の横浜は
歩き回れる観光地と言うすばらしい側面があるが裏を返す
と・・・
・歩きが苦手な子供連れ等には厳しく
・歩いていける範囲外へ目が向きづらい
↓
敷居が高い観光地なのでは無いだろうか?