プログラミング序説 ー 導入編 ー 1 コンピュータの思考、人間の思考 コンピュータ アルゴリズム 人間 ヒューリスティクス 明確に分けて、順序立てて、 経験、思いつき、ひらめき、 論理的に考える カンで考える システム的思考 渾然一体の思考 物事を要素に分割して、 要素間の関連を考える 物事をあまり整理せずに 考える 2 人間の思考 (足し算 4 + 3) どのような手順で処理しますか? 3 コンピュータの思考 (足し算 4 + 3) 機械語レベルの処理 4 を、「足される数」の箱に入れる 3 を、「足す数」の箱に入れる +の演算器が、 「足される数」の箱と 「足す数」の箱からそれぞれ、数値を読み出す +の演算器が、2つの数値を足し算する +の演算器が、足し算した結果の 7 を、 「足される数」の箱に入れる 4 コンピュータの思考 (足し算 4 + 3) C言語による記述 int a, b, c; a = 4; b = 3; c = a + b; int c = 3 + 4; 5 コンピュータの思考方法の組み立て コンピュータは、あらかじめ与えられた アルゴリズムに従って思考する 人間が、アルゴリズムを考える 抽象的なアルゴリズムを、 フローチャートなどでデザインする それに基づいて、具体的なアルゴリズムを、 Cなどのプログラミング言語でコーディングする 6 フローチャートの基本的な記号 端子: ルーチンの入り口や出口を示す 処理: 処理機能を示す 判断: 条件に従って、出口を選ぶ 定義済み処理: サブルーチンを示す 結合子: 同じフローチャートのつながりを示す (紙面に書ききれず、分割するときなど) 7 コーラをコップに注ぐ (Ver.1) START コップを 取り出す コーラを 取り出す 少しずつ注ぐ 適量? No Yes END 8 コーラをコップに注ぐ (Ver.2) コップを取り出す START START コップを 取り出す 食器棚を開ける コーラを 取り出す コップを 取り出す 少しずつ注ぐ 食器棚を閉める 適量? No END Yes END 9 コーラをコップに注ぐ (Ver.2) コップを取り出す コーラを取り出す START START 食器棚を開ける 冷蔵庫を開ける コップを コーラを 取り出す 取り出す 食器棚を閉める 冷蔵庫を閉める END END START コップを 取り出す コーラを 取り出す 少しずつ注ぐ 適量? No Yes END 10 横断歩道を渡る処理 (不完全版) START 課題 信号の色を見る 1. 問題点を指摘する 青 赤 何色? 2. フローチャートを改善する 黄 安全確認する Yes 安全? 渡る No 待つ END 11
© Copyright 2024 ExpyDoc